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御前や貴様という言葉は昔と今では正反対のような意味ですが、なぜ、どのようにして意味が変わったのですか

A 回答 (6件)

なぜかは分かりません。

言葉は理由があって変わるわけではないからです。
どのような経過で、と言うことは用例を時代順に列挙すれば跡づけられると思います。

特に人間関係を表す敬語の場合は、人間の上下関係が安定している場合はそれほど揺れないと思いますが、現実には上下関係は目まぐるしく入れ替わるわけですから、御前や貴様も実態に合わせて意味内容は変わる可能性が高いのでしょう。下克上の戦国時代はまさにそのような時代だったのではないでしょうか。
安定政権であれば「首相」「防衛大臣」は敬意を込めた言葉でも、時世が変われば軽蔑の意味を込めた言葉となっても不思議はありません。
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変わった、その要因は日本人の日本語への語感、にあると思います。


"貴様"はたぶん文章用語としてあなた様、と云った心持で使われたのだと思います。それが言葉になると"きさま"となり、その語感が尊敬心を表せず、ある段階を経て次第に、罵りの言葉として使う方がこの言葉にぴったりであった、と云う事ではないでしょうか。また今は、あまり使われなくなってきているようで、いずれ死語となるかもしれません。
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敬意低減ではないでしょうか。


http://blog.goo.ne.jp/nishihara2480/e/92ece92d46 …

ていねいと思われていた言葉が、なれるに連れて普通になり、普通以下になっていく。
一方、ていねいすぎて変だと思われていた言葉が普通になっていきますね。
「拝見させていただきます」とか。
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「語意」の変遷は常に起き続けています。


 たとえば、「あなた」と言う言葉ですが、本来は方格や場所を表す指示代名詞でした。(「山のあなたの空遠く 幸ひ住むと人の言ふ……」)しかし、ある時期から主として「好ましい相手」を呼ぶ二人称代名詞にも使われ(貴女・貴方・貴男などの当て字を使う)ました。ところが現代、主として東京に住む人たちの間で、「あなた」と呼ばれることを「不愉快」だと思う人が増えてきていると言われます。名前で呼んで欲しい、と言うのですが、じゃあ名前が分からないときはどうするの?などと議論が起きることもあるようです。これなどは明らかに「語意」の変遷の例ですね。
 ご質問の「おまえ」「きさま」については、つぎのように書かれています。

[日本国語大辞典]より
 『語誌』
【二】の例(代名詞「おまえ」)
は、江戸前期までは、敬意の強い語として上位者に対して用いられたが、明和・安永(一七六四〜八一)頃には上位もしくは対等者に、さらに文化・文政(一八〇四〜三〇)頃になると、同等もしくは下位者に対して用いられるようになり今日に至った。ただし方言としては、今も上位もしくは対等者を呼ぶところが点在する。

『語誌』
「貴様」代名詞
(1)中世末から近世初期頃にかけて発生した当初は、もっぱら武家の書簡でかなりの敬意をもって用いられた。しかし、その後口頭語化して、一般庶民にも用いられるようになるに従って次第に敬意を失い、明和・安永期(一七六四〜八一)には、軽い敬意を保ったにすぎず、文化・文政期(一八〇四〜三〇)には完全に対等の者に対する語となった。
(2)天保期(一八三〇〜四四)に至ると、もっぱら目下の者に対して用いられるようになり、ののしりことばへと下落した。このように時代が下るに従って使用者層も下降の一途をたどり、近世末には上流社会では用いられなくなり、ぞんざいな語、もしくは目下に対する卑称の代名詞として用いられ現代に至っている。
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