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こんにちは。
私は避妊目的でピルを服用して1年以上になります。
毎日飲む時間は確実に定時にし、飲み忘れ等一切しないようにしているのですが、ふと疑問に思っていることが……

「低用量ピルは飲む時間の大幅なずれ・1日でも飲み忘れると効果がなくなる」というのは大前提の注意事項ですが本当~にそんなに大幅に効果が切れるものなのでしょうか?

もちろん私は今の自分の飲み方を変えるつもりはないですし、甘く見るつもりも一切ないのですが……上からものを言うようで申し訳ないのですがピルユーザーの人達の中にも結構ずさんというか雑な方って居ると思うのです(いやな言い方してすみません;)
流石に1日以上の飲み忘れは効果がなくなるのは当然ですが、何時間もずれたり他のお薬(特定の抗生物質じゃなくても) 飲む方もいらっしゃるだろうし、全員が全員きっちり几帳面に飲んでる訳ではないのかなと思って……

そしたらピルユーザーでも避妊失敗したって話はわんさか出るんじゃないかな~と気になったのですが(>_<)
もちろんピルを服用する目的の違いや、ピルを服用している人がそう多くはないっていうのは知ってるのですが、よければご意見お聞かせ頂けると勉強になります。
突拍子もない質問ですがよろしくお願いします!

A 回答 (4件)

53才、既婚男性です。


なぜ、ピルで避妊に失敗したと言う例が出てこないのかを考えてみると、一般的にピルを一番使っている女性は性風俗業に従事している女性だと言う事が言えるからでしょう。
そして、性風俗業に従事している女性の場合の多くは、別の避妊方法も併用している例が多いんです。
もちろん、生活が乱れていたりして、ピルの飲み忘れ等もあるし、アルコール、抗菌薬や他の薬剤により、ピルの効果が薄れて、妊娠したりしている女性もいます。
ただ、そういう女性は騒がないです。
運が悪かったと思うだけですし、従事している仕事の問題もありますから、公にはならないですよ。
一般職の人や、既婚者の場合は、あまり失敗する事は無いんだと思います。
元々、性交渉の頻度も少ないですから、避妊自体をしていなくても、妊娠の確率は少ないですからね。
また、ピルを使用している人も少ないでしょう。
性風俗従事者の女性の比率は、1~2%(直接の性交渉があると思われる業種)と言われています。
ピルの使用者数が3%前後としたら、60%位は性風俗業従事者の女性でしょう。
一般職の女性及び既婚者が残りの1%と言う事です。
100人に一人しか利用していなければ、そのうち避妊に失敗する人がいても、それほど耳に入る事も無いと思いますよ。
逆に、性風俗従事者の人の間では、失敗したと言う話はまま聞くと思います。
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回答の続きです。



こう説明されてくると、現実とは全く合致していないじゃないかと思いませんか!?
その理由は、ピル先進国の欧米が証明しています。

世界で最もピルで避妊している国はドイツです。
その次に、ピルで避妊している国はフランスです。

先ずは、両国の性の実態です。
イギリスのコンドームメーカーが隔年で世界の性の実態調査をしています。
その調査結果から、
ドイツ人は年間で104回のセックスをしていると回答しています。
対するフランス人は120回です。
(ちなみに日本人は45回。)

ドイツ人はセックスの度に避妊すると回答している人は70.1%で、その内ピルで52.6%(IUDを含むと57.9%)が避妊していると回答しています。
対する、フランス人は、81.8%ものカップルが避妊していると回答し、43.8%(IUDを含めると、何と65.7%)がピルで避妊していると回答しています。
(ちなみに日本は54.3%が避妊していると回答し、その内の40.7%がコンドームで避妊しています。)

一方、国連が世界の人口妊娠中絶者数を調査・報告しています。
その資料から、ドイツ人の年間における人工妊娠中絶者数は、女性1,000人当たり(各国の人口数が違うので比較は1,000人当たりでしています。)6.2人(20歳未満だと6.7人)ですが、フランス人は14.7人(15.3人)です。
ちなみに、2006年の調査では日本人は9.9人(8.7人)です。
日本における人口妊娠中絶者数は毎年減り続けており、昨年はついに20万人を切りました。
おそらく、女性1,000人当たりの比較では、世界で最も人口妊娠中絶者数の少ない国になっています。

セックスする度に81.8%ものカップルが避妊していて、その内ピルやIUDで65.7%もが避妊しているフランス人が、ドイツ人はおろか、コンドームでしか避妊していない日本より悪いのです。
これは明らかにピルの薬として性能からすると矛盾した結果です。

専門家は固く口を閉ざして?真実を公表しないように思えてなりませんが・・・??

ドイツ人の国民性は、世界でも稀にみるぐらい規律正しい気質をしています。
お医者さんからピルを処方されれば、忠実に注意事項を守り服用しているのだと思えます。

対する、フランス人の気質は、よく大らかと言われますが、悪く言えばルーズだということです。
フランスでピルがどの様にして処方されているのか判りませんが、避妊の状況と中絶者数の対比をみれば、決して忠実に注意事項を守って服用しているとは想像できないでしょう。

ちなみに、イギリスではピルをニキビ治療と称して未成年者でも無償で手に入れることが出来ます。
それにより、未成年者の人工妊娠中絶者数は女性1,000人当たり23.2人と驚くべき数字で、社会問題となっているのは公知の事実です。

要するに、ピルを服用すると女性は性に開放的になり、そして医者の注意事項をあまり守らない特性があると言えます。

>そしたらピルユーザーでも避妊失敗したって話はわんさか出るんじゃないかな~と気になったのですが(>_<)

日本ではピルが女性全体の3.5%(一時期は8%程度まで拡がりました。)程度しか拡がっていませんし、日本人も世界では珍しくドイツ人に匹敵するぐらい規律正しい国民性です。
それ故に、わんさか出るほどの事態にはなっていないのでしょう。
しかし、世界では明らかに、わんさか出ていると言えるほどの事実がフランスやイギリスでは起きているのです。

あくまでも個人的な意見ですが、それほど間違っているとは思っていません。
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この質問は、良い質問ですね!



いつか、誰かがしてくれることを期待していました。

>「低用量ピルは飲む時間の大幅なずれ・1日でも飲み忘れると効果がなくなる」というのは大前提の注意事項ですが本当~にそんなに大幅に効果が切れるものなのでしょうか?

ピルの種類によって多少の違いはありますが、ピルがどの様にして身体に作用するのか説明します。
先ず、ピルに限らず薬とは服用すれば15分~30分程度で溶けて小腸から成分が吸収されます。
薬によっては、敢えて吸収を遅れせるようなものもありますが、ピルにはその様な種類はありません。

薬がどの程度の時間で効いて、どの程度の時間で効かなくなるかを現すことを「薬物動態」と言います。
例としてマーベロン21/マーベロン28の薬物動態をコピペします。
参考URL
http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/254910CF1025_ …

以下、
薬物動態

1. 血中濃度1)
健康成人女性に経口投与した場合、消化管からの吸収は速やかで、活性代謝物である3-ケト-デソゲストレル及びエチニルエストラジオールの血清中濃度は投与後約2時間で最高値に達する。
また、反復投与した場合、デソゲストレル及びエチニルエストラジオールの血清中濃度はほぼ15日目に定常状態に達し、21日投与後の消失相半減期はそれぞれ22.0、23.7時間であった。

表1 21日間連続経口投与後の薬物動態パラメータ
薬物動態表1参照

2. 代謝・排泄2)
健康成人女性にデソゲストレルとエチニルエストラジオールを経口投与した場合、投与後8日目までに尿中には約48%、糞中には約35%が排泄された。(参考-外国人)

以上。

21錠タイプなら飲み終えてから。28錠タイプなら休薬期間に入ってから、ほぼ24時間後に成分が消えて無くなると言う事です。

話は反れますが、よくこのコーナーでもピルを服用した数時間後に気持ち悪くなり、胃の内容物を吐いてしまい、それによりピルの避妊効果が無くなることを心配をする女人がいます。
服用してから1時間~2時間後には、ピルの成分は血液中で最高になり、全身に行き渡っている状態です。
服用して直ぐにでも吐き出さない限り、避妊効果が無くなるような事はありませんし、数時間後に気持ち悪くなったと言う事は、ピルが効いている証拠だと言う事です。

次に、ピルの避妊作用について、薬がどうやって効くのかと言う事を「薬効薬理」と言います。
同じくマーベロン21/マーベロン28の薬効薬理をコピペします。

以下、
薬効薬理

本剤は排卵抑制作用を主作用とし、子宮内膜変化による着床阻害作用及び頸管粘液変化による精子通過性阻害等により避妊効果を発揮する。

1. 排卵抑制作用6~8)
本剤の連続服用により、血中の黄体・卵胞ホルモン値は一定に保持される。その結果、脳下垂体前葉ゴナドトロピン分泌の生理的パターンが阻害され、ゴナドトロピン分泌の減少により、排卵が抑制される。

2. 子宮内膜の性状変化による着床阻害作用8)
本剤の連続服用により、子宮内膜の性状が変化し、その結果、受精卵の着床が阻害される

3. 子宮頸管粘液の変化による精子通過性阻害作用6~8)
本剤の連続服用により、子宮頸管粘液の性状や組成の変化が起こり、子宮腔内への精子の通過性が阻害される。

以上。

ピルを避妊目的で服用する場合は原理原則として、どのピルでも月経開始日初日から服用させられます。
要するに、女性の身体の中には排卵する様な卵胞(卵子)がおらず、受精卵が着床出来るような子宮内膜が無い状態から服用させるのです。

そして、ピルに拠る避妊のメカニズムは薬効薬理で説明されているように、
1、万が一排卵する様な卵胞が身体の中にあっても、その卵胞をそれ以上成長させない。
2、万が一、子宮内膜が厚くなっていたとしても、その内膜を溶かして薄くしてしまい受精卵を着床させない。
3、女性が本来自然に兼ね備えている、子宮の中を無菌状態に保とうとするバリアー能力を活用し、精子を子宮内に侵入させない。
と言う事です。

そして、最後にピルの避妊効果です。
避妊効果については、一つの目安としてPI値(パールインデックス値)がありますが、これはあくまでも論理値であって、特にピルの場合は全く合致していないように私は思っています。(理由は、後述します。)

ピルの避妊力?を最も端的に現しているのは、やはり、臨床成績だと思います。
以下、日本で厚生労働省が認可している経口避妊薬の臨床成績をコピペします。

マーベロン21/マーベロン28
避妊を希望する女性992例について実施された臨床試験において、薬剤に起因すると判定された妊娠が1例みられ、避妊効果は99.9%、延べ服用周期(14,088周期)におけるPearl indexは0.085であった3~5)。

アンジュ21錠/ アンジュ28錠
国内における本剤の第III相臨床試験では総投与症例731例,解析対象症例690例9,638周期であった2),3).
有効性評価症例676例(9,375周期)中,妊娠例は2例に認められ,パール指数は0.28であった2),3).

オーソ777-21錠
640例に投与され、解析対象となった624症例において、投与期間は12周期以上服用した例数は337例、24周期以上は106例、総延周期数は7,896周期であった。有効性評価対象例591例(7,199周期)中、妊娠例は認められず、有効率は98.8%(服用期間が21日間と短く判定不能とみなした7例を算出に含む)であった

オーソM-21錠
540例に投与され、解析対象となった519症例において、投与期間は12周期以上服用した例数は281例、24周期以上は84例、総延周期数は6,645周期であった。有効性評価対象例508例中1例に本剤の効果不十分によると疑われる妊娠が認められ、有効率は99.4%であった。

シンフェーズT28錠
国内において健常成人女性435症例に対し、避妊効果を有効性の指標として本剤を投与した。
有効性評価可能症例387例中の有効率は99.2%(384/387)であり、無効(妊娠)率は0.8%(3/387)であった1)。

トリキュラー錠21/ トリキュラー錠28
一般臨床試験及び長期投与試験で,投与1周期以上の総計924例(13,862周期)で避妊効果が評価された.飲み忘れがあったのは362例(943周期)であり,このうち3錠以上を飲み忘れた4例で妊娠が認められた.薬剤効果不十分による妊娠例は認められなかった2~4).

ファボワール錠21/ファボワール錠28とラベルフィーユ21錠/ラベルフィーユ28錠は、既存品のジェネリイク薬なので割愛します。

風邪薬の「用法・用量」を読んでみると判りますが、15歳以上は3錠、15歳未満は1錠などと書かれています。
それでも、その人と薬の相性によって、この風邪薬は効かないとか、良く効くなんていうことを言います。
要するに大人と一括りにされても、身長150cm以下で体重40Kg以下の小柄な女性と、190cm以上100Kgの大男で同じ量の薬で効果が同じ訳がありませんし、それに体質も問題もあるでしょう。

ピルの臨床成績で、「薬剤に起因すると判定された」とあるのは、その女性には効きが悪かったと言う事です。
飲み忘れについては、トリキュラー錠21/ トリキュラー錠が最も明確に明記しています。

これで、ハッキリと判ると思いますが、どのピルでも効き目(避妊力)は抜群(絶大)なのです。
ピルを飲んいても妊娠する様な女人は1,000人に1人とかで、それも何周期も服用してて1回とかの割合です。

字数が足らなくなったので、再回答で続けます。
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ピルは、薬効で避妊するのではなく、妊娠サイクルをコントールする薬なので、


飲み忘れは、1日で避妊効果が切れるのではなく、妊娠サイクルが1ヶ月分ずれまくって、コントロール不能のいつ妊娠するかわからない身体状態に陥るのです。

だから、現実的にはピルユーザーが避妊失敗した話はさほど出てきません。服用していない時の避妊失敗1回のリスクと変わらないから。排卵周期リスクで3.5%。実際の受精はその1/10位で0.5%未満。
その妊娠時にはピルを飲んでいるのに妊娠したではなく、ピルを飲み忘れたから妊娠したであって、ピルのせいにならない。
コンドームや外出しの失敗の場合、失敗リスクの試行回数を重ねているので回数を重ねると飛躍的に確率が上がる。
1回では妊娠しないけど、10回100回で妊娠発生する。この事故が1回28日単位のピルには少ないのです。

>全員が全員きっちり几帳面に飲んでる訳ではないのかなと思って……
そういう人は長期継続してピルを服用できないのです。だから必然的に他の避妊法も考慮するし、
それも考慮しない人は、1ヶ月単位の安心というピルという考慮もしない。
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