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最近世界の偉人のことなど学んでいたら哲学書などに興味を持ち始めました。
例えば論語や資本論や純粋理性批判など読んでみたいと思うんですが、初心者が手のつけやすいオススメの哲学書などありますか?
またこのような本を読むと教養などが高くなったり実際社会に出た時役に立ったりするのでしょうかご回答お願いします。

A 回答 (7件)

モンテーニュの『エセー』がエーゼー。

哲学の王道の懐疑を学ぶことができる。彼は懐疑のあり方を究極に追い込んで、哲学の基礎をぶっ壊して見せた。それに絶望した西洋哲学界が恐慌状態に陥って、なんとかそれを脱したつもりになっているのが、デカルトのコギトだ。だか、デカルトの生産的懐疑なんて、超複雑で深みのあり裏の裏の裏の裏のある人間の多面的な世界の把握のあり方を分析できるレベルからは程遠く、数学程度のガキの学問の領域に留まっている。我々がまだ見たこともない世界を探る自然科学の方法論としてモンテーニュの懐疑の方がはるかに生産的だ。

また、この『エセー』はギリシャ・ローマの古典の第一級の入門書だ。下手すると、哲学書そっちのけで、人間の歴史に興味が移りかねない。

あと、解説書は所詮二流の学者が書いたものだ。その学者に本当の能力があるなら、人の書いたものを解説するんじゃなくて、自分で哲学書を残せばいい。現在まで生き残ってきた古典的な哲学書は、解説で生き残ってきたわけじゃないんだ。その作品そのもので生き残ってきたんだ。だから、解説書なんて、頭が疲れてきたときの余興程度でやめておいて、本人の書いたものを読まなくちゃならん。

僭越だが、

https://ameblo.jp/texas-no-kumagusu/entry-115287 …



https://ameblo.jp/texas-no-kumagusu/entry-115294 …

も参考になると思う。
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ある程度読み進めたら分野を絞るほうがいいのか、というと、テーマ、分野を追いかけて読みたい人には向いている。

たとえば、時間とは何か、無限とは何かについては、文系、理系入り乱れて説が唱えられている、先人の主要な説を踏まえて自説を展開する著作が多いので、読み比べておくことで理解を深めやすい。
なにしろ、解説書なしで読めばするするわかるような著作は少ないから、当面は、中学生、高校生なら学校の図書室にあるもの(基本、中学生でも読めなくはない本、その高校の高校生でも読めなくはない本で占められる)、大学生なら在籍大学の学生生協書店(その大学の大学生でも読めなくはない本、講義で扱う本で占められる)、一般人は、自宅や職場の近所の本屋・古本屋(その商圏の客層でも読めて買いやすい値段の本が占める)で買える文庫本で読めるもの、新書レーベル(講談社現代新書、中公新書、岩波新書、白水社クセジュ文庫、ちくま新書、PHP新書など)や選書レーベル(講談社現代選書メチエ、NHK出版、清水書院Century books 人と思想など)の解説本に絞っておくといいだろう。
中学生、高校生、文系大学生には、十年前に大学生協書籍文系委員会がリストにまとめた「大学生のための100人100冊文庫」のwisdom100.pdf(文庫で読める100人の叡智)が指針として役に立つだろう。カエサルの『ガリア戦記』、ノーベル物理学賞のファインマンのエッセイ『ご冗談でしょう、ファインマンさん』、民俗学の宮本常一『忘れられた日本人』といった哲学書以外もあり、中高生が読めるものもある。Web検索すれば、ダウンロードできる。
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ちくま書店から出版されているカント入門はなかなか面白いですよ。


カント著の「永遠平和のために」で示される彼の思考は現在の国際連合の元にもなっていますし、社会に出て役に立つような考え方も載っているのではないでしょうか。
ただ、社会で役に立つ情報が必要なのであれば、哲学ではない角度からの書籍探しが必要なのではないでしょうか。哲学では、社会とはなんなのかということは考えますが、社会でどう生きていけばいいのかということについてはあまり考えない気がします。

後半部分は私の個人的な考えなので、一意見として捉えるぐらいにしておいてください!少しでもお役に立てていれば嬉しいです。
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光文社古典新訳文庫で読めるものは、とっつきやすいと思う。

解説のボリュームが膨らんでページ数、巻数が増えがちなのが難点だが。

手始めには、しばらくは案内書や概説書を読むほうがいい。
中央公論新社 叢書『哲学の歴史』全十二巻、別巻一巻
 西洋哲学史を読みやすくまとめている。大哲学者にも深入りせず駆け足で紹介している気味はあるが、ほかの同時代の哲学者との関係が分かりやすい。
熊野純彦編著『近代哲学の名著』『現代哲学の名著』(中公新書)
熊野純彦『西洋哲学史』『日本哲学小史』(岩波新書)
宇野哲人『中国思想』(講談社学術文庫)
浅野裕一『諸子百家』(講談社学術文庫)
 タイトルとは裏腹に、中国思想の大物たちもちゃんと取り上げている。
量義治『西洋近世哲学史』(放送大学教育振興会、講談社学術文庫)
 元々は放送大学講座テキスト。
今道友信『西洋哲学史』(講談社学術文庫)
 市民講座の講義録。語り口が平易でわかりやすい。
ジョン・ロールズ『ロールズ哲学史講義』(みすず書房)

哲学で縛ると、抜け落ちが割とあるので、以下のものも。
桑原武夫『日本の名著』(中公新書)
河野健二『世界の名著』(中公新書)
ジョン・ロールズ『ロールズ政治哲学史講義』(岩波書店)
日本経済新聞社編『経済学41の巨人』(日本経済新聞社)
日本経済新聞社編『経済学 名著と現代』(日本経済新聞社)
仲正昌樹、北田暁大、清家竜介、毛利嘉孝、藤本一勇『現代思想入門 グローバル時代の「思想地図」はこうなっている』(PHP研究所)
 ブックガイドのコラムが数篇あり、これから読み進める上で参考になる。
仲正昌樹『集中講義! アメリカ現代思想』『集中講義! 日本の現代思想』
佐々木毅編著『現代政治哲学の名著』(中公新書)
村上陽一郎『現代科学論の名著』(中公新書)
人文書院の<ブックガイドシリーズ 基本の30冊> 
 小泉義之『倫理学』
 伊藤恭彦『政治哲学』
 子安宣邦『日本思想史』
 土佐弘之『グローバル政治理論』
 中山康雄『科学哲学』
花井等、石井貫太郎『名著に学ぶ国際関係論』第2版(有斐閣コンパクト)
加藤尚武『現代倫理学入門』(講談社学術文庫)
樺山紘一『現代歴史学の名著』『新・現代歴史学の名著』(中公新書)

上記が難しそうな人には
木田元『反哲学入門』(新潮文庫)
金森誠也『「西洋の哲学・思想」がよくわかる本』(PHP文庫)
岩田靖男『ヨーロッパ思想入門』(岩波ジュニア新書)
左近司祥子『西洋思想の10冊』(岩波ジュニア新書)
NHK Eテレ『100分de名著』テキスト

大哲学者、大思想家の著作を読むことは、世界認識を大きく変える経験ができる。論語を抜粋したビジネスマン向け処世訓に編集したような自己啓発本を読みかじっただけで知ったかぶりするタイプの人間の見分けにはずいぶん役立つ。また、同じくらい教養の高いひととは共通の話題として歓談でき親しくなりやすい。中高生なら、大学入学後の哲学・思想系の講義選びにも役立つほか、学問としての真実への肉薄のための思考法、検証法のお手本、そして限界や制約を知るために非常に役立つ。
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この回答へのお礼

案内書や概説書というのがあるのを知らなかったんでそこから読んでみようと思います。

現時点ではいろんな思想に興味があるんですがある程度読み進めたら1つの分野に絞って読んでった方が知識は深まりやすいですかね?

お礼日時:2017/11/24 15:04

論語はオーケー。



純粋理性批判はまだ当分先ですね。
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「役に立つ」の意味が、金銭的利益や物質的豊かさを


意味するのであれば、世界に対して疑問を持つより、
偉い人の言うがままに歯車として生きた方が良いでしょう。
生きる目的が精神的喜びであれば、人に言われて歯車と
して生かされるより、環境認識を深め(意識を明確にし)、
自律的に行動し、その成果の意味を把握する方が良い。

>哲学書などに興味を持ち始めました。

興味を持ったのなら、興味のある本を読めばいい。
人に聞かねば分からないのなら、それは哲学ではない。
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西田幾多郎の「善の研究」


和辻哲郎の「風土」
某(誰か忘れただったかな??w)の「文明の衝突」
フランシスコフクヤマの「歴史の終わり」
ウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」
ハイデガーの「存在と時間」
プラトンの「国家」
カントの「永遠平和のために」
ダニエルベルの「脱工業化のなんたらかんたら」

論理哲学論考えはいまだに理解不能です(笑)

読破して僕に教えてください。
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