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鎌倉女子大の過去問を解いています。

文学史の問題で、わからない部分があるので質問させてください。

写真で貼った問題(ⅡA)なのですが、文学史が苦手のため3つとも間違えてしまいました。
赤本には解説が載っていないため、それぞれがどのように関連しているのかを教えていただきたいです。
もし文章で打つのが大変でしたら、この範囲の解説があるサイトや勉強法なとでも大丈夫です。

解答は
1…ア  2…エ  3…ア

「鎌倉女子大の過去問を解いています。 文学」の質問画像

A 回答 (1件)

確かに解答の解説について文章を全て入力していたら、とんでもない膨大な文になってしまいますので、簡単な解説に留め、詳細は以下のサイトを参照するか類似する文言で検索されたらいいと思います。



1.平家物語…解答:ア…和漢混交文
文章・文体について:
合戦など武士たちの場面では、多くの漢語を含む『和漢混交文』を用い、簡潔できびきびした文体は、武士の躍動的な行動を的確に表現している。これは「今昔物語」からの継承である。逆に祇王・祇女・仏御前・小督の局・横笛などの哀話を語るのには「和文体」で情趣を込めている。文体の効果的な書き分けが語り物と言う性格と密接に関係している。
なお、鎌倉時代に和漢混交文で記された物語・紀行文には以下のようなものがある。
【軍記物語】
将門記、陸奥話記、保元物語、平治物語、曽我物語、義経記
【紀行文・記録文】
海道記、東関紀行、吾妻鑑、玉葉

平家物語:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%AE%B6 …
和漢混交文:
https://kotobank.jp/word/%E5%92%8C%E6%BC%A2%E6%B …

2.枕草子…解答:エ…随想的章段
構成・内容について
自由な形式で宮廷生活の体験、見聞、感想などを記述。その点で随筆の祖とされる。全体で300余の長短様々な章段から成る。各章段は類聚的(るいじゅうてき)章段(ものはづけ)・日記的回想章段・『随想的章段』の3種の形態に分けられる。
随想的章段とは、例えば、「春はあけぼの」の類で、自然や人事に関する一般的・抽象的な感想。ここでは他の章段同様、鋭い美的感覚が発揮されている。最も随筆的な章段。

枕草子:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%95%E8%8D%89 …
枕草子の章段:
https://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/np/makur …

3.大鏡…解答:ア…夏山茂樹(なつやまのしげき)
構成・内容:文徳天皇即位の嘉祥3(850)年から御一条天皇時代の万寿2(1025)年までの176年に渡って、藤原氏全盛の歴史を問答形式で語る歴史物語。奇抜な構想で、演劇的な構成に寄っている。すなわち序文に寄れば、雲林院(京都・紫野)の菩提講に来合わせた190歳の大宅世継(おおやけのよつぎ)や180歳の『夏山繁樹』とその老妻が説法前の退屈しのぎに30歳前後の若侍や老若男女を相手に懐旧談を語り合った、それを傍らで聞き取って書き記したのが本書であるとする。

大鏡:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%8F%A1
夏山繁樹:
https://kotobank.jp/word/%E5%A4%8F%E5%B1%B1%E7%B …
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この回答へのお礼

丁寧にありがとうございます!!

お礼日時:2018/01/22 15:08

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