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萩原朔太郎さんの竹という詩は
口語自由詩 口語定型詩 文語自由詩 文語定型詩のどれですか?

A 回答 (1件)

光る地面に竹が生え、


青竹が生え、
地下には竹の根が生え、
根がしだいにほそらみ、
根の先より繊毛が生え、
かすかにけぶる繊毛が生え、
かすかにふるへ。

かたき地面に竹が生え、
地下にするどく竹が生え、
まっしぐらに竹が生え、
凍れる節節りんりんと、
青空のもとに竹が生え、
竹、竹、竹が生え。

口語自由詩です。「ふるへ」のような歴史的仮名遣いが見られますが、「ほそらみ」「まっしぐらに」「りんりんと」は文語にはありません。そのどちらを価値高いと見るかですが、仮名遣いは単に表記の問題に過ぎません。その上でいわゆる古文単語を脱して新しい用語や新感覚の擬態語の採用など、とても文語とは言いがたい趣があります。さらに付け加えると、五七の句調とも言えない新しいリズも持っています。
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