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インフレになるとなぜ好況になり
デフレになると不況になるのでしょう
なにか例を出して説明していただけると有難いです

またインフレになりすぎると逆に不況
デフレになりすぎなきゃ好況 ですか?

A 回答 (3件)

インフレとは、


”インフレーション”の略で、物価が上昇し、お金の価値が下がっている状態です。
例えば、
1パック100円の卵が、
1パック200円に値上がりした状態。
コレは物価(卵の価値)が上がり、お金の価値が下がった
(100円⇒200円に、倍のお金が必要)ことになります。
このインフレのいい点は、
物価の価値が高いため企業に利益が出る
     ↓
企業に利益が出れば給料が上がる
     ↓
給料が上がれば消費が進む
とお金が回り、経済が発展していきます。バブルと呼ばれた時代は、正にインフレの時代でした。

ですが、一見良いことだらけに見えるインフレも、行き過ぎてしまうと、経済が破綻してしまいます。
例えば、
1パックの卵が、1000円になったしまったら…
卵の価値が10倍になり、
1000円の価値が100円にまで下がってしまいました。
こうなると、お金の価値がドンドン下がっていくため、欲しい物が買えなくなり、お金が回らなくなります。
結果、企業にお金が入らなくなり、物が作れず、経済が破綻します。
コレが、ハイパーインフレと呼ばれる状態です。

では、反対のデフレを見てみましょう。
デフレとは、
”デフレーション”の略です。インフレとは逆に、物価の価値が下がり、お金の価値が上がっている状態です。

コレも卵で例えると、
1パック100円の卵が、1パック50円に値下がりした状態。
物価(卵の価値)が下がり、
お金の価値が上がった(100円⇒50円に、半分のお金ですむ)ことになります。
このデフレの良いところは、
物が安く買えるため消費が進む
     ↓
消費が進めば企業に利益が出る
     ↓
企業に利益が出れば給料が上がる
     ↓
給料が上がればさらに消費が進む
となり、インフレと同じように、お金が回り、経済が潤います。
ですがデフレは、進むスピードがインフレとは違い、あっという間に、行き過ぎてしまいます。
安いものが増えれば、当然、
消費者はもっと安いものを求めます。
     ↓
そうすると、
企業に入る利益が、どんどん少なくなってきます。
     ↓
物は売れるが、利益が少ないため、給料が上がることはありません。
     ↓
給料が上がらなければ、
消費が進むことはないので、
お金が回らなくなります。
     ↓
でも、物価はどんどん安くなっていきます。
     ↓
企業は利益が上がらなくなってくるので、給料を下げざるをえません。
     ↓
そうなると、ますます消費は進みません。
     ↓
でも物価は安くなります…

こうやって悪循環が進み、
経済が悪化していきます。

コレが、デフレスパイラルです。

今の日本がこの状態で、
なんとかデフレを止めようと、政策を打ち出していますが、あまり効果は出ていません。
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景気が良い=インフレと言う等式は成り立ちません。


景気が良い→インフレになると言う流れはあります。
インフレ→景気が良くなると言う流れはありません

卵が先かニワトリが先かの話になりますが、インフレになったから景気が良くなるのではなく、景気が良いからインフレになるのです。

現象として
総需要が高まった事により物価が上昇し、結果として企業収益が上がり、給料も上がると言う、グッドサイクルを起こすインフレの事を、デマンドプルインフレと呼びます。
皆さん大好きな良いインフレがこれに当たります。

それに対し、何らかの外的要因によって生産コストが増加し、それが販売価格に転嫁されるとインフレになります。(コストプッシュインフレ)需要が変わらない中で価格が上昇するため取引量も減少することになり、インフレと不景気が同時に発生することがあります(スタグフレーション)。
例えば、石油ショックなんかはこれに当たりますね。平成の日本では想像しにくいと思いますが
昭和の日本では、インフレはどちらかと言うと敵でした。

インフレの「原因」により、好不況は変わります。経済にとってベストなのは、総需要の増加に伴う緩やかなインフレです。
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非常にざっくりとした言い方をすると、



インフレ=金を持ってるよりも物の価値が時間とともに上がる。
デフレ=ものを買うよりも金で持ってた方が時間とともに価値が上がる。

ということが言えます。
ここでいうものの値段というのは単純な個人の嗜好品や日常の必需品に限ったものではなくて、それよりも世の中全体の金のながれ=つまり投資家や資産家、企業の余剰資産をどのように”運用”するのかという観点が必要になります。金をあまらせとくより運用したほうが時間とともにプラスになれば人は金を投資に回しますが、もってた方がプラスになるなら当然貯金してた方がいいと考えます。

ただし、インフレ圧力が強すぎると、実際の収入に比例しない速度で物価が上昇したりして経済が混乱を起こしますからくにの経済安全保障という観点からは大混乱になる可能性があります。ジンバブエなどがそうなったりして自国通貨が信用されないのはそういうことです。日本のバブル崩壊のきっかけも、いつかは起こるべくして起こるという言い方もできますが、端的に言うと土地価格の上昇が激しすぎるのに警戒心を抱いた国が無理やりそれをやめさせるような政策をとったため、慌ててみんなが金の回収に走ったのがなんだかんだきっかけです。

以上を踏まえて、多くの先進国では経済発展を適度に促しながら経済が崩壊しないような状態を目指して政策が行われることが一般的です。これがざっくりいうと「ゆるやかなインフレ率を維持したまま良い景気が回る」ということです。アメリカのFRBが「利上げの回数」なんてのをよく口にするのは、景気が良くなってきてるからこれまで優遇してた金の流れを徐々に引き締めて「正常な状態」にもどしてやる負の圧力をかけることで行き過ぎないようにして、また不景気になったときに緩められるようにしたいからです。ただ、やりすぎると当然景気回復に水を差すことになりかねないので駆け引きになります。
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