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(患者に治療として)輸液を「負荷」するとはどういう意味ですか?「投与」と同じでしょうか?もしそうなら、なぜ「負荷」というのでしょうか。辞書等の定義ではなく、専門家の方からのご回答をお待ちしております。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

心臓に「負荷」するということですね。


これを説明するには医学部の授業の数時間分になりますから、ここでは全て説明できませんが...。
まず、心臓は1拍につき70mLの血液を全身に送るポンプの仕事をしています。心拍数を70回/分と考えると、心臓は1分間に約5Lもの血液を全身に送っていることになります。
輸液というのは静脈から投与し、それは血液に混じって心臓に到達します。輸液投与後には、心臓に戻ってくる血液量(静脈還流量といいます)が増えますから、心臓のポンプの仕事が増えます。これを負荷と呼んでいるわけです。「前負荷」や「容量負荷」という言葉が使われます。
ただし、すべての輸液に対して「負荷」と言っているわけではなく、主に生理食塩水や乳酸加リンゲル液の使用時に「負荷」という言葉を使います。これを説明するには、人間の体内の水分がどこに分布していて、各輸液がどこに配分されるかということから始めなければいけません。医学部の授業の「ヤマ」とされているところで、ここでは割愛します。
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ご推察の通りですが、残念ながらです。



”Arzt ohne Doktor? ””「ドクター(肩書)の無い医師って有り?」と
云いますが、英語に置換えると”Doctor without doctor?”です。
(physicianとも云うが)
返事は独逸語では " Nein! Ich bin ein Doktor ohne Arzt."
「いいや、俺は医者いらずのドクだよ」で、
英語では" Yes! I am a doctor without doctor." (機械翻訳)
「そう、俺はドクいらずのドクだよ」(機械調)です。

最近、始めてCTやMRI等の医療設備を見て*「40年前には、俺ら
(physicist**)しか知らなかった物がここまで来るとは!!凄いですね~
偉いですね~」と唯々驚く浦島太郎です。でも、原理はまだ理解できるぞ
と嘯いています。
*見てるだけ、お世話になる必要は多分死んでもない。
** physician≠physicistですが、何か紛らわしいですね。

お礼ありがとうございました。
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「負荷」と「投与」の使い分けは、医学用語を日本に導入する時の


訳し分けが原因と推察します。

「輸液」の英語は solution for infusion ですから、それを体内に
導入する方法としては、administration と load(ing) が考えられます。
前者はdrug administration の様に「薬剤の投与」に使われています。
輸液にも administration は使われています。
例文
「投与の方法と継続時間
Tracutilは輸液濃縮物です。静脈内にだけ投与され・・・」
<Method and duration of administration
Tracutil is a concentrate for solution for infusion. It should only be
administered intravenously・・・>
https://www.drugs.com/uk/tracutil-concentrate-fo …

そこで、なぜ使い分けと云う疑問になるのかと思います。
Webで医療関係の文献を検索すると、solution for infusion + volume
load(ing) の組合せが数多く見つけられます。

例文
「高張サリン溶液は魅力的な容量膨張法に見える。選択的大動脈冠動脈
バイパス術を施された45人の患者に於いて、XXXで調整された高張サリン
溶液による容量負荷(volume loading)の内分泌的な循環系への応答がYYY
液を受けた患者とランダムに比較された。容量負荷(volume loading)を
受けない患者はコントロール群である。容量(volume)は肺毛細血管楔入圧を
2倍にするために麻酔導入後に点滴された。」
<Hypertonic saline solution appears to be an attractive method of volume
expansion. In 45 patients undergoing elective aorto-coronary bypass
grafting, endocrinologic and circulatory responses to volume loading
with hypertonic saline solution prepared in XXX was compared randomly
to patients who had received YYY solution. A group of patients without
volume loading served as a control. Volume was infused to double
the low pulmonary capillary wedge pressure (ZZZ)after induction
of anesthesia.>
https://www.sciencedirect.com/science/article/pi …


この関係の論文では、点滴することにより体内液濃度や血管に掛かる
圧力を調整する役割も「輸液」が担っていることが多いようです。それで、
輸液の容量(体積)volumeとload(ing)が組合され volume loading と
なっているのかと思います。

日本語の論文でも、次の様に使われています。
<動的指標は「volume負荷(loading)した時にみられる心拍出量の変化」
を推測するもので、輸液療法が有効か 見極める、より実践的な指標>
http://www.asakadai-hp.jp/profile/docs/yueki.pdf …


まとめると、「輸液」の場合には、【投与】administrationと【容量負荷】
Volume loading があり、【投与】は輸液や薬剤を問わない一般的なもの、
【負荷】は【容量負荷】が短縮されたもので、体液の【量】や【圧力】や
【濃度】の調整と関係している。
医療現場では、それを習慣的に使い分けしている。


以上、20年以上も「無病息災・医者いらず」だったのに左目視力低下で、
お世話になりだした医学用語音痴の者が調べた結果です。
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この回答へのお礼

お名前にdrと入っていますが、ドクターの方でしょうか?それとも本当に「医学用語音痴」の方でしょうか?お医者様からのご回答なら有り難いのですが…。

お礼日時:2018/03/08 20:03

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