北欧神話に興味を持ちました。

締切済

質問者：b_a_n_r_i
質問日時：2004/10/12 23:28
回答数：11件

【魔探偵ロキ】というマンガを読み、
北欧神話が元になっていることを知って、
北欧神話に興味を持ちました。

邪神ロキとその３人の子供のこと、雷神トールのこととか、オーディーンのことなど、何でもいいので北欧神話を教えてください。

参考ページでもいいので貼ってくれると嬉しいです。

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回答 (11件中1～10件)

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No.11

回答者： glossa
回答日時：2009/02/14 06:49

↓の補足です。

”北欧神話”と呼ばれますが、現代の北欧でそれらの異教が信じられているわけではありません（約９００年前に宗教としては滅びています）。ちなみに現代のスカンジナビア諸国の宗教は主にキリスト教のルーテル派です。
　
むしろ現代北欧では北欧神話はナチスを連想させ避けられる傾向があります。
例えば、ある夫婦が自分達の子供に北欧神話から取った名を付けようとしたところ、役所からナチスを連想させる命名を拒否されています（表向きはキリスト教の国に相応しくないと言う理由で）。
また北欧出身の悪魔主義を掲げる一連のロックバンドが実は北欧神話を題材としているように、北欧では異教の神々と悪魔はほぼ同義語です。これらのバンドは歴史的価値の高いスターブ教会に放火するなどの犯罪を犯しています。

以上のように北欧では北欧神話には必ずしも良いイメージはありません（民族主義者の極右系は別として）。

また実際にナチスに重宝された歴史から、現在でもユダヤ系の方を悲しくさせる話題ですし、リヒャルトワーグナーの楽曲をイスラエルで演奏することは現在でもタブーです。絶対にユダヤ系の方の前では口にしないほうが良い話題ですので気を付けてください（アメリカなどにもユダヤ系の方はたくさんいます）。

ナチスが重宝した理由は、まずゲルマン民族の神話であるということと、キリスト教的価値観への挑戦、また戦死した者だけが天国へいけるなどの戦争賛美的概念がナチスにとって都合が良かったためと思われます。ハーケンクロイツもアーリア民族の象徴として用いられていました。

もちろん【魔探偵ロキ】にそれほどの悪意はないでしょうけど、なぜか日本の出版、ゲームなどの業界は北欧神話が大好きですね、当然過去の犯罪との関係も知った上での事だと思うのですが・・・いいのかなあ？と思います。

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No.10

回答者： glossa
回答日時：2009/02/08 00:57

北欧神話と言うのは、北欧地域がキリスト教に改宗する以前の時代に信じられていた異教（多神教である民族神話）です。

戦争で兵士として死んだ男性だけが、最高神の宮に入るなどの概念が有りました。
ドイツのリヒャルト・ワグナーは北欧神話を題材に曲を書いたことで有名ですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%92% …

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No.9

回答者： libertador
回答日時：2009/01/20 10:12

No8です。

ウィキペディアのヴィンランド・サガ記事です。

参考URL：http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3% …

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No.8

回答者： libertador
回答日時：2009/01/19 17:39

　北欧神話を信じていた人たちが主人公の漫画に、アフタヌーン連載のヴィンランド・サガがありますよ。

史実を大事にした歴史物でストーリーも面白いです。
　
　北欧神話というのはキリスト教化する前のスカンジナビアの多神教ですが、同じく多神教徒の日本人には人気があるようですね。現在のキリスト教化された欧米人には感覚的に良く解からないそうです。
　
　現在のキリスト教国は皆、元はといえば多神教を棄教して、キリスト教に改宗した歴史を持ちますので、それぞれの国に本来は多神教の言い伝えがあります。
　
　例えばカトリック国であるラテンアメリカ諸国などもそうです。（この地域のキリスト教化の過程はバルトローメ・デ・ラス・カサスというドミニコ会の司教が詳しく報告しています）。この地域の文化も異教とキリスト教の習合が見られて面白いですよ。

　最後に、老婆心で．．．キリスト教化する前の異教は、近代になってからドイツ等で極端な思想によってリバイバルされ、利用された事実があるので、そのあたり十分良識を持って接してください。

　いまでもイスラエルでは北欧神話を題材にした楽曲は演奏禁止なんですよ。

　

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No.7

回答者： verthandi
回答日時：2008/07/31 12:01

　あれ、基本的に善悪の概念の薄い北欧神話に決定的に邪神と位置づけられている存在はなかったと思いますが・・・・・・。

　もし神話初心者ならば辞典を読んでもわかりづらいでしょうし、初めは神話サイトなどの解説や神話の内容をわかりやすく砕いたコンテンツから初めてはいかがでしょう。
　下記URLのサイトならばイメージイラストや初心者でも充分解るコンテンツから結構本格的な考察もやっていますので良いのではないでしょうか？ただ、少々迷いやすいといえば迷いやすい気も。

　尚、現代に残る北欧神話とは二種類のエッダと呼ばれるスカルド詩の散文や北欧（特にアイスランド）の古い文学のような存在であるサガ等を参考に形作られていますので、解釈は様々、時系列も曖昧です。
　ですので「これが正しい」と言うものは存在しません。
　なので神話本やサイトでも時折違う事を言っていたりもするので気をつけてくださいね。

　

　以下、あまり関係ありませんが、一応書いておきます。
　魔探偵ロキを切欠に北欧神話を知られたとのことですが、はっきり言ってしまうと、魔探偵ロキは北欧神話の原典とは名称以外は間違った印象を受ける内容を記している節があります。
　魔探偵ロキではロキの正妻シギュンと彼女との息子たちや不倫してチュールの妻に産ませた子供の存在が綺麗さっぱり消えていたり、ヘイムダルの目をえぐった云々の欠片として存在しない、もしくはありえないエピソードが多数存在しており、それは程度は違えど他の『北欧神話を元にした』創作物も残念ながらほとんどが同様です。
　魔探偵ロキを読んで受けた印象をそのまま北欧神話に持ち込んでは矛盾だらけになるでしょう。
　私も過去ワーグナーのニーベルングの指輪と北欧神話を混同し、きちんと神話を理解するのに苦労しましたので。

　また、これはあくまで参考意見として扱っていただければ幸いですが、過去魔探偵ロキと北欧神話を混同した多数のネットマナーを知らぬ方々が神話サイトに大挙として押し寄せ、多くの管理人さんに多大な迷惑をかけたことがあります。
　上に記述したように魔探偵ロキと実際のロキや神々の設定が違うと解るや、「ここのサイトの言ってる事は間違ってる!」とまで言い出したりと、本当に酷いものであったようで、実際その所為で多くの神話サイトが閉鎖してしまったようです。
　下記サイトにも実際の体験談があったと思いますが、管理人さん方や古参の閲覧者の方々も上記のような出来事があったので、魔探偵ロキについてあまり良い印象を持っていないのではないかと思います。実際私もそうですし。
　なので北欧神話関連の神話サイトを訪問して掲示板に書き込んだりメールで質問したりする時に魔探偵ロキ云々を前面に出しては、古参の閲覧者や管理人さんの中にはあまり快く思わない方もいらっしゃるかと思いますので、少しだけ気をつけたほうが良いかもしれませんよ。
　魔探偵ロキが漫画として悪いというのではないのですが、その二次被害が最悪だったので；

　では、長々と長文失礼いたしました。

参考URL：http://www.moonover.jp/