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私の妹なんですが、最近市の子宮ガン検診で指摘され、再検査らしんですが、その時の診断書にクロマチンが増量し細胞に異型成が認められると云う事が書いてあったと云う事です。
これは子宮ガンの予兆と云う事なんでしょうか?このクロマチンが増えるとどうなるんでしょうか?
出来れば専門家か同じように診断された方にご意見頂ければうれしいのですが。調べたのですが難しくてよくわからないんです。分かりやすく教えて頂ければうれしいのですが。宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

◎生物の細胞は大きくわけて「細胞質」と「核」から出来ていると考えてください。

そして、身体を形作っている細胞には、それぞれ固有の「形」があります。この「形」というものは、存在する臓器などに一番適したものになるように決定されています。

◎子宮ガン検診でガンであるかどうかを検査するときには、子宮の粘膜を綿棒のようなものでこすってきて、そこについてきた細胞の「形」が、その臓器に存在していても不思議でないものか(つまり正常といえるか)をチェックします。

◎そもそもガンというのは、正常だったはずの細胞が、何らかの理由でどんどん増殖していき、歯止めが利かなくなったものです。このように細胞が異常に増殖する時には、「形」が正常のものとは異なってくるわけです。

◎具体的には、ある一定の体積の中にギュウギュウ詰めに細胞が詰まってくるため、顕微鏡で覗くと細胞質の部分が少なく見えたり、細胞全体の大きさの割合から考えて核の部分が大きかったり、核の色がものすごく濃く見えたりします。

◎クロマチンというのは、核を構成している成分のひとつです。前述のように、細胞がギュウギュウ詰めになった状態では、一つ一つの細胞内のクロマチンが凝集し、総量として増加してくるわけです。ですから、クロマチンが増えるとどうかなる、というのではなく、細胞が濃くなったことによって、結果としてクロマチンが増えた、ということになります。

◎また、細胞の異型性というのは、本来そこにあるべき細胞の「形」とはやや異なった形の細胞が認められる、ということになります。

◎chosyuさんの書かれておられるような「クロマチンの増量と細胞の異型性が認められる」ということは、細胞の「形」が正常とは異なっている、と言っていることになります。つまり、検診の結果では子宮癌である可能性が捨てきれない、ということを言っています。

◎ただし、検診でこすってきた細胞というのは、本当に極々一部のものであるため、たまたまそういった形をもった細胞があった、ということもありえます。ですからおそらく再検査では、細胞をこするだけではなく、実際に子宮の組織を一部とってきて、他の組織との構築の関係性を確認することになると思われます。こちらの結果などを総合的に判断して、正常であるのか、治療をしたほうがよいのかを決定していくことになります。
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この回答へのお礼

非常に丁寧で判り易いご回答ありがとうございます。
よく聞くと【軽度異型成】の診断だったそうです。子宮頚癌には成りにくいみたいですが定期的に検診をするように勧められたみたいです。
このご回答をコピーして渡してみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/10/26 15:37

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