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映画8マイルを観ました。私はロッキーを思い出しました。いい映画だったのですが、どうしてもわからないことがあります。

それは、そもそも白人のエミネムがなぜラッパーをめざしたのか、その理由がわかりません。「ラップが好きだったから」までは理解できるのですが、白人にとってのヒップホップ文化とはどう受け入れられているのでしょうか?

A 回答 (2件)

ここを見てみてください。


http://www.burpsonline.net/month/07-01.htm

>>「ラップが好きだったから」までは理解できるのですが

 とありますが、でも、エミネムがラッパーをめざしたのはやはり単にラップが好きだったからということに尽きると思います。

 彼がラップ以外の方法で成功できたのだとすれば、他の方法をとっていたでしょう。まして、ヒップホップというのは黒人文化で、白人が介入するということは異端とみなされ、差別されることを意味するのですから、他の方法があったのならそれをとっていたでしょう。でも、かれはラップが好きでした。また、才能がありました。そしてその才能ついて彼自身も自信も持っていたのだと思います。(それこそロッキーにとってのボクシングと同じように、)彼にはラップしか社会で成功する手段がなかったのです。
(ロックにはギターなどの楽器やメンバーが必要。でも、ラップには最低限自分のスキルがあればいい。何もないところから自分のスキルだけでのし上がる。それってスラムの精神の体現なのではないでしょうか。そういったなかでヒップホップは生まれてきたのでしょうし、ある意味、エミネムは最もヒップホップ精神を体現したラッパーだと思います。白人ですけど…ね。)

 前に雑誌のインタビューで彼が、「ヒップホップだけが心のよりどころだった」と言っていたのを見ました。貧しくて、上流階級には決してのし上がることのできない生活の中で、そのころの彼の人生の中で唯一夢を見ることをできるのはヒップホップだったのです。(というのを8マイルは描いてますよね。白人であるということに対しての差別も確かに描かれてはいますが。)
 彼自身も白人ではありますが、白人(特にWASPや「富裕層」)がアメリカ社会を支配しているという事に対しての批判の歌(White America)を書いてます。彼にとっては、自分が白人だからどうだとか言う前に、スラムの人間として、貧しい自分が社会に対して感じている不満や、馬鹿らしいと思っていることを相手にぶつけるということが何よりも大切だったのではないでしょうか。

 そういえばかなり前に、ラッパーになろうとする世間知らずな白人おぼっちゃまが、「ホンモノ」の黒人と面白おかしい絡みを見せるというコメディ映画がアメリカで公開されてました。タイトルは忘れてしまいましたが…エミネムショウが出たころだったかな…日本では公開されなかったのでしょう。
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#1さんもおっしゃっているように、一番にはやはりラップが好きだったからなんだと思います。



それと、エミネムって確か、いじめられっこだったんですよね。それにあまりいい環境で育っていないはずです。そういう人生での鬱屈した気持ちというか…上手く言えませんが…を吐き出すにはラップが一番だったんだと思います。直接いじめている本人や親に言わなくても吐き出せますし(あとで本人に訴えられることにはなりますが)、上手くライムを踏めて気持ちを吐き出せたらすっきりするんじゃないでしょうか。

ヒップホップアーティストを見てもらうと分かるように、エミネムのほかにはビースティーボーイズくらいしか今活躍している白人ラッパーっていないですよね(私の無知で他にもいたらごめんなさい)。そういうことを考えても白人がラップをするなんて、今までのヒップホップの歴史を考えると異例のことなんだと思います。

確か元々差別に対する黒人の怒りの気持ちを音楽に乗せたものがラップの始まりだったと思うのですが、だからこそ「差別する側」の白人がラップするなんて…と被差別側の黒人には思えるのではないかと思います。

白人にとってのヒップホップは、流行ってるから、みたいなとらえ方ではないのかと思います。現在は流行っているのでみんな聴いていますが、下火になったらその時に流行っているものに飛びつくと思います。

でも、ヒップホップ=黒人が聴くというものだったのに(ちなみに白人、およびマイノリティはポップスを聴くものという認識があるようです)ここまで人種の壁を越えてポピュラーなものにしたエミネムって、本当にすごいと思います。
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