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ラヴェル作曲組曲鏡より道化師の朝の歌の管弦楽版と出会い、冒頭のあまりの美しさに感激してしまいました。題名の道化師のイメージにぴったりな、可愛げのあるメロディーの中にどこか物憂げな感じというか色気というか儚さがあるのがたまりません。この曲と似た雰囲気の曲がありましたら是非教えてください。


A 回答 (4件)

こんばんは!



それでは…、スペインを代表する作曲家から選曲してみました。


◎Falla(ファリア):『Danza ritual del fuego (火祭りの踊り)』

 この曲は、ファリアのバレエ音楽『恋は魔術師』の中の1曲です。スペインのアンダルシア地方のジプシーの舞踏家に依頼されて作曲されたものです。

◎Isaac Albenis(イザック・アルベニス):『Granada』
https://www.youtube.com/watch?v=_VHv_tr1-XY
 彼もスペインを代表する作曲家の一人です。この曲は『スペイン組曲』に含まれている1曲です。

◎Enrique Granados(エンリケ・グラナドス):『Quejas o la maja y el ruisenor(マハと夜鳴きうぐいす)』
https://www.youtube.com/watch?v=MtFnlfrnwqw
 彼も、アルベニスと並んで、スペインを代表する作曲家の一人です。この曲は、組曲『ゴイェスカス』で特に人気の高い曲で、マハ(下町風の粋な女)が、窓辺でもの思いに耽っている姿を表現したものですねぇ。

参考になれば、幸いです!(^o^)丿
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「道化師の朝の歌」はラヴェル十八番のスペイン情緒が特徴的な作品だと思います。


6小節目から入るバスーンが非常に効いてますよね。スティールパンの響きのようです。

管弦楽であれば、真っ先に同作曲家の「スペイン狂詩曲」が挙げられるでしょう。ラヴェルのオーケストレーションが最大限に生かされた「音響的」なデリケートな作品です。
どの楽章も「道化師」に似た官能性があると思います。

「クープランの墓」管弦楽版。牧歌的で「道化師」とさほど似た趣はありませんが、ラヴェル特有のユーモアはあります。こちらも作曲者本人による洗練された管弦楽法が、音大生のお手本として引き合いに出されることが多いと言われている作品です。
ただ、実は「道化師」に非常に似た方向性を持つのは「トッカータ」だったりします。これはオリジナルのピアノ版から管弦楽版が作られなかった2曲のうちの1つです。一見ユーモラスなのですが狂気的な盛り上がりのある作品です。演奏難易度もかなり高いです。管弦楽ではないですが、これはこれで必聴です。

「夜のガスパール」の「スカルボ」。こちらもピアノですが、「道化師」に非常に似た趣の主題をいくつか含む(ラヴェルの曲の中では一番似てるかも?)ので挙げさせて頂きます。この曲も超絶技巧の代表曲の1つです。

「ソナチネ」ももしかしたらjpnpnさんの好みに合うかもしれません。美しく物憂げで官能的。
ピアノばかりになってしまいますが、「オーケストレーションの魔術師」と呼ばれるラヴェルの管弦楽作品って意外に少ないのです。

他に「弦楽四重奏曲」の第二楽章。この曲集はどの楽章もとてもよく出来ていて、あまり人を褒めないドビュッシーが公に大絶賛したほどの作品です。全体が聴く価値あると思います。

「ツィガーヌ」も異国情緒が効いていて「道化師」に似た趣あると思います。こちらは幸い管弦楽版がありお勧めです。おっしゃるような「道化師」の特徴を全て備えているかもしれません。
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ラヴェルは自作のピアノ曲のほとんどを後に管弦楽編曲していますね。



それらは聴かれたのでしょうか?

ラヴェル作曲/組曲「クープランの墓」


ラヴェル作曲/古風なメヌエット
https://www.youtube.com/watch?v=aaCkyTEtlS8

ラヴェル作曲/亡き王女のためのパヴァーヌ
https://www.youtube.com/watch?v=X6A96yQO82I

ラヴェル作曲/マ・メール・ロア
https://www.youtube.com/watch?v=_pJXm_g58-A

似たような雰囲気ということなら

ドビュッシー作曲/「管弦楽のための映像」より「イベリア」
https://www.youtube.com/watch?v=Lf09fecez2E
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近藤圭子「南十字星のうた」


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