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古典についてです。

ひとのことのすぐるるだにあるに

という文を参考書では

一つの事に優れているのでさえめったにない事であるのに

と訳されているのですが、「めったにない」というのはどこから訳出されているのですか?

この文は大鏡の中の『三船の才・公任の誉れ』の一文です。

A 回答 (4件)

「一事のすぐるるだにあるに、かくいづれの道もぬけ出で給ひけむは、いにしへも侍らぬことなり。


「一事(和歌)が優れているのでさえ~であるが、全ての芸にも抜群なのは、前例のない珍しく稀なことである」

一事だに(~)あるに、の(~)部分は後の文脈から当たり前に推測出来るのでむしろ省略されるのが普通です。訳す際は後の文から推測して補うことになります。この場合は(昔にも無いことで/めづらしく/滅多に無いことで)などを補うとよいのでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2018/12/10 16:43

現代語訳比較表


http://manapedia.jp/text/3514
一つの事に優れることでさえまれであるのに、このようにいずれの分野でも優れていらっしゃるったということは、遠い昔(の例)にもないことでございます。

https://frkoten.jp/2016/02/19/post-969/
一つのことに優れることでさえ難しいことであるのに、このようにどの道にも優れていらっしゃったとかいうことは、昔にもございませんことです。

http://www.raku-kobun.com/ookagami5.html
一つの事がすぐれていることさえ難しいのに、このようにどの道もすぐれていらっしゃったとかいうことは、昔にもございませんことです。

http://watayax.com/2018/03/08/sannshuunosai/
一芸一能にすぐれるだけでもめったにない事であるのに、このように詩・歌・管弦の三才に卓越しておられたというのは、昔にもないことです。

参考
http://manapedia.jp/text/3513
品詞分解
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「ひとのこと……だに」で「たったひとつのことさえ」を意味しています。

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副助詞「だに」に「③ 事態がさらにその範囲・程度を増すということを表す。

「さへ」と同じ用法で、中世前期以降のもの。までも。【大辞林】」の意があり、「だにある」を意訳したものです。■
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