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経済学において研究者の理想像とはどのようなものだと
思いますか?一言、二言でよいのでお願いします。

A 回答 (3件)

経済学に限らず「研究者の理想は」その学問の発展に寄与する研究を行い、その成果あるいは学問の姿を平易に専門外の人に伝えることです。

そうすれば、その学問の必要性が多くの人に理解され、結果として、その学問の進歩を後押しするからです。経済学分野での研究の専門化が極端に進んでしまった現在、すべての経済学者が「経世済民」を意識して研究する必要はないでしょうし、優秀な研究者には、どこからともなく研究費はついてきますのでサービス業者になる必要もありません。やりたいのに金が無くて出来ないのは研究者淘汰のシステムということだと理解すべきでしょう。研究と教育の質という観点で言えることがあるとすれば、経済学が未だたくさんの定説を保持していると言えない状況で、常に論争中の理論・仮説とともに歩んでいる進歩中の学問だという前提に立てば、「一流の教育者であるためには、その必要条件として一流の研究者=最先端研究の困難を身をもって知っている者でなければならない」ということです。
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この回答へのお礼

経験者ということは、学者さんかなんかなんですか?
さすがに良く分かりました。参考にさせてもらいます。
ありがとうございました。

お礼日時:2001/07/30 14:31

「経世済民」を忘れないことではないですか。


どこかの国の経済学者は競争しなければ経済発展は無いとおっしゃいますが、永久に競争しなさいといわれると、貧民は悲しいですよ。
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この回答へのお礼

なるほど、参考になります。ありがとうございました。

お礼日時:2001/07/30 14:28

 回答というより意見です。


 僕は今大学院(経済系)に在籍して、将来大学の先生を目指しています。
 経済学の研究者のパターンは2つに分かれると思います。1つは大学の先生、もう1つはシンクタンク等の民間企業で働く、俗に言うエコノミストあるいはアナリストといわれる人たちです。民間企業で働く経済系の研究者は、民間企業である故に自分の研究成果に対するニーズがなければ研究者であり続けることはできないでしょう。しかし、大学の先生の場合、自分の研究成果に対するニーズがなくても研究者であり続けることができます。学問の自由という名目でほとんど役に立たない(いずれ役に立つかもしれない研究あるいは研究のための研究)研究を続けることが認められますが、それは大学教育での役割が合ってのものです。この辺を現在の大学における研究者ははき違えています。したがって、自分の行いたい研究を行う自由を求めるならば、学生のニーズを取り込んで、学生が学問に興味を持つような教育を行う義務を負うべきです。要するに、経済学に限らず、研究者はサービス業であるべきなのです。それを忘れずに研究を続ける研究者こそ、理想の研究写像だと思います。
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この回答へのお礼

こんなに丁寧な答えを返してくれてありがとうございました。大学の先生に
なるなんてすごいですね。大学の先生になれるようがんばってください。

お礼日時:2001/07/29 19:19

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