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ロベルト・ボラーニョの「2666」という作品の中に次の一節があります。

彼の大学の独文科図書室には、アルチンボルディに関する文献はほとんど見当たらなかった。教師たちは、その人物について聞いたことすらなかった。教師の一人が、名前には聞き覚えがあるとペルチエに言った。十分もすると、その教師が名前を覚えていると思った人物はイタリアの画家だったことが判明し、ペルチエは怒り(驚き)を覚えたが、彼にしたところで、同じくその画家のことを知っているわけではまったくなかった。

上記の文の「彼にしたところで、同じくその画家のことを知っているわけではまったくなかった。」はどんな意味なのでしょうか?
「彼にしたところで」の彼は誰を指しているのでしょうか?

是非、教えてください。

A 回答 (3件)

「彼にしたところで、同じくその画家のことを知っているわけではまったくなかった。


⇒ 当の彼でさえも、名前だけは聞いたことがあると言った一人の教師同様、アルチンボルディ
  という画家については何ひとつ知らなかったのだった。
 ”彼”=ペルチエ です。このペルチエなる人物が「2666」という作品の主人公なのでしょうか。
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この文章だけで推測せよというのには情報不足ですが、それでも不完全ながら検討はつきます。

この文章からのみで察せよというなら、彼とはペルチエのことでしょう。ペルチエは怒っているけどそのペルチエだって、その画家のことを知っているわけではなかったんだから、怒る筋合いじゃないだろ、この自己中やろうがってことが、「彼にしたところで」という言葉で伝わってきますね。
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彼 文章の冒頭に出てくる人(彼)



「彼にしたところで」は
「彼だって」「彼も」でしょう
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