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シェンゲン協定になぜイギリス・アイルランドが加盟していないのか教えてください。

A 回答 (2件)

 シェンゲン協定の目的は、協定国内での人・物の流れをスムーズにし、


経済などの活性化と協定国域外との不法な人・物の流れの監視強化です。
陸の国境だけではないのですが、もっとも効果のあるのは陸の国境です。
協定国内の国境の管理を軽減し、協定国域外の国境監視を強化する。これ
により、国境管理の人員・費用が協定国全体で削減されます。

 イギリス・アイルランドは、2国で独自の国境管理協定がありますが、
シェンゲン協定に合流しないのは、シェンゲン協定国には、中東や東側諸国
と陸路国境を接しているため、不法入国者や不法な薬物が持ち込まれるのが
防ぎきれないためです。イギリス・アイルランドは、空路・海路だけのため
不法な人・物の流入が、少なくてすむのです。たぶん、イギリス政府は、
治安管理のため、参加しない方がいいという判断だと思います。

 新規EU加盟国のシェンゲン協定への参加は、基準を満たしてからです。
たとえば、ポーランドは東にウクライナと長い国境線がありますが、最新の
国境監視設備(夜間の赤外線監視とか)が、協定が要求する基準に達していな
いとかの理由です。実際、ウクライナ経由で西側に不法入国した人が多く
捕まっています。また、ポーランドとリトアニアの間にロシアの飛び地が
ありますが、リトアニアは、飛び地に行くロシア人にビザなし通過を認めて
ます。リトアニアが協定に参加するとロシア人も協定国すべてに行けます。
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 同協定は、域内国が旅券の提示なしに行き来できるようにするものですが、それはあくまでも陸路のみで可能です。



 海でそれをやってしまうと、EU加盟国の他に、船でアフリカとかから密入国者が来てしまうからです。したがって、島国のイギリスとアイルランドはできません。

 と、ここまで書いたのですが、そういえばドーバートンネルがありますね。ここからの出入国に限れば、イギリスも加盟が可能かも。今後シェンゲン協定の加盟国を増やすために、そういう裏技(協定改正)がでるかも。
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この回答へのお礼

早速のお返事ありがとうございます。
なるほど!海では適応されないからだったのですね!

もう一つ聞きたいのですが2004年にEUに加盟した国々は『条件に満たしていないのでシェンゲン協定に加盟できない』と本で読んだのですがその条件とは何でしょうか?

お礼日時:2004/12/20 22:50

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