No.7ベストアンサー
- 回答日時:
No.1&2 です。
#4 さんのおっしゃるとおり、小物体に加えられる力が「(最大)静止摩擦力」よりも大きいか小さいかで場合分けしないといけないので、結構めんどうです。
問題では「すべる」のが前提なので、ここでは「小物体に加えられる力は(最大)静止摩擦力よりも大きくてすべり出し、『動摩擦力』で考えればよい」と割り切って回答を書きます。
そうすれば、働く力は下記のようになります。
(1) 小物体に働く力
・小物体の質量に対する重力(鉛直下向き):mg
・直方体からの垂直抗力(鉛直上向き):n
・直方体が動くことによる動摩擦力(水平方向でFの向き):f
(2) 直方体に働く力
・上に載せた小物体から押される力(鉛直下向き):n
・直方体の質量に対する重力(鉛直下向き):Mg
・床からの垂直抗力(鉛直上向き):N
・外から加えられた力(水平方向でFの向き):F
・上に載せた小物体の摩擦力の反力:-f
これらを「式」にすれば、鉛直上向き、水平 F の向きを正として
(1) の鉛直方向には運動は変化せず、静止しているの力はつり合っており
n = mg
動摩擦力なので、μ を「動摩擦係数」として
f = μn = μmg
水平方向の運動方程式は、小物体の加速度を a として
ma = f = μmg
→ a = μg ①
(2) も鉛直方向には運動は変化せず、静止しているの力はつり合っており
N = n + Mg = (M + m)g
水平方向の運動方程式は、直方体の加速度を A として
MA = F - f = F - μmg
→ A = (F - μmg)/M ②
小物体、直方体とも、①、②の加速度での「等加速度運動」になるので、
(1) 小物体:
加速度:a = μg ①
速度 :v(t) = μgt (初速度は 0) ③
変位 :x(t) = (1/2)μgt^2 (床から見た初期位置からの変位。初期位置 = 0) ④
(2) 直方体:
加速度:A = (F - μmg)/M ②
速度 :V(t) = [(F - μmg)/M]t (初速度は 0) ⑤
変位 :X(t) = (1/2)[(F - μmg)/M]t^2 (床から見た初期位置からの変位。初期位置 = 0) ⑥
ということになります。
上の式から「vーtグラフ」は書けますね? 小物体、直方体とも「直線」です。
問題では X(T) = L となるときの x(T) を求めよ、というものなので、⑥から X(T)=L となるときの時刻 T を求め、それを④に代入すればよいのです。
やってみれば
X(T) = (1/2)[(F - μmg)/M]T^2 = L
より
T^2 = 2ML/(F - μmg)
どうせ2乗するので、このまま④に代入して
x(T) = (1/2)μgT^2 = μgML/(F - μmg)
これは「床から見た変位」ですから、直方体との「変位の差」は
X(T) - x(T) = L - μgML/(F - μmg) = {[F - (M + m)μg]/(F - μmg)}L
>運動方程式は書けます。
>
>すいません、先程の運動方程式は間違っていました。
>
>Ma=F-μn
>N=Mg+n=Mg+mg
>
>am=μn
>n=mg
直方体と小物体の加速度がどちらも「a」ですか? それでは「すべらない」ということですよ?
両方の加速度を別々に区別して書けば、力の書き出しと運動方程式は合っていると思います。
ただし、#4 さんが書かれているように「(最大)静止摩擦力」(すべり出すまでの摩擦力)と「動摩擦力」とがあるので、力 F の大きさによっては「小物体はすべり出さない」こともあるので、その点も忘れないようにしてください。
No.4
- 回答日時:
これ、案外めんどくさいですよ。
質問のμを「動摩擦係数」
μ′を「静止摩擦係数」(普通はμ'が動、μが静だけど・・.)
Mの加速度をa、mの加速度をa′とすると
mにかかる力がμ′mg以下
つまりa′<μgなら、滑らずにa=a′ になるので
①(M+m)a=F
②a=a′
この時
③a=F/(M+m)≦μ'g つまり F≦(M+m)μ'gが滑らない条件になります。
よく、③を、後ででてくる④を見てF≦μ′mg としてしまう人がいますが間違いです。注意して下さい。
この場合は勿論 滑り量=0
F>u′g(M+m)なら、運動方程式は
④Ma=F-μmg
⑤ma'=μmg
両者の加速度の差は
a=(F-umg)/M
a-a′=(F-μmg)/M - μg =(F-μg(M+m))/M
a-a′はμ<μ′でF<μ′g(M+m)だから
a-a'>0 が保証されていることに注意。
a-a′<0なら④、⑤は成立しないので、この確認は重要です。
直方体が距離Lに到達する時刻は
(1/2)at^2=L → t=√(2L/a)
滑り量=(1/2)(a-a')t^2
めんどくさいので、こっから先はご自分でどうぞ。
既に求めたaとa′とtを代入して
ごりごり計算するだけです(^-^;
No.1
- 回答日時:
直方体と小物体の、各々の運動方程式が書けますか?
そのためには、「直方体に働く力」「小物体に働く力」をすべてかい出せないといけないけれど。
それができることが前提条件なので、まずそれを書いてみてください。
議論はそれから。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 物理学 割と至急お願いします。力学の問題です。 3 2022/12/09 08:45
- 物理学 物理基礎で、力学的エネルギーと動摩擦力のことを習ったのですが、 あらい斜面の下から物体を滑り上がらせ 2 2022/09/11 10:12
- 物理学 水平な円板のあらい面上で, 中心から距離の位置に質量m の小物体を置いた。0を中心に円板を角速度で回 3 2022/08/07 21:24
- 物理学 なめらかな水平面の床の上に、質量 200 g の物体がある。床の面を xy 面とし、鉛直方向に z 1 2022/07/23 11:28
- 物理学 物体間の摩擦力についてですが、 写真の①(上図)のように物体BをF[N]で引っ張ったとき 写真のよう 9 2023/06/08 16:22
- 物理学 運動量保存則の問題です。 3 2023/05/21 14:54
- 物理学 xy平面上を運動する物体Aがある。この物体の時刻tにおける位置ベクトルra(t)がra(t)=p + 2 2022/05/22 14:00
- 物理学 系の力学的エネルギー保存について 2 2022/06/09 22:14
- 物理学 台と小物体合わせた全体の水平方向の運動方程式 とは? 8 2022/09/02 06:33
- 物理学 図のように、内半径aの中空の円筒が、その中心軸が水平になるように固定されており、その中で、 質量 M 7 2023/02/15 09:23
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
くさびの力の出力
-
摩擦力による等速円運動
-
ある重量の物を浮き上がらせる...
-
衝撃荷重の計算式
-
質量kgと力Nを変えると速度m/s...
-
固有振動数は何で決まる
-
なぜ物体は動くのか
-
工業仕事と絶対仕事の違いについて
-
水中で重さの違う物体の落下速...
-
xy平面上を運動する物体Aがある...
-
衝撃力について教えて下さい。
-
垂直抗力の作用点について
-
円運動の問題で物体が面から離...
-
軌道なのか軌跡なのか
-
なぜ摩擦力と引く力は同じなん...
-
力学的エネルギー保存則ではな...
-
この問題で、物体がレールから...
-
質量(密度)の異なる2物体の重心
-
【物理】電車内で飛行する虫
-
力学の衝突の事例です。物体Aが...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報
運動方程式は書けます。
M a=F+μn
0=-Mg+N-n M=mg+n
ma=-μn
0=n-mg. n=mg
加速度A=F+μmg/N
加速度a=-μg
すいません、先程の運動方程式は間違っていました。
Ma=F-μn
N=Mg+n=Mg+mg
am=μn
n=mg
ですねw