プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

私は、現在製造系のエンジニアとして働いている者です。
 早速ですが、仕事がら物事を論理的に考える際に必ず「本質とは」という言葉を用いて話す方々がいるため、業務上の迅速かつ深い推敲に必要であるその定義について明確にしておきたいと考えています。

また、”本質”と”根本原因”の違いについてもご教授できる方がいれば、ご教授いただければ幸いです。

 個人的見解でもよいので、その定義について多くの方からご指導頂ければ幸いです。

下記は、この疑問を考え始めた背景です。

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 本質の定義とは何なのだろうと考えています。私なりには、まだ若い(30歳未満)ため「そのものが、そのものであるための不可欠な因子である」という漠然とした(かつ、正しいかどうかという事すらもあいまいな)回答ぐらいしかできません。けれど、「そのものがそのものであるということ”全体”が本質であるかもしれないな」などとも考えています(この”全体”というのは間違いかな?とも思えてきています)。

 「この問題の”本質”とは・・・」という言葉を、「この問題の”根本原因”とは・・・」に置き換えても言葉の意味が通じることもあります。製造業として不具合を未然に防止するためには、”根本原因”を改善することが必要です。もちろん、もろもろの事情により”応急処置”を行うことも必要でしょうし、”放置”や”現状監視”などの措置も必要です。

 けれど、ここで、”根本原因”と”本質”という言葉の定義が分からず、困っています。使い分ける方もウェブサーフィンをするだけでもそれなりの人数の方がいるため、それらがどのように異なるのかを明確にすることによって、より内容の把握や分析を迅速にし、かつ、深めたいと考えています。

A 回答 (23件中21~23件)

うーん 



例えば地震が起こって

Aさんはそれ以降寝込んでしまい、一日中ベッドで過ごす状態になってしまった。

Bさんは数日寝込んだが、その後は炊き出しボランティアに参加して他の被災者を支援した。

Aさんの症状を医者は見てうつ病と診断した。
Aさんが寝込んだ本質は地震という誘因が起爆剤となりうつ病の状態になったこと。
でも、これが根本原因ではない。
なぜならBさんは同じ状態(家を失い家族が骨折で入院してしまった)になりながらうつ病にならなかったから。

では根本原因は何かというと、性格とDNA。
それが地震によって誘発され表に出た。



またこんな実例も聞いたことがあります。

ツアーコンダクターが顧客から「わたしは何度もフランスに来たことがあるから、今更エッフェル塔には登らなくてもいいわよね?」と聞かれた。

ツアーコンダクターは顧客がエッフェル塔を見飽きたからもういいと言っていると受け取って「そうですね。登らなくてもいいですよ」と答えた。

帰国後この顧客からすごいクレームが来たそうだ。
「ツアーコンダクターの人が登らなくてもいいと言ったので登れなかった」というクレームだったそうだ。

この顧客のあの言葉の本質は<自慢したかったのにそれとは違う答えが返ってきてジレンマに陥ったこと>。
ツアーコンダクターは「ええ? もう何度もフランスに来ているんですか すごいですね」と言って欲しかったのだ。
ところが期待した誉め言葉は返ってこなかった。
エッフェル塔に登らなかったことに不満があったのではない。
ところが旅行社はその顧客のクレームの本質がわからず顧客と食い違う会話に終始することになった。
(別の人が家まで言って話し合ってやっと本質が見えたそうです)

で、このトラブルの根本原因は顧客の裏の言葉(本質)をコンダクターに読めなかったこと。
(普通は読めないですよね こんな変化球)
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この回答へのお礼

ご解答ありがとうございます。
要約すると以下のようになりますね。

【1】地震によるうつ病の本質と根本原因
(1)「”Aさんが寝込んだ(うつ病になった)本質”=”地震”」
(2)「”Aさんが寝込んだ(うつ病になった)根本原因”≠”地震”」
何故ならば、人(Bさん)によっては、寝込まなかった(うつ病にならなかった)からである。

(3)「寝込む(うつ病になる)”根本原因”=”性格とDNA”」
何故ならば、”寝込む(うつ病になる)人”と”寝込まなかった(うつ病にならなかった)人”を明確に分別できるからである。
それが地震によって誘発され表に出た。


【上記からの”本質”と”根本原因”の定義(暫定)】
「”根本原因”は絶対条件である」
「”本質”は絶対条件ではないが、”根本原因”を誘発させる触媒的なものである」

これを以下の”【2】”に当てはめて検証します。

【2】トラブルの本質と根本原因
(1)「”この顧客のあの言葉の本質”=”自慢したかったのにそれとは違う答えが返ってきてジレンマに陥ったこと”」
※ここで「あの言葉」とは、「「わたしは何度もフランスに来たことがあるから、今更エッフェル塔には登らなくてもいいわよね?」」ですか?それとも、
「すごいクレーム」ですか?等号がつながりませんが、私の考え違いでしょうか?

(2)「旅行社はその顧客のクレームの本質がわからず顧客と食い違う会話に終始することになった。」
※ここで、「”本質”は絶対条件ではないが、”根本原因”を誘発させる触媒的なものである」ということでしょうか?この文章では「クレームの根本原因」としたほうが良いのではないのでしょうか?

(3)「”このトラブルの根本原因”=”顧客の裏の言葉(本質)をコンダクターに読めなかったこと”」
※ここで、「”根本原因”は絶対条件である」ということでしょうか?確かに、ここは”【1】”の”根本原因”の定義に当てはまりますね。

上記”【1】”・”【2】”を基に、考察してみると上手く整理が付きません。理解力が無くてすみません。。。
できれば、再度上記について補足をしていただけないでしょうか?お手数ですが、よろしくお願い致します。

お礼日時:2005/01/22 23:24

養老孟司さんの「唯脳論」からのヒントを得ての回答ですが


「機能」と「構造」の違いではないかと想います。


例えば「自動車」という構造は「走る」という機能を生みます。

「この問題の”本質”とは・・・」という場合は、
「走り」という【機能】が問われていて、

その根本原因を考察する為には、
「自動車」という【構造】に帰結するのだと想います。
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この回答へのお礼

ご解答ありがとうございます。

 なるほど、「本質=機能」であり「根本原因=構造」であるということですね。 では、「”本質”は、”根本原因”によって構成され、かつ、実現されている」ということになりますね。

 これは、私が述べていた、【「そのものがそのものであるということ”全体”が本質であるかもしれないな」などとも考えています(この”全体”というのは間違いかな?とも思えてきています)。】という「”全体”=”本質”」ことが正しいということになるのでしょうか?では、全体の中の特定の一部が本質である。即ち、「”全体”∋”本質”」ということは、間違いであるということですか?

 昔、「人が人であるための本質は、言葉を話すことである」ということを言った教授(?)がテレビに出ていました。でも、その後、他の動物(サル?)にも会話(複数の発音の組み合わせで成り立つ複合語による意思の疎通?)することが出来るということが証明され、人間の定義があいまいになった」と聞いたような気がします。

 これを基にすると、本質については「”人が人である本質”∋”言葉を話す”」ということになり、”言葉を話す”ことが、即人間であるということにはならないという事ですよね。確かにSyo-yaさんの説明はつながりますね。

 けれど、根本原因については「”人が人である根本原因”=”言葉を話す”」となりますか?”根本原因”というより”因子”と読み替えたほうが良いのでしょうか?確かに、”根本原因”を”因子”と読み替えることは出来る(等価であり得る)かもしれませんね。

 この方向での検討は、もう少し皆さんの意見も聞いてみたいですね。

お礼日時:2005/01/22 22:33

こんにちは。


私個人の使い分けでいいですか。

(1)「物事の本質を知ってこそ言える事」
 「物事の根本的原因を知ってこそ言える事」
(2)「そもそもこのシステムの本質は・・・」
 「そもそもこのシステムの根本的原因は・・・」

ニュアンスと使い方が違いますよね。
直すと(一例)↓
(1)「物事の本質を知ってこそ言える事」
 「物事にある不具合の
  根本的原因を知ってこそ言える事」
(2)「そもそもこのシステムの本質は・・・」
 「そもそもこのシステムのミスの根本的原因は・・・」

例えばお客様とシステム等の提案で折衝するときに、
「本質」という言葉を良く使います。
お客様がどういうものを求めているのか、
それに対してこちらから提供できるのはどの様なものが
可能なのか、それを明確にしたいからです。

一方、稼動し始めて色々不具合が出てくると
言い訳(?)に「本質」とともに
「根本的原因」という言葉が良く出てきますね・・・。
こんな感じです。
「本来こちら側では~機能を本質としたものとして
 設計していましたが、今回の不具合の根本的原因
 としては現行の運用での~が挙げられます」等。

漠然としていますが、使い分けのニュアンスは
分かっていただけましたでしょうか?
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この回答へのお礼

ご解答ありがとうございます。

 Kaiuさんの話しを要約すると、「”本質”と”根本的原因”は本質(?)的には同じ因子であるけれども、”本質”は(要求仕様などの)肯定的に使用し、”根本的原因”は(不具合などの)否定的な内容に用いる」ということでよろしいのでしょうか?なるほど、そういうニュアンス的違いであるとも考えられますね。貴重なご意見ありがとうございます。

 また、”本質”(または、”根本的原因”)の定義についてもご解答いただければ幸いです。また、大勢の方からのさまざまな意見もまだまだお待ちしています。

お礼日時:2005/01/22 21:24

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