No.6ベストアンサー
- 回答日時:
「発表方法」編
「質疑応答」&「発表の後に」も掲載!
発表方法について
聞き手を意識した発表を行なう。
聞き手の知識を想定する。
相手の知識を過度に期待しない。
発表が失敗すると、相手が勘違いしている場合があり、
その場合、質問者の前提に間違いが無い事を確認する必要がある。
質問者の真意を掴みかねる場合は聞きなおす事も必要となる。
相手に過度の情報を与えない。
研究の根底となる前提データだとしても、
結果にすぐ結びつかない情報を与えると、聞き手が混乱する場合がある。
前提となるデータを必要とする人が一部に居ると思われる場合は、
質疑応答用のOHPとして準備しておけばよい。
発表時に話す事は基本的にOHPを見たら言える様にしておく。
欠かせない単語はOHPに記載する。
発表原稿などは持たないで発表できる事。
しかし、原稿を作ってはいけないというわけではない。
OHPとOHPの間を繋ぐ言葉は前もって準備しておくと良い。
間に挟む紙に発表内容を書いてしまっても良い。
OHP発表の場合、OHPの端に見える名札をつけると良い。
PowerPointの場合、それぞれのスライドに名前をつけておく。
発表態度:
・主語、述語、目的語等をはっきりさせる・
当たり前と思う主語や述語も言わない事で、あっというまに誤解につながる。
・自分が思っている適性速度よりもゆっくり話す様に心がける。
時間に追われて早口になりやすい。
・基本的に聞き手を向いて話す。
スクリーンに向かって指し示す事が多いが、
それでも聞き手を向いて偉そうに話す。
・大きい声で、しっかりと話す。
小さい声で話すと内容に自身が無いかの様に見える。
・語尾を上げない。
若い人にありがちな、問い掛けの様な口調は発表向きではない。
・接続詞や語尾だけ大きな声で発表してしまう人も多いので注意する。
大きな声でと意識するとなりやすい。
・夢中になってスクリーンを叩きながら説明したりしないこと。
スクリーンがゆれると見づらくなる。
注意書き)
OHP上の細かい文字が見えなかった場合、聞き手がどう解釈するかに注意する。
細かい文字表記に頼った発表は行わない。
万が一頼る場合は声に出して読み、注意を惹く。
「レジュメを見てください。」はダメ。
この場合、聞き手の意識が自分の方を見るまで間を取る必要となる。
質疑応答について
事前対策
聞き手のレベルを想定して、出そうな質問を考えてみる。
聞き手のレベル次第で質問は大きく変わる。
出そうな質問が想定できたらそれに対する答えを用意する。
この時、なにか提示するべき情報が発表のなかに無い場合は、
それ用のOHPを用意する必要がある。
応答時の注意点
質問者の発言は落ち着いて聞き、真意がどこにあるのかをはっきりさせる。
質問者の真意がはっきりしない場合は慌てて答えず、聞き返しても良い。
「~という質問ですか?」と言う様に言い換えて聞いてみる
質問者の間違いに気付いた場合は、穏やかにしっかりと訂正すること。
質問が二つや三つ在る場合は一つずつ答える。
二つ目や三つ目の質問を忘れた場合は聞きなおす。
発表の後に
発表は研究報告の一区切りであるが、終わりではない。
研究は最終的に論文として報告されるべきであるので、学会等の発表の直後にまとめるべきである。
実際の所、発表準備によって行われた作業で、論文化のおおよそ作業は終了している。
質疑応答などにより、大幅な変更が必要にでもなっていなければ、質疑応答の内容も、
今後の展望や研究展開として載せるだけでかまわない。
No.5
- 回答日時:
あと「発表方法」編もあります。
要り様でしたら追加します。
この回答への補足
ぜひぜひお願いします!!!
あともしよろしければ下記の質問にもアドバイスいただけたらと思います。
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=1195098
No.4
- 回答日時:
場所取りご免。
研究室での習得物の集大成。
「発表の構成」と「OHPの作成」について。
発表内容の構築について
発表構成要素は以下のとおり。
・表題(研究題目・発表題目等)
・背景(社会的背景、既往の研究、これまでの進展等)
・目的(研究の目的、プロジェクトの目的等)
・手法(解析の手法、実験の概容等)
・結果(解析の結果、実験結果等)
・考察(結果から考察される内容全般)
・結論(目的に対する、結果&考察のまとめ)
・展望(今後の予定、結論から推測される事等)
注意書き)
・以上の各要素はほぼ不可欠。
項目に名前が入っていなかったとしても、圧縮してはいってる。
・「発表は逐次的に進む」ということについて
分岐や逆戻りとかいろいろ在ると聞き手がフォローできなくなる。
発表の構成は基本的に一直線に構成する事。
ただし、「手法、結果、考察」は複数ある場合もある。
その場合は、事前に二部構成で在る事を示しておく必要がある。
また全体の結果をまとめるときは、考察部分のみを再度言及する。
各要素について
・表題
研究の題目及び、発表者名などを載せる。
題名を大きなフォントで表記、少し小さめのフォントで氏名を表記する。
題名が長い場合は区切りの良い所で改行する。
・背景
研究の背景を述べる。
既往の研究を述べる。
これまでの研究展開を述べる。
問題意識の明確化を行なう。
・目的
背景から示された、問題に対する解決策の提示と報告の目的を示す。
・研究のオリジナルな部分の表明を行なう場合もある。
・手法
目的を達成する為の手順の流れを示す。
これまで達成されて無い目的をどの様な手法を用いる事で
実現できたのかを示す。
ここで示される内容の例
・手法の原理
実験手法、解析手法等
・結果の根拠となるデータの提示
計算根拠のデータの出典等
・検討範囲
無視した条件等も・・
・結果
実験結果や計算結果を示す。
ただし、結果から注目するべき点、注意点等にも言及する。
・考察
結果から推論される事を示す。
結果と考察は一緒に載せられる場合もある。
・結論
結果、考察から目的が達成されているかどうかをまとめる。
結論としては定量的な結果を載せる。
定性的なものだけを誇らしげに言うと大顰蹙を買う。
・展望
研究のその後の展開や、残された問題点、推測される事柄などを述べる。
自分の報告のオリジナルな部分についてはキチンと明示する事が重要。
課題のオリジナリティー、手法のオリジナリティー、結果のオリジナリティーなど様々なオリジナリティーが考えられるが、それぞれ適当な所で、オリジナルな部分を表明しなくてはならない。オリジナリティーの見られない発表は意味が無いのでオリジナルな部分のハッキリしない発表は聞き手に「価値の無い発表」と看做されてしまう場合がある。また、報告に価値を与える事は発表者の義務であり、価値の無い発表は義務の不履行と言える。
OHPの作成について
OHP作成の方針
発表内容に合わせ、基本的に一つの項目につき1枚以上を割り当てる。
一つの内容を一つのOHPで示すのが良い。
枚数は発表時間*1.5程度を限度とする。
聞き手に理解する時間を与えること。
一枚の表示時間は黙読で全体を読みとおせる時間以下にしない。
黙読途中のOHPが交換されると聞き手が混乱する。
切替のタイミングが早すぎると聞き手がついて行けないので、一息入れる。
発表とOHPだけで内容を把握できる様にする。
レジュメを見なければ分からない内容は発表に含めない。
OHPとレジュメを行き来すると流れが途切れたり飛んだりする。
接続詞は順接か逆接のみとし、分岐は可能なかぎり用いない。
分岐したい場合も、場合によってはどちらかのルートのみを発表する。
そして、分岐の選択肢が別にある事を述べるだけにする。
接続詞は矢印などの図形で表す。
因果関係や理由説明など・・
肯定的な関係、否定的な関係等で分類し、色を統一する。
表題
表題はかなり大きめにつける。
各OHPには独自の表題をつける事。
質疑応答時に「~のOHPを出してください」等といわれる時があり、
同じ題名のOHPがあると混乱する。
フォントについて
フォントサイズは24程度を下限とする。
文字の書体はゴシックを基本とする。
半角はTimesNewRoman等の使用も可
10行を上限とする。
縦長の部屋で発表する場合、後ろの人はよほど大きな字でないと見えない。
単語を強調する場合、同じグループに属する単語は同じ色とする。
グラフについて
複数のグラフの凡例において、同じ種類のポイントは同じ色とする。
グラフの軸は荒く、大きめに。
凡例も同様
図について
OHPの装置図は細かい部分は出来るだけ省く。
装置図などを書く場合、流路などは3~5ポイントと太い線にする。
ただし、二重線にすると2本の線と思われる場合があるので注意する。
彩色について
背景が濃い色の場合は文字、線は淡い色にに統一すること。
逆に淡い地の場合は濃い色に統一する。
白地に黄色や桃色は見づらい。
各色が区別できる為にはあまり近い色は使うべきではないので、
自ずから同一のグラフ上で利用できる色は4色か5色程度となる。
白地:黒、青、緑、赤等
青地:白、黄色、黄緑、桃色等
実際の対象から想起される色とはかけ離れた色は使わない方が良い。
例
水力「○青、×赤」
農業「○緑、×赤」
炭素「○黒、×黄」
例外
水素「○青、○赤、×緑」
実体の色は無色だが、水などの関連から青などが想起されるが、ボンベが赤い為、実験者などには赤でも通用する。同様に酸素の「黒」もありうるが、炭素がグラフに同居する場合は自分の趣味に寄るだろう。
注意書き)
液晶プロジェクター発表時のスライドについて。
フォント設定はOHPと若干異なる場合がある。
No.3
- 回答日時:
私も大変苦労しました。
・目的をOHP1枚にまとめ、あまり時間をかけない。
・結論に至るまでのデータは数を競うものではない。データを激選し、データの考察に当てる時間を長くする(考察のOHP数>データ説明のOHP数が理想)結論を直接導けないデータは省略してもよい位。
・発表10分の場合は9分以内で音読できる原稿を作る。OHPをめくる間はある程度の間をとる。(本番では緊張等で大抵時間が長引きがち)
あとは、ゼミの発表練習にて何回も書き直しの指示を受けることになると思います。(理系の場合は数十回の直しは覚悟したほうが良いでしょう。)ゼミでのアドバイスも参考に、より良いプレゼンが出来ることを祈っております。
No.2
- 回答日時:
修士論文ならば、卒論や学会で発表経験があると思いますが。
最近はパワーポイントなどを用いて発表すると思いますが、OHPを使っていた時は1分1枚といわれていましたので、発表時間が10分ということは10ページ程度にまとめる必要があると思います。
さて、まとめ方ですが、研究において一番大事なのは結果や過程ではなく、目的です。
なぜそのテーマを研究したのか、それがなくして研究は成り立ちません。目的が明確なら、結果がどうなったかもわかりやすくなりますので、目的を一番に整理する必要があります。
次に、目的に添った結果をまとめます。
研究途中でいろいろな発見があるかもしれませんが、目的に直結する結果についてのみの資料を造ります。
それから、結果に至るまでの過程部分を造ります。
目的を達成するためにはいろいろな角度から様々な要因について検討していると思いますが、研究目的を明確にしてそのために最も解決すべき問題に関する事項についてのみに対象を絞ります。
いろいろ努力してきているので、たくさん盛り込みたくなると思いますが、そこは我慢して最も重要な事項についてのみにするのです。
最後に、研究目的の観点からどういうことを検討し、どういう結果になったかの全体の流れをチェックして、スムーズに流れているかを検討します(起承転結や序破急の文章構成になっているかも大事です)。
流れがスムーズでないものは削ります。
作業としては、目的と目的に直結した結果の部分をまず作り、それに至る過程・検討をできるだけ直線経路に近いもの1つか2つに絞ってまとめる。
だいたい私の場合はこうしていました。ちなみに私は工学系です。
No.1
- 回答日時:
10分ですと、OHPやパワーポイントで多くても4~5枚程度ですね。
一般的な論文の構成は、
序論:論文の意図や問題提起
本論:実験の方法、実験結果、推論を積み上げ
結論:最終的に導き出される結果
となっていますから、これに添う形が良いでしょう。
起承転結で書くようにと指導する文書もあって、「転」があるとドラマチックですが、必ずしも必要ではありません。
> まとめ方のコツなどがあったらぜひアドバイスしてください。
10ページ20ページとかを1ページ、1行にしなければなりませんから、文章の依存関係を読み取って、5W1Hなんかも気にしつつ、書かれる内容は要約ですからプレゼン中で「すなわち」「つまり」なんかが出てくると変、…とかの漠然としたコツしかアドバイスできないかも。
--
Wordを使って作成した文書(かつ適切なアウトラインが設定されていれば)であれば、[ツール]-[要約の作成]で要点を抽出してれたりもします。
また、こちらのサイトはプレゼンテーションに関して参考になる事がたくさん書かれています。お勧めです。
PERFECT-PRESENTATION.COM
http://www.perfect-presentation.com/index.html
参考URL:http://www.perfect-presentation.com/index.html
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