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篠田桃紅は墨の色について次のように表現しています。
<墨のいろは、目に見得る色、というより、匂い、匂う、というほうがふさわしいような、いろなのだ。>と。
不肖私も、墨の黒さに(特に、乾いている時より、濡れている時に)、時々匂いを感じます。
(少し違うかもしれませんが、豊満なご婦人が光沢のある黒い御召物をまとっている際に、匂いを感じます)
この匂いを感じるのは、軽い共感覚かもしれません。

皆様は、墨の黒に匂いを感じますか?
また、他の共感覚を感じていますか?

A 回答 (8件)

私が若い頃フォトスタジオで「デスマスクのような白い顔だけのマネキン?」を撮影した時の頃を思い出してみました。


真正面にカメラを構えフロントトップ1灯でライティングし黒バッグで撮影した時の事です
ライトを微妙に動かしそのたびにポラで確認しながら撮影してたいたのです
白いマネキンにフロントトップのライティングしたので若干ハレっぽくなったのとバッグを黒くした事で白いマネキンが浮き上がってる感じしました。
それが「ライティング微調整」→「ポラ確認」を繰り返していく中で深く深く集中していきました。
ファインダー越しに白いマネキンを見ているうち白いマネキンの旗肌に「艶」を感じ「人肌」のように感じ始めまるで「観音菩薩像」を見ているような感覚になりました
その時感じたその感覚を踏まえて篠田桃紅さんのコメントを読んでみた感想は
「墨に生(性)」を感じてるように思えました
書くたび生まれる微妙な違いや
絵を描いているときの「墨の水水しさ」
「水水しさから感じられる艶」
それらが相まって「墨の色に生(性)」を感じられたように思えます
篠田さんが感じられている「匂い・匂う」とは色に匂いを感じる共感覚でしょうがそれだけではなくて「生きているもの」に感じられる「匂い」でもある様な気がましました
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
引用文の列挙になりました。

<白いマネキンの旗肌に「艶」を感じ「人肌」のように感じ始めまるで「観音菩薩像」を見ているような感覚になりました>
<「墨の色に生(性)」>なのですね。
<「墨の水水しさ」>
<「水水しさから感じられる艶」>
<「生きているもの」に感じられる「匂い」>
横道の逸れるようですが、この匂いに、生であり(控えめに)性であるがつながっているのですね

お礼日時:2020/10/28 19:12

墨って どうゆうふうに作られているかご存じですか?


ロウソクを燃やした時に出る煙 煤です
それを集めて練り込んだ物です
当然ロウソクの生地や芯などにより違いが出ます
また
墨も青い物や赤みを帯びた物など 薄くのばすと色が違うことが分かります当然香りも違います
着物の黒ならなおさらです
黒に染め上げる前に着物地に赤色を3回かけ青をかけ日を置いてまた赤をかけ
と言うように紫の入った黒 深紅の黒 何度も糸に色をしみこませることで深みを増して より黒が際立ちます
赤の色は 自然から取り出した野草など自然の香りが残ります
その製法を知れば
職人の技と 染色工房の色を煮出す独特の香りが分かります
黒という色は自然界には存在しないのです
人間の目が色の七色を判断できない部分を黒と決めつけて居るだけです
黒と
墨は違います
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
墨も着物時も材用に由来して<当然香りも違います>のですね。
篠田桃紅は、材料に由来した違いのある香りのことを言っているのですね。

お礼日時:2020/10/29 17:56

亡くなった母が一番大切にしていた着物が、淡墨桜を散らした模様でした。

形見にもらおうか、最後まで迷って、遺骸にふっくらとかけて、母と一緒に煙になりました。

お対の帯が、形見になりました。白磁色に薄墨で一筆書きがあります。

ある程度年齢のいった人にしか似あわない、大人の香りがほのかにします。

男性は、若い女の子が好きだから、こういう色気はわからんだろうなぁ、と偏見をもって考えます。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<淡墨桜を散らした模様<>白磁色に薄墨で一筆書き>などに、<大人の香りがほのかに>するのですね。(人によるのでしょうが)
視覚に、香り、匂い、臭覚がつながっているのですね。しかも、この匂いに色気(セクシーでなく)がまたつながっているのですね。
少ない人だけか感じることのできる、豊かな・満ちた心のはたらきですね。

お礼日時:2020/10/28 18:27

墨の黒に感じるのは「漂い」です。

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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
有彩色に比較し、<墨の黒に感じるのは「漂い」です。>ですね。

お礼日時:2020/10/27 19:20

墨をすったことがある人なら、墨の香りは誰でも知っているでしょう。


篠田桃紅氏のコメントは共感覚そのものを表現しているのでしょう。
人によっては、様々な色から、特定の花の香りなどを共感覚で香りとして感じることは、当然あるように思われます。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
篠田桃紅は、わざわざ<誰でも知っている>><墨の香り>を言わないでしょうね。
<様々な色から、><共感覚で香りとして感じること>を言っているのですね。

お礼日時:2020/10/27 19:18

「墨」と言っても、単純に「黒」ではなくて、「青」「紫」と


言ったニュアンスの墨もあります。
(勿論、唯の「黒」もあります。)

材料、製法によるのか知りませんが、その「墨なりの匂い」が
有るように思います。

当然、その「墨の色」には、「それ特有の匂い」があり、
そのことを言っているようにも、思います。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
<その「墨の色」には、「それ特有の匂い」があり、
そのことを言っているようにも、思います。>ですね。
専門家の篠田桃紅は<「それ特有の匂い」>をかき分けている、のかもしれませんね。

お礼日時:2020/10/27 15:56

「匂う」という語そのものが嗅覚のみではなく、視覚にうったえる事をも表します。


 敷島の大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花(本居宣長)
この「匂ふ」眼に見える感覚です。(もっとも墨にも香りはあります。)
古来からの感覚と言っていいでしょう。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
墨そのものに<香りはあります。>ですね。
「匂ふ」は<古来からの感覚>ですね。
源氏物語の時代では、日本の最高価値が「匂ふ」でしたね。
その「匂ふ」は、単なる臭覚に留まっていないようでしたね。
篠田桃紅の言っていることは、<「匂う」という語そのものが嗅覚のみではなく、視覚にうったえる事をも表します。>のご説明において、順序が逆の、<墨の黒さは視覚のみでなく臭覚も>になるのですね。

お礼日時:2020/10/27 12:44

膠が入っていますので、腐敗臭がしますよ。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
<膠>の<腐敗臭>があるのですね。
、ただし、感じる匂いは心地良いです。

お礼日時:2020/10/27 12:26

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