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リディア=E=ホールの理論を分かりやすく教えて下さい。

A 回答 (2件)

Lydia.E,Hall は、アメリカの看護理論家でその代表作は、1963年に出版されたものが、コア・ケア・キュアモデル。



 その前提として、看護とは何かという著書の中で、患者について,身体,病気,人格という3つの側面をもっており,人は他人によって設定された目標ではなく,自分自身によって定めた目標に向かって努力し,学習し成長することができると考え、環境については,クライエントの個人的目標の達成を助長すべきものであり、健康については,成長を促進する行動を意識的に選択できるような,成熟し,自己アイデンティティが発達した状態を想定し、看護でのケアリングは看護師の第一義的な機能であって,全面的専門看護(治癒を促すための養生,教育,支持という役割が含まれる)は,クライエントの回復期間中最も重要であるとしています。

 その中で、ケア,コア,キュアという看護のサークルは,中心的概念であると唱えており、コア・ケア・キュアモデルという本を出版しました。

 すなわち、コアとは医療小むと協働し、病気から生じた問題の解決を
図ることに主眼がおかれ、ケアは、患者のニーズの充足と安楽を促進するための直接的な対応に主眼がおかれ。キュアは、医療の専門的な知識に基づき患者さんや家族と協力し実践的な解決を図ることを主眼にした看護理念を展開する形で、今日の日本の看護に迄息づいています。

 尚その背景として、1960年代は、米国では多様な理論が発達した時期でした。
 理論の焦点が問題志向型で看護の役割・機能が中心であったものから患者と看護者の関係(相互作用)に移っていき,看護を結果ではなく過程(プロセス)で捉える発想が展開されていました。
 ですから日本では,1960年代は米国で開発された看護理論が翻訳出版された意義ある年代とも言われています。さらに、看護者自身が「看護とは何か」と看護の本質を問う時代になった時代であって、その中でLydia.E,Hall は、アメリカの看護理論家として、現在でも貴重な看護理論を構築した人として知られているようです。
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#1 の引用文献は以下の通り



①看護理論の変遷 と現状および展望
大阪市立大学看護学雑誌 第 3巻 (2007.3)
城ケ端初子 樋口京子
https://core.ac.uk/download/pdf/35260741.pdf

②医療・看護・作業・理学療法楽研究所―Physical Therapy―
リディア・E・ホール(Lydia E. Hall):看護ケア

③看護部理念・基本方針
新ひだか町立静内病院
http://www.shinhidaka-hokkaido.jp/hospital/detai …

④聖泉看護学研究 Seisen J. Nurs. Stud., Vol. 5. pp.1-12, 2016
看護理論の発展経過と現状および展望
城ヶ端 初子 大川 眞紀子 井上 美代江
https://core.ac.uk/download/pdf/52039917.pdf より
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