プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ある本で、地球にある淡水資源は非常に限られていて、特に開発途上国では安全な飲み水さえ確保できていない国が多いと書いてありました。また中東で今度戦争が起こるとしたら水資源を巡るもので、既に水ビジネスも世界的に展開されているとありました。実際のところ、水問題はどれくらい深刻で、政府はそれに対してどれくらいまでの状況を予測して、政策を立てているのでしょうか(国家百年の計と言いますが。。。)

A 回答 (2件)

国の回し者ではありませんが、白書などがネット上でもpdf版で見えれますのでお読み下さい。


環境省「環境白書」平成16年版
 http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/hakusyo.php3 …
国土交通省の「日本の水資源」 平成16年版
 http://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/hak …
厚生労働省「厚生労働白書」平成15年版  3 安全でおいしい水の確保 (上水道)、
 http://wwwhakusyo.mhlw.go.jp/mhw/book/hpax200301 …
経済産業省 工業用水道事業
http://www.meti.go.jp/policy/local_economy/downl …
http://www.meti.go.jp/policy/local_economy/gathe …

国の水資源関係は4つの省庁がそれぞれで政策を実施してきました。
上水道で言えば意外とも思われるかも知れませんが、沖縄、福岡、香川県など降雨が少ない時季に水源が不足していいました。沖縄では海水淡水化装置が既に稼動し、福岡も平成17年4月から供給開始予定です。(この技術はイラクやインドネシア沖地震の緊急給水に役立っています。) しかし、大阪の工業用水のように使い道がなくて困っているところもあり、国全体でみるとアンバランスです。国は用水利用できないなら、防災に切り替えてダムや道水路を作ろうとしています。長野の脱ダム宣言は象徴的ですが、私の住む地域では20年以上反対運動が続くなかで止めようとしません。

雨水は最も私達に身近な水資源です。屋根に降った雨水を全て使えば水道水の使用量も大幅に減ります。東京都内の降水量は年間約2億5千万トン、水道水は約2億トンで殆んどを利根川など遠くの水源に頼っています。降雨量の2倍近い水が都内に排出されるので、豪雨時には都市洪水の原因にもなっていました。墨田区役所の村瀬さん達の努力で、家庭や国技館、江戸博物館などで雨水貯槽が設置され墨田区では最近は都市洪水は起っていないと言われます。洪水対策で太い排水路を作る必要もなくなりますが、多くの都市で単に洪水対策としてゼネコンの喜ぶ驚くほど大きな地下貯留槽を作っています雨水利用は東京都、埼玉県、愛知県以外はかなりローカルです。家庭における雨水利用は、家庭で太陽電池や燃料電池発電するのと同じ分散型の水資源利用です。後進地域へのODAでも大型の水道施設より身の丈にあった雨水利用を推進すべきと思います。バングラディ ッシュの地下水は砒素が含まれていますが、砒素の除去装置より雨水利用を優先すべきでしょう。

私は雨水利用を省資源時代の第1の水源に切り替えるべきだと願っています。

参考URL:http://www.geocities.jp/natureland_2207/index.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変具体的な回答、ありがとうございました。墨田区のように全ての自治体が補助してくれるといいですね。私の家は自腹で雨水利用貯水槽を地下に作りました。手動ポンプで汲み出します。問題は、雨水と一緒に埃も入ってくることで、何年かしたら貯水槽が埃で埋まりそうです(ダムみたいです)。雨水利用は、他にも、隣国からの化学物質(例えば酸性雨)をどう防ぐかが問題ですね。朝顔に雨があたると、まだら模様になっていてゾッとします。

お礼日時:2005/02/25 10:39

質問中にある「政府」とは「日本政府」のことですか?



もしそうであれば、おそらく従来の水治以外の政策は立てていないと思います。またその必要もないと思います。日本は淡水資源には不自由しない国ですし、水の利権をめぐって他国と争いになる可能性も皆無です。地球規模で見たときには奇跡的とも思える例外かもしれませんが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

やはりそう思われますか?豊富にあるように見える水も地表を流れている水がほとんどなので、土壌や大気が汚染されると回復は難しそうです。また、飲用水としては不的確である有機物濃度であるにもかかわらず水道水源として使わざるを得ない霞ヶ浦だけでなく、琵琶湖もこのままでは危機的な水質になるのではと危惧されています。研究者の方が、もっと一般に、水資源の状況を周知させる必要がありそうですね。

お礼日時:2005/02/19 16:33

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!