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今、フランス語の教材(フランス発行のもの)を読んでいたら、フランコフォンの国についての記述があり、フランコフォンの一つの国としてベトナムが出てきました。
しかし、何人かのベトナム人の友人がいるのですが、彼らはフランス語は全く話せないはずです。
実際、一人に第二外国語は何をとっていた?と質問したところ、ロシア語をとっていたけれど、今は全く覚えていないと返答されたこともあります。
しかも、友人たちはみんな、フランスに統治されていた歴史を持つハノイの人たちです。
ベトナムにおいてフランス語の教育は義務化されていないものと認識おり、事実とさほど相違ないとおもうのですが、なぜ未だにベトナムがフランコフォンとされているのでしょうか?

A 回答 (3件)

公用語だなんだという事を置いておいても、L'Organisation internationale de la Francophonie というフランコフォンの国や地域のための組織がありますが、そこに加盟しているからではないでしょうか。

加盟しているということは、自らフランコフォンの国であると宣言しているようなものだと思います。

統治時代にインテリだった人には話者が多いですし、学校で学ぶ選択としては年々減っているとは思いますが、フランス植民地の影響が無かった地域のアジアの国に比べれば、まだまだインテリ言語のステータスがあると思います。

フランスの人もベトナムにはフランス言語、文化を解してくれる国として親近感を持っている人が多いです。ヨーロッパでアジア旅行を計画する人で、フランスほどベトナムが重要選択肢に上がってくる国はないと思います。

なんにせよ、フランス語は非常に多くの地域で公用語「の一つ」とされていますが、そのわりには母国語とする人口が異様に少ない言葉です。
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この回答へのお礼

L'Organisation internationale de la Francophonie という組織自体、初めて知りました!大変勉強になりました。早速この語で検索をしてみたところ、確かに加盟国にベトナムの国名を発見できました。
最後の一文がとても興味深く思われました。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/20 21:51

#1のものです。


あるサイトがあったので参考程度に。
このサイトに従えば、例のフランス政府の、英語に対するフランス語政策の一環ということになるでしょうか。

参考URL:http://alicia.zive.net/weblog/t-ohya/000137.html
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この回答へのお礼

大変参考になりました。ありがとうございます!
これを機会に、フランス語、フランス語の言語自体だけではなく、その背景にも見識を深めてみたいと思います。
あらためて、ご回答くださいましたお二方にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/20 21:57

興味深い質問だと思います。



教科書の発行年にもよるとおもうのですが、たしか古い交通標識あたりが、フランス語で書かれていたような。我々も最近では日本でも韓国語や北京語で書かれた標識を目にするようになりました。

また、漢字圏の国といえば、中国もそうですが、留保つきで韓国、そして日本です。しかし、日本では一般の人は中国語をほとんど話しませんよね。(平安時代の識者くらいはしゃべっていたらしいですが)そういう意味で、フランス語の教材の編集者が、過去においてフランスの植民地であったベトナムをフランコフォン(フランス語圏)と認識、あるいは誤認しているかもしれません。

ある意味においては、フランコフォンと第1、第2公用語は異なるのかもしれません。クラウン仏和辞典では、例として

―Afrique ~ フランス語圏のアフリカ 《公的には旧フランス植民地を示す》

と書いてあります。過大解釈をすると、「旧フランス植民地の」という意味になるかもしれません。ただし、Petit Robertにはそのような意味はありませんので、あくまでも過大解釈です。

Petit Robertには、「交通語」langue vehiculaireとしてのフランコフォンという意味もありますから、公用語としてではない意味で使っているのかもしれません。

以上、憶測ばかりで恐縮です。
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