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スペイン語を4年ほど独習し、イタリア語についてはほんの初歩をかじった者です。

最近の質問にもありましたが、スペイン語とイタリア語は文法的にも近いし、単語もよく似ています。しかし、こと食材名なると、ごく基本的な食材でさえ、まったく語源の異なる単語が多いような気がします。

例えば、

チーズ   西 queso    伊 formaggio
バター   西 mantequilla 伊 burro
トマト   西 tomate 伊 pomodoro
りんご   西 manzana 伊 mela
ビール   西 cerveza 伊 birra

もちろん、パン、牛乳、ポテト、ワインのように共通の単語も多くあるので一概にまったく違うというわけではないのですが、こんな基本的な食材でどうして名前が違うのか、とても不思議です。

このあたりの歴史的経緯などをお教えいただけませんでしょうか?

A 回答 (3件)

No2です。

すこし補足します。

cervezaはケルト系の言葉のようです。
ポルトガル語ではbirraですがブラジルではcervejaの
方が好まれるようです。

Quesoとともにスペイン語でもformajeというフランス語
系の単語もあります。

脂の塊(manteca、西西辞典でも語源不明とある)-伊はgrasso-を精製したものがmantequillaですが、人によって両方を使っています。

食材ではなく植物ですが、人名の一例:クリスマスの花ポインセティアはメキシコ原産。19世紀に初めて米国に紹介したメキシコ駐在アメリカ大使Mr.Poinsettに因んだ名前です。西・伊ともにpoinsettiaです。 
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この回答へのお礼

詳細な解説をありがとうございます(#2とあわせて)。

当たり前といえば当たり前ですが、ひとつひとつ単語を当たってみるしかないということですね。

言葉の伝播で面白いなと思うのは、たとえば、トマトとジャガイモは同時期に新大陸から伝えられたものだと思うのですが、ジャガイモは西・伊ともにpatataなのに、トマトの方は何故か、西・伊でぜんぜん違う名前になってしまったりすることです。

昨晩、テレビの「世界ふしぎ発見」を観ていてたまたま知ったのですが、コスモスもメキシコ原産の花なんだそうですね。ギリシャ語の「調和」という意味をとってコスモスと名づけられたそうです。

お礼日時:2005/02/27 06:39

食材、花、果物など身近にあるものの命名法は、その形状から自国語で言い表す(或いは先史時代から存在する)、移入(輸入)された新しいものに、自国にある


似たものの名前をつける、合成語、紹介した人の名前を付けるなどさまざまな方法があります。従って時間をかけて調べれば語源が判明します。姉妹語といえども共通なのは語順、身体語、性数など基本的な点が言語学的に類似点が多いというだけです。

トマト スペイン語は新大陸から持ち込まれたメキシコのnahuatl(アステカの公用語)が語源です。イタリア語は既存のpomo(リンゴ)とoro(黄金)の合成語です。当時はリンゴに限らず丸い果実がpomoと呼ばれていたようです。リンゴはその代表でしょう。melaの語源は分かりませんが統一イタリア以前のある地方の言葉かも知れません。quesoもラテン系の言葉なのでイタリアでも理解されると思いますがformaggioは製法(型抜き)からつけられた名前のようです。
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ヨーロッパの中では、ドイツ語から来た言葉とラテン語から来た言葉が混ざって、同じようなロマンス言語にも、違いが現れてきました。

Cervezaはもともとラテン語で、 birra のほうがドイツからです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

ドイツ語(大学では一応やりましたが)やフランス語の知識がないもので、それらがわかればいろいろ比較ができて面白いだろうなと、思います。

お礼日時:2005/02/27 06:47

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