テトラ 外部フィルターの設置高さについて

チャームにて、テトラ バリューエックスVX-60は注意書きで｢セットの際、本機は水槽より低い位置に配置し、フィルター底面と水槽水面との高低差が４０～１５０ｃｍとなるようにして下さい。｣とあります。文面通りに受け取れば水槽高さが40cm以上あり水が満たされていれば、横置きしてもメーカー推奨の方法に当てはまると思いますが、その認識で合ってるのでしょうか。エーハイム2213も｢水面より低い位置に設置し〜｣とあります(高低差のMAXは書いてますがmin.は書いてません)。
他の質問サイト等で同様の質問に対し、問題無いだろうけど自己責任でやってください、とありましたが上記の条件なら横置きでもメーカー保証内の使い方では？と思います。
ちなみにコトブキ外部フィルターはフィルター底面では無く、天面(モーター位置？)と水面との差が〇cm以上〜と書いてあるので、全く違う意味になっており、コトブキの方がサイフォンの原理的には正しい表記なのでは？と思います。
コトブキの条件が正しいとすれば、テトラの条件では高低差が足りずエア噛みやモーター負荷などの問題が起こるのではないかと思ってしまいます。

長文で分かりにくいですが、詳しい方がいましたらご教示下さい。

No.1 ベストアンサー 回答者： swanlake2 回答日時： 2021/06/23 14:48

元ペットショップ経営者です。

他のサイトでの質問の回答に「問題無いだろうけど自己責任でやってください」というものがあることについては、ある程度色々なメーカーの外部式フィルターを使用している「マニア」などの方の経験にもとづくのものと思われます。

今回のテトラ商品の問題点として、メーカーとしては自社商品をなるべくたくさん売りたいがために、許容範囲をある程度「甘く」見積もっていると考えれます。

テトラの外部式フィルターについては、吸水口も排水口も本体の上部に付いていますので、吸水口が本体下側に付いているエーハイムのクラシックフィルターなどに比較をすると、水槽に横置きするのは本来の外部式フィルターの長所である「水面とろ過器本体との高低差(落下する際の水の勢い＝サイフォンの原理)を利用した水流の増加」を見込めないので、外部式フィルターの長所を生かしきれません(使用開始から短時間で水流の低下が起きる恐れがありますので、小まめに分解清掃などが必要になる場合があります)。

それ以外にも横置きの場合には、フィルター本体内へのわずかな空気の混入でも停止してしまうリスクもあります(空転している状況を放置して長く続けるとモーターの焼き付きが起きる恐れもあります)。

長年観賞魚業界に携わってきたものとしては、ある程度の「裏事情」も分かりますので、おそらくは現実問題として物理的に水槽の下にフィルターを置けない人も多くいることを考えて、そのようなケースでも「売ってしまえ！」という、テトラ商品のメーカー(スペクトラム ブランズ ジャパン株式会社)としての経営方針の問題もあると思われます（仮にクレームをつけられても、自社内マニュアル等で逃げるための「準備」も出来ていると思われます）。

どうしても横置きしかできない場合には、吸水口が下側に付いているエーハイムパワーフィルター500(2213よりも安価で、かつパワーもあります)またはクラシックフィルター(2213)を使われることをお勧めします。

この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。2点質問させて頂きたいのですが、テトラ外部フィルターは確かに吸水口が上部にありますが、フィルター内部の管を通って底まで降りた後でろ材を通るシステムだと思っており、その場合はエーハイム500などの吸水口が下部に付いているフィルターと実質的な構造は変わらないという認識を持っていますが、間違っているのでしょうか。
また、エーハイム500であれば、高さ40cmの水槽で横置きしても問題無く使えるというのはメーカー公認の使用方法になるのでしょうか。

お礼日時：2021/06/23 20:18

No.2 回答者： swanlake2 回答日時： 2021/06/23 22:44

ANo.1 です。

テトラでもエーハイムでも「問題無いだろうけど自己責任でやってください」ということだと思います。

参考までにですが、エーハイムフィルター500(50Hz仕様)については、メンテナンス先のお客様の水槽で、60cm水槽の高さが40cmの背高水槽で、どうしても下に置くスペースが無いために水槽の真横に置いていましたが、丸洗いは半年に１回程度で、６年近く一度も止まることはありませんでした。

それ以外にはテトラのエックスパワーフィルターの場合、吸水口から本体の下側に一度水が流れるようになっていますが、途中に「継ぎ目」がたくさんあって、パッキンなどが付いていますが、その隙間から水や空気が「漏れる（またはバイパスする）」ことがよく起こりますので、エーハイム500のように下から吸水する方式ほど完璧ではありません。