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光海底ケーブルを離島まで敷設する場合、その総費用はいくらぐらいでしょうか?
距離は30kmぐらいです。

A 回答 (2件)

お礼コメントを拝見しました。


 具体的事例があったのですね。ちょっと検索してみましたが、結論から言えば、一概に「かなり高い」という評価はできないと考えます。「かなり高い」という根拠も、逆に「妥当である」「割安だ」という根拠も、ざっと見た範囲では見つからなかったからです。
 今回の事業概要は酒田市のWebページに記載がありました。公募型事業だったようです。
https://www.city.sakata.lg.jp/smph/shisei/dx/sub …
 しかし残念ながら記載されているのは公募条件と選定結果のみで、具体的な費用内訳はなく、お示しの報道で言及されている事業費がどこまでを含んでいるのかは分かりませんでした。例えば、先のWebページ記載の要求水準書にある向こう10年間の維持管理費用が含まれているのかどうか、などです。
 また、先の回答で触れたように、この手の事業では実際の海底ケーブルの長さよりも陸揚げ所などの地上設備のほうに費用的な比重がかかっているのではないか、とわたくしは感じました。実際に経費見積書の様式(やはり先のURLのWebページにあります)に掲げられた項目を見ると、鉄塔設置費、局舎設置費、用地取得費および道路整備費など、海底光ケーブルの敷設に限らない項目が並んでいる、と言うかむしろそのような陸上施設の項目が大半です。これは海を越えず陸上で新規の光ファイバーサービスを開設する場合でも同じです。
 先の回答で比較対象として挙げた2件についてもそうした詳細はわからないので、報道された総額ベースでの比較とせざるを得ず、具体的な事例と比較して費用の妥当性を問うのであれば、ざっと比較するにしても諸条件は揃えねばならないでしょう。そうしようとすれば、飛島の例と小笠原村の例との費用内訳を情報公開請求などで取得したうえで精査して比較することになり、ここで回答するには手に余ります。
 というわけで、冒頭に書いたような結論となりました。ご参考になれば幸いです。
 (蛇足になるかもしれませんが、わたくしの感覚としては「22億円か。なるほど、だいたいそんなものかな」というところはあります)
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. ご質問でちょっと興味がわいたので、具体的な工費が参照できる過去の例を探してみたところ、以下のようなものがありました。


 ・日本(千葉・三重)~米国西海岸(2014年、約9,000km):300億円
   https://xtech.nikkei.com/it/atcl/news/14/0811004 …
 ・八丈島~父島(2009年、約700km):99億円
   https://www.rbbtoday.com/article/2009/12/28/6471 …
 単純な割り算をすると、1kmあたりの単価は前者が約33万円、後者が141万円となります。推測の域を出ませんが、この差は費用においては光ファイバーケーブルそのものの距離よりも、両端に必要となる設備(陸揚げ所などと言います)の比重が高いためなのかもしれません。したがって、単純にこの単価に30を掛けて30km敷設する場合の費用を算出することはできないと思われます。まあ、億単位にはなるのでしょうね。
 実際に30kmという距離を結ぶとなった場合は、用途と費用対効果をマイクロ波通信と比較することになるのでしょう。海底ケーブルには多額の維持費用もかかりますので、回線容量を加味したうえで、より合理的な手段を採用することになると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
それでは、この31kmで22億円という敷設費は、かなり高いということになりますね。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20210827/6 …

お礼日時:2021/08/28 13:53

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