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今、良く見ると、アルファベットの書体も古臭いし、
バランスも、これはこれでいいけど、もっと他にもやりようがあるようにも思えます。
(この頃は写植とか製図用の道具でデザインしていた時代でしょうか?)
にしても、今なお色褪せず、新鮮な感じがするのは何故でしょうか?

A 回答 (2件)

>今、良く見ると、アルファベットの書体も古臭いし



そうですね。
ものすごく歴史のある書体が使われています。
同じような例はPanasonicのロゴなどが挙げられていますね。


>バランスも、これはこれでいいけど、もっと他にもやりようがあるようにも思えます。

デザインというのはそういうものでして、いくつもやりようがあるものなんです。
そのなかで「意図」「歴史」「企業理念」「その他」を検討して最適だと思われるものが選ばれるんですよね。

大切なことは「選ぶのは提案を受けた側」ということです。
デザイナーが選ぶわけじゃないんですね。
コンセプトとデザインを見て、クライアントがいろいろ検討して、担当者から役員に上げられて、最後に社長が決済するスタイルの中で決められたものです。
他のやりようではなく、それを選んだ人たちがいた、ということです。


そして本当に古くなったと感じられれば、リニューアルが検討されることになります。

いま「古くないかも」みたいに感じられるのは、実は古い書体が現代の企業ロゴとして採用されまくってるのも理由かもしれませんね。世界のあちこちで見る書体が使われているデザインですから、今っぽいと思っちゃうかも。



>(この頃は写植とか製図用の道具でデザインしていた時代でしょうか?)

そうですね。
印画紙と製図用具の時代です。



>にしても、今なお色褪せず、新鮮な感じがするのは何故でしょうか?


多くのシミュレーションを重ねられた結果であることが挙げられます。
たとえば某ブランドの香水瓶は10年後でも古くないようにデザインされることが前提になっている、なんてお話があります。
簡単に古くなっては困りますから、よりエッジの効いたデザインをすることになります。

また、現代と比較して、当時はデザインにかける予算と時間が莫大だったことも、その理由のひとつですね。
企業のロゴ開発にまるまる1年かけたとか、そういった話がありました。

さらに、古びていないのは、ポカリスエットのデザインが後のデザイナーのお手本になってきた、と言えるかもしれません。
悪いものはなくなっていきますから、結果的に残ったものは良いものだ、みたいに逆説的に言うこともできるので。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

先に申し上げますが、お解りだと思いますが、批判ではなく、それを高評価しています。

企業名のロゴも2007年に新しくなったということですが、もっと早く変えても不思議じゃないし、社名自体ををアルファベットやカタカナに変えてもおかしくない企業だと思います。
看板商品のパッケージデザインも大きく変えない辺り、初期の設定を大事にする企業理念なんでしょうか。

Panasonic の例は、POCARIよりは全然、均整がとれてる気がします。

また、原色を使用し色数が少ないロゴは飽きない気がします。

お付き合いいただきありがとうございました。

お礼日時:2021/09/08 18:56

>批判ではなく、それを高評価しています。




もちろん、理解しています。

じつに興味深いことですよね。

ぶっちゃけ世のクリエイターは「自分にやらせてくれ、リニューアルさせてくれ」と思ってたりすると思います(笑)
他のやりようを見せたいと思っているだろうし、見てみたいと思っている。

それくらい、気になる人にとっては、とっても気になるトピックスだと思います。

ですから、よくわかります。


>看板商品のパッケージデザインも大きく変えない辺り、初期の設定を大事にする企業理念なんでしょうか。


大きく変えるのは、とても怖いことなんですよね。
それで売り上げが下がってしまったら、役員は退陣せねばなりません。
なんたって、社長決済です。
お前が決めたんだろう?
と、責められます。
株価の下落もいろんな権力者から叩かれる政治的要因になってしまいます。

大企業の社内政治って、半端なくヤバイです。

ですのでガラッと変わるときは社長が交代したとか、そういう場面だったりするケースもあり、一言では表せない事情が見え隠れします(笑)

先代のイメージを払拭したいということでCIリニューアルが発生したりします。

コカコーラなどは、変遷があるものの、そんなにイメージを変えることなくバージョンアップを繰り返していますよね。
そのあたりからも変える・変えないの押し引きがされていることについて、なんとなく理解できるかなと思います。

顧客が覚えているイメージから大きく逸脱するときは、本当にダメになったときなんですよ(笑)

みんなが思い描く「〇〇らしさ」からは外れないけれど古さは払拭する、という風にしてブランドが育てられているのかなと思いますね。


>また、原色を使用し色数が少ないロゴは飽きない気がします。

これも逆説的ですが、飽きられないようにすると、どんどんシンプルになる、ということもありそうです。
スターバックスコーヒーはシンプルな形にアップデートされ続けました。

アップルコンピュータも、もとは7色のロゴでした。
今は単色です。

さらに、製品やパーツに印刷・刻印する際に再現性が高いもの、という縛りがあると思っていただければ。

IT系のロゴはカラフルだ、というのはスクリーンで再現できれば良いから、という自由度に比例します。
大ロットの製品はコスト対策からインクの消費量までコントロールされたりしますので。

カラーが多いとタイヘンなコストがかかってしまうため、シンプルな形で収めるのは基本的なメソッドであるということもありますね。
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この回答へのお礼

楽しいお話をありがとうございました。

お礼日時:2021/09/09 05:52

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