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抗菌薬のブレイクポイント(BP)っていう言葉を最近知りました。自分で調べてみたところ、アメリカと日本のでは違いがいろいろあって、日本ではあまり定着していないことがわかりました。でも、実際はどうなんでしょうか?日本でもBPを活用する意味はあるんでしょうか?専門家の方がいらっしゃいましたら教えてください。

A 回答 (3件)

MICは知ってましたがBPは知りませんでした


たいへん勉強になりました

ただし、現場の治療は培養結果が来る前の方が難しかったりすること、投与量の新しい計算式や定数が示されても日本の保険基金は投与量を問答無用で制限してくることなどから BPの有用性の限界があるのではないかと思います。

専門家でなくてすんません

参考URL:http://www.med.niigata-u.ac.jp/labdiv/kanzyusei. …
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この回答へのお礼

保険のとこまで考慮すると、もう一人では把握しきれないですね。やはり専門家が必要な領域だと再認識しました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/15 20:05

抗菌薬のブレイクポイント(BP)日本でも少しずつですが定着してますよ。

感染に携わる検査技師の方ならまずご存知です。ですがDrとなると話は別でご存知でない方が多いと想像します。

ただ、BPといいましても実際に各施設によって各種菌に対する抗生剤の感受性、耐性率はばらばらです。BPといっても意味を成さないという難しいところです。

empiric therapy が必要な場合がありますね。危険因子を持った方、WBCが極端に下がってる患者の不明熱、患者重傷度レベルを下げると診療所にて発熱で来院した若者など。それぞれに応じた対処が必要ですね。

非細菌性でも直ぐにはわかりません。そういう場合ファーストチョイスとして、カルバペネム系、3.4世代の抗生剤(広域スペクトル)が投与されるべきです。数日後菌の同定が分かればその菌、ウイルスに有効な薬剤を使用です。といったところでしょうか。

>日本でもBPを活用する意味はあるんでしょうか
あると思いますよ。ただ総論的なものとしてしか通用しないと思います。
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BPを参考に抗生剤を投与するのが日本でも原則です。



しかし、非細菌感染症での抗生剤投与、培養検査をせずに抗生剤投与がしばしばみられます。また、ブロードスペクトルの抗生剤を使う傾向があり、耐性菌も相変わらず増加しています。

起炎菌が同定されるまで、あるいは起炎菌が同定されない場合は感染源を予想して経験的治療を行う訳ですが、ここが最も感染症の知識が必要です。

最近は感染症専門医、ICD(Infection Control Doctor)の介入により、抗生剤の乱用を防ぐ病院もあります。

全ての医師がBPを参考にするのは無理でしょうが、少なくとも総合病院では、感染症のプロを置いて指導するべきだと思います。
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