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海外で癌の研究や放射線の研究者になりたいのですが、どうしたらなれますか?

A 回答 (2件)

ひとくちに『ガンの研究』と言ってもいろいろあります。


例をあげればこんな分野になるでしょうか。

がんの細胞・遺伝子・免疫などの切り口からの研究
がん組織・病巣の発見のための研究
がん組織の切除法・移植法などに関する研究
抗がん剤をはじめとするがんを攻撃する薬剤・攻撃する手法の研究
がんや抗がん剤の副作用とその抑制に関する研究
それらの臨床的適用手法の研究

これらの研究者の育成は大学が行い、そこを出た人が大学・企業・財団などの研究施設で研究を進めるというのが世界的な基本形と思います。

そのことから、基本教育を受けるのは大学の以下のような組織でしょう。

医学
歯学
薬学
バイオメディカル
バイオメディカルエンジニアリング
生物学
医療工学
電子工学
計測工学

学部名や学科名は大学によって、国などによって独特な名前を付けることもあるので、上記を参考にアプローチ候補の大学ごとに調べると良いと思います。

それと、同じ大学でも『現業従事者』を育成するところと、『研究者』を育成するところという性格があるものです。

前者は後者とは違う教育を、同じように後者は前者とは違う教育を受けることになります。
私は在米の者なので、日本やアメリカ以外の国の実情は知りませんが、アメリカの場合、後者の性格の大学は『研究大学』と言います。
現在は、国から120数校だけ指定を受け、国から助成が出ていると思います。
研究を目的に考えるならそう言う大学を選ぶのがいいと思います。

ただ、研究大学はどこも優秀な大学です。
特に医歯薬バイオ系は日本と同じように入るにもついていくにも難関です。

アメリカでは大学に入るのに日本のような入試はありません。
高校の成績と入学願書のエッセイや推薦が全てです。
留学生を現地の子どもたちから優遇したり言語や生活習慣に慣れてないと言って甘く評価するようなシステムはないのが普通です。
医歯薬バイオ系と言えばそうでなくとも専門用語が普通に使われる世界なので言葉の壁は恐ろしく高いと考えて臨む必要があるでしょう。

そのうえ研究者を育て上げる研究大学では学会発表や学会運営などに積極的に参加することが強く求められます。

そこでは、日頃から、仮説を立て、そこに潜む問題を提起し、その解決策などを論理的に理論を組み合わせて提案し、それを客観的に裏付けるためのデータの集め方を考え、具体的な実験計画を立ててそれを遂行し、出てきたデータを解析して求める裏付けを取り、仮説・推論・裏付け情報を結び付けて誰もが納得する結論を導き出す、という研究スタイルを実行することになります。

それには実行する為の人物金の準備から、考えていることの妥当性の照明のために他の研究者と話し合うなどの力が求められます。

ウチの子も大学で医歯薬バイオ系の研究者をしていて、学会活動の国際的なネットワークに加わっていますが、日本から参加されている方々のほとんどは、他の国の人とのコミュニケーションがうまくとれておらず、井の中の蛙の感じがひどいと話しています。

子どもが言うコミュニケーション能力とは、理論背景のまとめ方、レポートのまとめ方、プレゼンの資料の作り方や発表の仕方、意見交換のディスカッションやディベートの仕方などを言っているようです。

そういう意味で、あなたがアメリカの大学を選ばれるとした場合、言葉だけではなく、物事の考え方やコミュニケーション能力も当地に合わせて叩き込まないといけないと思いますから、結構大変だと思います。

しかし、そうやって勉強出来ればそれだけの意味はあると思います。
それが、出来そう、自分に合っていそう、と思われたらチャレンジされてはどうでしょう。

それから、日本から来る場合、学費と生活費には十分注意してください。
当地の大学はレベルが高いと州立でも日本の私立並みに高いです。
留学生は当地の奨学金はもらえません。
卒業までの学費と生活費は留学を始める前に用意し、十分なお金があることを示す銀行の残高証明がないと留学ビザが発給にならないと思います。
その金額は4年分で 3,000 万円以上のような数字になると思います。
留学ビザでは大学内の簡単なバイトぐらいでしか働くことが出来ません。
そんなので手に入るお金は小さいですので、学費にも生活費にも助けにはなりません。
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海外の有名大学に入れば。

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