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非学者論に負けず
という言葉は誰の言葉でしょうか?

A 回答 (1件)

非学者、論に負けず。


このことわざは「無学な人間は筋道の通った論議に対しても言を左右にして屁理屈をこね、なかなか屈伏しようとはしないから、学問のない者に、道理を説いても無駄だ。」ということをたとえています。

この出典は、実は、「狂言」の「宗論(しゅうろん)」です。
旅の途中で、法華宗の僧と浄土宗の僧が道連れになり、お互いにそれぞれの宗旨が優れていることを主張して議論となり、自説を譲らない‥‥といったあらすじです。この議論を「宗論」というわけです。

狂言の「宗論」をヒントに、大正時代には落語「宗論」も作られました。
こちらは、親子間・夫婦間の、キリスト教と浄土真宗の信仰のすれ違いを描いたもので、サゲに「非学者、論に負けず」が出て来ます。
要は「わからんちんに何を言ってもムダだわなあ」ということですね。

ということで、いわば文芸作品が出典なんですよ。
一見すると「論語」などの格式高い物から来ているように感じますが、意外な所に出典があるものですね。実におもしろいものです。
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この回答へのお礼

出典は特にないのですね!ありがとうございました!

お礼日時:2021/12/30 06:16

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