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ライブドアとフジテレビの話題が、連日放送されているにも関わらず、超初歩的な質問で申し訳ありません。
私が疑問に思うのは、例えば《今から1分前 1,015円》だった株価を《今現在(1分後) 1,025円》という風に、《1分前との差額 10円》を発生させているのは、一体誰なんだということです。
人気のある会社の株式に、大量の買い注文がはいると、市場に出回っている株式の量が激減して、希少価値が出て、値段が上がるという事は、何となく理解できるのですが、では、《10円》という値段は、どこから出てきたのでしょうか?
証券取引所のコンピュータが、勝手に計算して「うーん・・、10円!」と決めているのでしょうか。
それとも、実際に取引をしているトレーダー同士で、
「俺は、1,020円で買う!」
「じゃあ、私は、1,025円で買うわ!」
ってな感じで、オークションみたいな形式で決まるのでしょうか? もしそうだとしたら、皆、わざわざ値段を上げたりしないで、ずーっと《1,015円》で取引したとしたら、株価は変動しないよな・・・。
・・このように考えると、どうも気になってしまいます。
くだらない質問ですが、どうかよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

値段が上にも下にも動くオークションをやってるんです。


1015円以下で買いたいという人しかいなければ値段は1015円以上になりませんが、1015円で買いたい人と1025円で買いたい人がいれば、売りたい人は1025円で買いたいという人に売ります。
値段優先という原則があって、高い指値を出した人の注文の方が優先します。

価格が下がる方はこの逆で、1005円で売りたいという人がいて、1005円に下がります。

もし1005円で売ってもいいという人と1025円で買ってもいいという人がいたら、基本的には直近の成立価格に一番近い価格で取引が成立します。でも普通は、取引時間中は売りたいという人と買いたいという人がたくさんいて、直近の取引価格がいくらだったか見ているものなので、あまり突飛な値段で指値注文を出す人はいません。

そもそも「今の値段」と一般的に言われているものは、スーパーマーケットに並んでいる大根の値段のように「今買える値段」或いは「今売れる値段」ではなくて、「直近の取引が成立した値段」なんですね。

1015円で買うという人と1015円で売るという人がいたら、その瞬間に取引が成立していて、取引が成立している瞬間以外は、売りたいという値段と買いたいという値段のふたつが存在してます。1015円の買い注文と1016円の売り注文、といった感じです。厳密に言うと「今の値段」というのはこの二つの値段です。
1015円買い、1016円売り、という「今の値段」があるときに、1016円で買ってもいい、という人が出てきたら、「成立価格」は1016円に上がる、という感じです。こういうことの連続で値段が決まっていきます。
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この回答へのお礼

確かに、株って、スーパーに並んでいる大根みたいに値札が張ってあるものを買うものではなくて、買い手と売り手の間で、リアルタイムに取引されていますものね。
今まで漠然としていた株価のメカニズムが、とてもよくわかりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/03/20 20:00

最近、同様の質問について答えたことがありましたので以下、それを中心に回答します。



まず、株価の値打ちが決まる背景を説明します。ある株価がなぜ、たとえば1020円なり、1030円なりであって、50円ではないのか。簡単にいうと世の中で平均的な金利水準があり、逆に借りたお金を使って事業を行ってどれくらい儲かるのかという平均的な水準もそのあたりに収斂すると考えられます。企業が利益の範囲内で支払い可能な配当の額が予想できれば、その配当額が得られる株式という資産の価値=株価も逆算してだいたいの水準が割り出せると考えてください。(ものすごく乱暴に説明すると、受取利息÷預金金額=利回り% → 配当÷利回り%=株価の理論値 ただし、銀行預金のように安全でない分、株の場合は預金より高い利回りを当てはめます)このときの配当額は実績ではなく、近い将来大きな配当が期待できるという確かな「夢」「期待」でも良いのです。
配当を分配される出資者=株主にとって企業の利益が将来更に大きく成長することが予想されて、増配の余地が増えるような場合にはそれを譲るときには買値より高い株価で人に譲るのは当然でしょう。ある人が5年先までの利益成長を確信して株を買ったとします。しばらくすると企業の業績が良いことが公表され他の人が10年先までの好業績を確信して株を買っていくことはありえます。場合によってその思惑が常識を超えて先走りすることがあるだけです。そこでは短期的に市場心理のあやを利用して短期売買で稼ごうという人が介在することもあります。しかしやがて投資は冷静になり株価の行き過ぎは是正されることが多いです。
肝心なことは、冷静になるにしても誰も正確なその時々の企業の理論価格を正確に知ることができないことです。これが株価が不安定なことのベースにあります。
企業の来期の利益の水準ひとつとっても人によって見方が違い、内情を知っているはずの社長がした予想だって外れます。

その企業が新たに増資して市場から資本を調達する際にも市場でつく時価が基準になり、株価が高く評価されていれば一株あたりより高い値段で有利な資本調達が可能になる。これが資本主義、株式会社の調達の仕組みではないでしょうか。だからキャピタルゲインがこの値上がりの結果として生じることは何も不思議なことではありません。

次になぜ株価が何倍にも急騰するのか。あるいは急落するのか。
ここに二つの前提条件があります。

(1)誰も正確にある企業の将来価値=利益成長を占うことはできません。断片的な情報から各々が見当をつけて株価を判断します。中には評価の甘い人もいれば辛い人もいます。
企業の業績だけが材料ではなく、その他の経済環境や時々の相場の流れからある種類に属する株の人気が
高まったりその反対もあります。これとて事前に人々が正確に同じ判断をするわけではありません。見方は個々人ですべて異なるといっても過言ではありません。

(2)株は参加者誰もが真剣に儲けようとして、判断材料が出れば一刻を争って売買します。だから公表された事実はすぐに株価に反映されると共に、その瞬間からすぐ次に何が起こるかという思惑に沿って動き出しています。

これら(1)と(2)があいまって、投資家たちの思惑によって、株価の動きと情報を材料に無数の売買が生じます。判断の僅かな違いから値動きが生まれ、同じ株価でも売る人と買う人が出てきます。
中には資金的な都合から投資判断とは別の理由で株を手放さなければならない人もいます。安くでもすぐ資金が必要だと。また売ったとたんに値上がりして、あわてて買い戻す人。損していても仕方がないと熱くなって。それを事前に狙って買いに入る人。株が上がるのを見てから遅れて買いに行く多くの人たち。そんな投資家の感情の波までがすべてが絡み合って株価は時に大きくうねりを見せ、オーバーシュートしまた反落することもままあります。

私はこの動きが「こっくりさん」に似ていると感じます。もしご存知ならば、一人一人の指の力で動いているには違いないのだが、一人では思うようには動かせない、その感じがお分かりでしょう。こっくりさんの動きを皆が見ているので参加者はその方向に無意識に力をかけているかも知れません。しかし力の入れ方や休むタイミングが人によって違うので、誰もこっくりさんの将来の動きを正確に予測することはできない。その辺りが株式市場と似ているように感じるのです。同じように株価も時に思わぬ方向に暴走することがあるのです。
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この回答へのお礼

なるほど、非常に勉強になりました。
丁寧にお答えいただき、ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/20 19:52

日本の取引所が採用している方法はオークション方式とマーケットメイクの2種類があります。


前者が広く採用されていて取引の多い銘柄は秒単位で変動します。

>>わざわざ値段を上げたりしないで、ずーっと《1,015円》で取引したとしたら、株価は変動しないよな・・・
両方式とも需要(買手)と供給(売手)の関係で決るものです。

10円上げなければ売ってる人がいなければ買手は値段を上げるしかありません。
1000円以上の株は10円刻みが普通ですから10円の変動など別に珍しいことでも
なんでもありません。
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この回答へのお礼

そうか、やっぱりオークションのようなものを行うことによって、値段が細かく決まっていくのですね。
お答えいただいて、ありがとうございました。

お礼日時:2005/03/20 19:50

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