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ニューヨーク州のバファローのスーパーでヘイトクライムの銃乱射事件が起きて10人亡くなりました。
こういう事件がアメリカで起きると
『銃の規制をしていないからだ!』
とか『アメリカは銃社会だからこういう悲劇が頻繁に起きる!』だの批判する人が大量発生しますけど、
アメリカは、ほぼ全ての州で銃規制はしていますから
『銃規制をしていないからアメリカはこういう悲劇が起きる!』という批判は的はずれです。

州によって銃規制が厳しい州と緩い州があって、しばしば乱射事件が起きる州は規制が緩い州が多いということでしょう。

マス・シューティングの一覧表でみると銃規制の厳しいカリフォルニア州は銃殺事件多いじゃないか!みたいな反論する人もいますよね。
https://www.statista.com/statistics/811541/mass- …

しかしカリフォルニアは人口が全米最大の州なので、あらゆる統計の人数や件数はどうしても多くなります。
例えば大富豪の人数もカリフォルニア州は全米で一番多いですけど、だからといってこれを挙げて『カリフォルニア州は悲惨だ!』とは殆どの人は言わないでしょ?
同じ様にカリフォルニア州は銃殺人の件数も多いですけど、だからといってこれを挙げて『カリフォルニア州は悲惨だ!』とは必ずしも言えないということです。

視点を変えて、下記のCDCの統計データを見ると
https://www.cdc.gov/nchs/pressroom/sosmap/firear …

一位はテキサスで3513人、二位がカリフォルニアで3184人となってますが、
人口当たりの死者数で見ると、カリフォルニアは少ない方です。一位はアラスカ。


批判を恐れずに言うと、マス・シューティングが多発している三州は、経済的に豊かで、ヒスパニック系の移民が非常に多い州です。従って、ドラッグ問題が多く、犯罪率も高く、ギャング活動も盛んです。

ですから、アメリカで現状以上の銃規制強化しても別の手段で殺人をするケースが出てくるだけで根本的な解決にはならないでしょう。

実際に各国の社会に出回って流通している銃の総数を見ても『銃社会』アメリカと同じ銃社会のタイでは雲泥の差があり、アメリカは総人口以上の銃が社会に普及しているので、銃規制を現状以上に強化すると、犯罪者は簡単に銃を入手できる一方で遵法精神の強い善良な一般人が自衛しにくくなる、いわゆる『正直者が馬鹿を見る』的な本末転倒な状況に陥るのは目に見えてます。
https://honkawa2.sakura.ne.jp/9365.html

そりゃたしかに銃の「乱射事件」に限定して統計をとるとアメリカは世界で一番『銃乱射殺人事件』が多いです。

ただし、アメリカにおける銃犯罪じたいの死者は、そんなに多くありません。同じ銃社会のタイの方が深刻なくらいです。
これだけ多くの国民が銃を所持している社会で、これだけ銃による殺人事件が少ないことは、むしろアメリカという国が世界トップレベルで民度が高いことの現れだと思います。
http://www.gunpolicy.org/
実際こちらの記事では、銃による21000の自殺と、11000の他殺(および戦死、事故死)があったというような表現なんですよね。 他殺には、Murder と Manslaughter (日本で言うところの殺人と過失致死のようなもの)があることになります。
http://www.bbc.com/news/world-us-canada-41488081
要するにアメリカの銃による死者の約七割は自殺だということで、
銃規制強化反対派や全米ライフル協会もこの辺のデータはよく弁えていて、乱射事件に使われるような
改造銃の規制はすべきだけど、それ以外の銃規制強化は不必要。
そして、これ以上の銃規制強化するよりも自殺の主要原因になっている貧困問題の改善及びアルコールとドラッグへの過剰依存を規制すべきだと主張しています。
私も、図を見りゃ分かるとおり、アメリカの治安自体は悪化しておらず,年々良くなっているのが現状なんだから、そういう主張が一番現段階では妥当だと考えます。

そもそも自殺をするくらい追い込まれている人は銃を取り上げたところで薬物で自殺したり高いビルから投身自殺したり首吊り自殺をするだけですから、根本的な解決にならんでしょう?
高層ビルも、たてないように規制したりクスリを売らないように規制したり、首吊り自殺用のロープの販売も規制しますかwww?
皆さんはどう考えるか?色々ご意見聞かせてください。

「アメリカの銃問題について」の質問画像

A 回答 (4件)

私の意見は『鶏と卵』問題を解決しなければならない、という難しさがあるのが銃問題であり、銃がはびこっている現状がある以上、『日本の明治維新や終戦のような社会の物理的状態がガラガラポンするような一大転機』がない限り『それに解はない』というものです。



在米の長い年寄です。
当地にきて 40 年近くの間、3~4か月以上居た所まで入れればほぼ全ての地方に暮らしました。

そんな経験から言える全米の平均的な姿は、たとえば『道を走る車の半分には銃がある』というものです。

田舎に限れば、この比率はもっと高くなり、男性が運転するピックアップトラックともなればそれはさらに高くなるでしょう。
たとえば『ピックアップを見たら銃があると思え』と言う具合にです。
『グローブボックスにピストル』とか『シートの下にショットガン』のようにです。

都会でさえ、街を歩く人、ショッピングモールを歩く人でも、半分かどうかはわかりませんが、多くの人が銃を携行しています。
女性でもですよ。

そんな具合なので、飛行機に乗る時にも銃を置いてくるのを忘れてしまい、所持品検査で見つかって取り上げられるうっかり者が普通にいたりします。
そんな時でも皆笑ってみているという具合に普通なのです。

スピード違反でパトカーに止められた時のシーンは想像できますか?

車は道のわきに止めます。
私は窓を開け、両手はハンドルの上に起きます。
パトカーは私の車の後ろにとまります。
警官はドアを開けてパトカーから降りて立ちます。
私が両手をハンドルの上に載せているのを確かめると、景観は車に寄ってきます。
警官はあいさつの後、免許証を見せろと言います。
私は『ポケットにあるから出してもいいか』と聞きます。
警官が『いい』と言ってはじめてハンドルの上から手をポケットにやります。

この一連の動作の裏には端々に『銃』のポイントがあります。
私がハンドルの上に両手を載せるのがその代表です。
これは『私には撃つ気はない』という意志表示です。
でも、『銃を持っていない』『銃はない』と言う意味ではありません。

次に警官はパトカーを降りてもすぐには私に近寄って来ないこと。
これは私が銃撃するかもしれないので警戒しているのです。
私が両手をハンドルの上に置かなければ近寄っては来ません。
私がそうしなければ、拡声器で『両手をハンドルの上に置け』と言うでしょう。
もしかすると銃を向けながら近づいてくるかもしれません。

最後にハンドルの上からポケットに手を動かすにも警官の許可を取る必要があるという事です。
これは私が銃を抜くかもしれないことを警戒しているから許可を求めるのです。
この時、警官はきっと腰の銃に手を掛けていると思います。

たかがスピード違反の時でさえこんな具合なのが当地です。
その横を他の車は普通に走り抜けていきます。
それに気づいた場合、私ならそれから遠い車線に移り、アクセルを踏み込み、頭を下げて急いでその場を通り過ぎるでしょう。
見物するのにスピードを落としたりはしません。
下手をして流れ弾なんかに当たってもいいことなんてありませんから。
それでスピード違反なんかにはなりません。
自分の身は自分で守れ、です。

実際の銃社会の日常とはこんなものです。

この銃社会は『法律による規制』で何とか出来るようなものではありません。
『もうそうなっちゃってる』『それがあたりまえ』『良いも悪いもない、それが必要』となっているわけですから、人々の意識の根底にあるものから変えなければならないのです。

当地で話題に上がるいわゆる『銃規制』は、これから持とう、追加で持とう、買い換える、と言う人についてものです。
もう出回ってしまったものをどうしようというものではないのです。
そんな規制でもやらないよりはましだとは思いますが、問題の本質である『銃の存在を消す』という意味では、苦労してやるだけの価値はないように思います。

それと、町の構造、宗教問題、経済格差・貧困・貧富の差、人種問題、移民・難民問題、ドラッグ問題、政治の金の問題、などがこれらの陰にあるのが問題を複雑にし、解決を難しいものにしています。

質問では犯罪率が挙げられています。
この国の上記の諸問題は、この国をそんなひとつの統計で表現したものでなんかで説明はできません。

例えば私が暮らす田舎町、ウチは家にも車にも銃はありませんが、たぶん街行く車の8割には銃があるでしょう。
しかし、銃撃事件は私がここに住み始めて十年以上の間一度もありません。
自殺もありませんし、上記の問題もありません。
だから我々はここに住むことにしたのですが、こういうところは実はたくさんあります。

つまり、問題を起こすような奴というのは実はよくわかっていて、そういう奴らが居るようなところもわかっていて、真の問題はそれを野放しにしていることなのです。
そうせざるを得ないのです。
なにしろ、この国には自由がありますから。
『権利は義務の裏返しとして手に入るもの』と言いますが、問題を起こす連中はそんなことはお構いなし、権利だけを主張する輩です。

そういう奴らは銃でなくても悪いことはするんです。
銃はそのひとつの道具でしかないのです。
日本にもいるでしょう、電車の中や学校やショッピングモールなんかで突然刃物を振り回して人を殺傷するヤツが。
銃刀法があってもやるやつはやるんです。

アメリカには日本の3倍の人口があります。
不法移民・難民をいれればその倍は居るかもしれない。

そういう人々が悪いとは限りませんが、そういう人を毛嫌いしてみたり、それによってストレスがかかった人が増えて『風が吹くと桶屋が・・・』よろしく問題を起こすやつらが出て来てる。

日本でそういう問題を起こすヤツの発生確率を人口比に合わせて何倍かするとアメリカになると考えれば、『日本とアメリカは大して変わらない』とも言えなくはないとさえ思えます。

アメリカと言えど、ちゃんと治安・風紀が保たれている地域だけを取ってみれば、これだけ銃がはびこっていても『良くまぁこの程度に抑えられてる』と日本よりいいかもしれないとさえ思います。

それでもやるとしたら、まず『銃なしで治安・風紀がいい状態』を、国中、隅から隅まで作り上げることでしょう。
そうならないと、『だから護身のためには銃を持つ』という意識に反論できないのです。
全く持って、『銃と治安』は『鶏と卵』なのです。
これが当地で暮らす人間の実感です。

ちなみに、ウチに銃はないとは言いましたが、我が家ではカミさんから子どもたちまで、銃の扱い方や打ち方の訓練は受けて知ってます。
大小のピストルから、ライフル、連射機能付きのショットガンまで撃つ練習もしました。
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マイケルムーアの「ボウリング・フォー・コロンバイン」でやってましたね。

20年前ですが・・・
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日本では銃は免許を持った猟師さんか、又は暴力団関係者くらい


しか所持していませんが、アメリカでは身近にいる一般人が銃を
所持していることは間違いないです。

私は20年ほど前にハワイに数年間住んでいたことがありますが、
当時の勤務先の同僚の中高年の男性が所持している銃を見せて
くれたことがあります。

その人は銃マニアみたいで拳銃5丁とライフル系5丁、銃弾各種
数十発ずつを所持していました。
しかも自室のクローゼットの中で簡単なケースで保管していた
ので私はビックリでした。

このようにハワイの一般人でも中には銃マニア的な人が存在して
いるので、アメリカ本土では銃が特別な物ではないと思います。

アメリカの銃問題に関して、日本人が日本の常識でどうのこうの
言うレベルの問題ではないと思います。
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・・・で、何が言いたいのですか?



ここで、ああでもない、こうでもない、と「お説」を
開示されても、「だから、何なの?」としか、
思わない。

極論すれば、事件のたびに、「気の毒に。」とは
思うけれど、「だから、銃規制しろ。」なんて
思わないし、米国の犯罪を減少させようなんて、
「使命感」も無い。

質問自体が、あちこち話題が転戦して、そこまで、
根性を据えて、追跡しようとも思わない。

米国は米国、日本は日本。

それだけ。
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