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【ヨウ素価とは何ですか?】乾性油の亜麻仁油はヨウ素価が高いので自然発火しやすいそうです。

ヨウ素価とは何ですか?

A 回答 (1件)

油脂は、3つの水酸基を持つグリセリンに脂肪酸がエステル化した物です。


この脂肪酸の主鎖にC-C 2重結合を持つものが不飽和脂肪酸、持たないものが飽和脂肪酸です。
2重結合は主鎖中に1つとは限らず、2個、3個持つものがあります。
ヨウ素価は脂肪酸中の2重結合の量を量るものです。
要素価が高いほど、2重結合の数が多いことを示します。
C-C2重結合に要素が付加して消費される量を量るからです。
(ヨウ素価とは、油脂100 gに付加することのできるヨウ素のグラム数だからです。)
脂肪酸中の不飽和結合は酸素によって酸化され、化学反応を起こします。
そして、隣の分子と反応していき、硬化するのです。
乾性油は何かが蒸発して、乾き、固まるのではなく、不飽和結合が化学反応を起こすことによって、固まります。
当然、ヨウ素価が高い、つまり不飽和結合をたくさん持っている油脂ほど固まりやすくなります。
この酸素によって始まる硬化反応は発熱反応なので、熱を発生し温度が高くなります。
これがヨウ素価が高い油脂ほど自然発火しやすい理由です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます

お礼日時:2022/05/15 18:07

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