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みなさん、おはようございます(^.^)
水冷エンジンについてのご質問です。
水冷エンジンは、今どの車両に搭載されており、また
水冷エンジンのメリットとデメリットを教えてください。
また、水冷エンジンの燃焼効率についても教えてもらえたらと思います。
また搭載されている車両なども教えてください。

皆様の意見やご回答お待ちしています。
よろしくお願いします。

「みなさん、おはようございます(^.^) 」の質問画像

A 回答 (1件)

>水冷エンジンのメリットとデメリットを教えてください。



【メリット】

※設計自由度が高い
 空冷では冷却装置=冷却フィンがエンジン一体で、エンジンの外寸はそれ込みとなり、またエンジン周辺を通風のよいレイアウトとする必要があります。
 一方水冷ではエンジン本体と放熱部(ラジエタ)が別れており、放熱部はエンジンと無関係のところに配置したり、小型のものに分割することも可能です。更に4輪のレーシングカーの様に、空力の為に密閉されたエンジンルームとすることも、水冷なら可能です。
 また一度作ったエンジンの冷却性能を上げる必要がある場合、空冷だとフィンを増やす(鋳型の型改修)というおカネがかかる設計変更が必要ですが、水冷ならとりあえずラジエタを大きくするだけでも効果があります。
 バイク1台を設計する場合、水冷は設計自由度が広がります。

※エンジン全体の温度が安定する
 空冷では、風がよく当るところと当らないところで温度差が出来ます。
 水冷では、冷却水がエンジン内部を巡るので、エンジン各部での温度差が少なくなります。更に冷却水はサーモスタットとラジエタ・ファンで一定の温度幅に維持されるという点が、排ガス成分のコントロールの為には非常に重要です。バイクに排ガス規制が適用される様になって以来、原付からリッターオーバーまで順次水冷化されたのは、この理由によります。

【デメリット】

※設計自由度が低い
 【メリット】と反対のことを言ってますが・・・水冷では、ある程度以上の面積のラジエタがどうしても必要です。
 車両全体のレイアウトを考える時、コイツが邪魔になることもある、ということです。
 特に幅を狭める必要があるオフロード車では、ラジエタの配置には苦労していますね。

※コストアップ
 空冷より部品点数が増えるので、当然コストはアップします。

※メンテ項目や故障の原因が増える
 熱交換器がエンジンと独立しているので、その分メンテや修理の項目は増えます。

>水冷エンジンの燃焼効率についても教えてもらえたらと思います。

 燃焼効率自体は、空冷も水冷もありません、理想的な使用環境であれば同じです。
 ただ上述した様に、空冷はエンジンの温度が安定しません。極端に寒い日の始動直後、炎天下で渋滞にハマりドロドロ動いている時などの燃焼は水冷の方が有利で、だから水冷は①排ガス成分がコントロールされていてクリーン ②街乗り燃費は水冷の方がよい・・・ということになります。

>また搭載されている車両なども教えてください。

 今や殆どのバイクやクルマが水冷です。『水冷が搭載されている車両を上げろ』と言われても、キリがありません。ホンダCB1100は『空冷ファンの砦』として存在していましたが、既に製造終了が発表されています。
 古い設計のものが製造され続けている以外では、もう空冷は無いと思います。そしてその空冷も、2025年から順次施行される世界の新排ガス規制で全滅するでしょう。
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