①「象は鼻が長い」②「象の鼻が長い」③「象の鼻は長い」の差異には何か差異があるでしょうか?
ある人が
①「象は鼻が長い」
象という特殊な種の認識であり、象という種は鼻が長い。
②「象の鼻が長い」の解釈
個別の象という対象の認識であり、ある象の鼻が長い。
という違いがあると主張していました。
そこで、個別の象を指差しながら、①「象は鼻が長い」と言えるのか、その人に確認したら、言えると回答されました。
しかし、そうすると、①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の認識だという上記の主張とは矛盾します。
上記意見との関連性を問わず、お考えをお聞かせ下さい。
No.29
- 回答日時:
No.26 のお礼に応えて
>>動物園である象を見ながら「象は鼻が長い」と言うとき、個別の象という対象を認識している。
家で子供に象がどのような動物か説明しながら「象は鼻が長い」と言うとき、象という特殊な種を認識している。
対象から違うと何回も指摘しました。
いいえ。
何度も指摘しているように挙げらた状況は象を対象としており、それに対する認識の表現ということで、どれも正しい表現です。
あなたは対象を問題にしながら対象の構造について全く理解、認識できていません。対象は個別/特殊/普遍の統一であり、この立体的な対象の構造の反映として対象のどの側面を捉えるかというのが認識の相違です。この対象の立体的な構造については以前にソース、文献を挙げ引用しておきましたが全く理解できていませんよね!
もう一度引用しておきますので眼光紙背に徹し読み込み、拳々服膺して、しっかり理解できるようにしましょう。
理解できなければ、関連部分の前後も良く読んで理解して下さい。この記述に誤りがあるというのであれば具体的なソース、文献を提示して下さい。それなしに、あれこれ言っても意味がありません。
われわれが抽象的なかたちで思惟(しい)をすすめるときには、概念とよばれる超感性的な認識が使われる。しかし一部の学者は、思惟を頭の中で行う言語活動であると主張している(1)のであって、これは思惟をすすめるときに頭の中に観念的に音声や文字があらわれるという経験から出発している。それゆえ、概念と言語との関係が明かにされなければならないが、これは言語の発生と発展を歴史的=論理的に検討することになるので、後に譲ることにし、ここでは言語の問題を一応捨象して概念のありかたを考えてみよう。
概念は個々の事物の持っている共通した側面すなわち普遍性の反映として成立する。すでに述べて来たように、個々の事物はそれぞれ他の事物と異っていてその意味で特殊性を持っていると同時に、他の事物と共通した側面すなわち普遍性をもそなえているので、この普遍性を抽象してとりあげることができる。
たとえば私の机の上に文字を記すための道具が存在するが、軸は黒いプラスチックでつくられ尖端に金属製のペンがついていて、カートリッジに入っているインクがペン先に流れ出るような構造になっている。このような道具は多くのメーカーでそれぞれ異ったかたちや材質のものを生産していて、私の持っているものにも他のものとは異った個性があるけれども、それらは共通した構造にもとづく共通した機能を持っていて、ここからこれを「万年筆」とよぶわけである。それゆえ、概念にあっては事物の特殊性についての認識はすべて超越され排除されてしまっている。だがこのことは、特殊性についての認識がもはや消滅したことを意味するものでもなければ、無視すべきだということを意味するものでもない。特殊性についての認識は概念をつくり出す過程において存在し、概念をつくり出した後にも依然として保存されている。私が「万年筆」を持っているというときのそれは、私の机の上にあるそれであって、文房具店のケースの中にあるそれではないし、もし必要とあらばその概念の背後に保存されている特殊性についての認識をもさらにそれ自体の他の側面である普遍性においてとらえかえして、「黒い」「万年筆」とか「細い」「万年筆」とか、別の概念をつけ加えてとりあげるのである(2)。
この場合の「万年筆」は、机の上に個別的な事物として存在している。私はこの事物の普遍性を抽象して概念をつくり出したにはちがいないが、その対象とした普遍性はこの個別的な事物の一面として個別的な規定の中におかれている普遍性にすぎない。普遍性をとりあげてはいるものの、問題にしているのは個別的な事物それ自体なのである。
しかしわれわれは、個別的な事物ではなく、この普遍性をそなえている事物全体を問題にすることも必要になる。このときにも同じように普遍性が抽象され概念がつくり出されるが、その普遍性はもはや個別的な規定を超えた存在としてとらえられるのであり、類としての普遍性が対象とされているのである。「万年筆はますます普及している」というときの「万年筆」は、個別的な存在ではなくて全体を問題にしている。先の私の「万年筆」が個別的概念であるのに対して、この全体をとりあげた「万年筆」は普遍的概念あるいは一般的概念とよぶべきものである。これと同じことは、鉛筆やボールペンについても成立するのであって、「鉛筆」「ボールペン」などの概念にも、個別的な事物をとりあげた個別的概念もあれば、全体をとりあげた普遍的概念もあるわけである。
つぎに、類としての普遍性を考えてみると、これは個別的な事物のすべてをつらぬいているという面から見て、たしかに普遍性であるにはちがいない。けれども類とよばれる存在はきわめて多種多様であって、その意味で類としての普遍性それ自体はいずれもひとつの個別的な存在としてあつかわれることになる。「万年筆」という類、「鉛筆」という類、「ボールペン」という類など、個別的な存在としての類が多種多様にあって、さらにこれらに共通した普遍性を対象とする「筆記用具」というヨリ高度の普遍的概念も成立している。そしてこの普遍性に対しては「万年筆」「鉛筆」「ボールペン」などの個別的な存在としての類はそれぞれ特殊性をそなえた類としてとらえかえされることになり、これらは特殊的概念の性格を与えられることになる。さらにこの『筆記用具」も、「文房具」という普遍的概念に対しては特殊的概念であるというようにヨリ低い類からヨリ高い類へと対象の立体的な構造をたどって認識が発展し、抽象のレベルが高くなっていく。そしてそれにもかかわらず、これらの概念は超感性的な点で共通しており、言語表現でも同じ語彙が使われるのである(3)。
(1) 頭の中で言語を駆使することが思惟であるという発想は、いわゆる「内語」について論じる人びとに共通して見られるところである。これは経験主義的な解釈であるが、それでは表現として頭の外に存在する「外語」と頭の中に存在する「内語」とはどういう関係にあるのか、どうして「内語」なるものが成立したのかと反問しても、説得的な答は得られない。言語そのものが外へ出たり内(うち)へ入ったりするかのように説明しかねない。
(2) 「黒い」「細い」という概念が、それ自体として普遍性の認識であると同時に「万年筆」については特殊性の認識でもあるというのは、やはり一つの矛盾である。われわれは自覚することなしにこのような矛盾をつぎつぎと創造しながら、表現を行っているわけである。
(3) これは言語学者に対する警告でもある。語彙論にしがみついて認識の構造を科学的に把握しようとしなければ、言語学は言語表現の理論へと発展することはできないのである。
このように、概念は現実の立体的な構造に対して、やはり立体的な構造をとることが要求されているのであるが、これを平面化したり切りはなして扱ったりするあやまりも起りうる。机の上に万年筆しか存在しないならば、「机の上の書くものをとってくれ」と抽象のレベルの高い普遍性でとらえても、万年筆をとってくれるであろうが、机の上に鉛筆もボールペンもあるときにはこのレベルではそのいづれにもあてはまるから、手当り次第にとってくれるであろう。「机の上の万年筆をとってくれ」といわなければならない。いわれた側では、「万年筆」の類としての特殊性を認識しているから、それに相当する存在をいろいろな存在の中からえらび出してとってくれるはずである。鉛筆がほしいときにも、同じように「机の上の鉛筆をとってくれ」といって、「鉛筆」の類としての特殊性の認識に訴えるわけである。
このときの「万年筆」「鉛筆」は個別的概念として個別的な事物をとりあげているのであるから、この二つの異った概念にはそれぞれ異った二つの個別的事物ではなく、一つの個別的な事物の一面である個別的な立体的な異った普遍性が対応している。それゆえ「万年筆」と「鉛筆」とはそれぞれ別に存在すると考えて「万年筆」のほかに「鉛筆」をさがそうとするのは正しいが、もし「万年筆」と「筆記用具」との場合にも同じように考えて「万年筆」のほかに「筆記用具」をさがそうとするならばそれはあやまりである。この二つの概念は、抽象のレベルの差異によって生れたのであるから、抽象として頭の中で切りはなして別々に扱っていても、現実の事物としては切りはなされて存在しているわけではないからである。
〔三浦つとむ『認識と言語の理論 第一部 認識の発展』(1967年刊)から
第二章 科学・芸術・宗教 (3) 概念と判断の立体的な構造〕
http://okrchicagob.blog4.fc2.com/?tag=%E8%AA%8D% …
■
>何度も指摘しているように挙げらた状況は象を対象としており、
物理的に存在し、目で見える「個体の象」と、物理的ではない「象という種」は対象として異なります。
あなた自身が、「象という特殊な種」と「個別の象」を区別してますけど。
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
No.28
- 回答日時:
No.26 に関連しもう一言言わせていただきます。
あなたは、No.10 のお礼で、
>>そのようなことが書かれたソースはあるのでしょうか?何らかの文献があるのでしたら教えて下さい。
などと応えていますね。当方はできるだけソースを提示してきましたが、あなたはそれは不要などと言われてきましたが一体何を考え、どういう論理的な思考をしているのですか?
中学生レベルの辞典しか示さずにあれこれ述べている貴方のソースは一体何なのですか?
不愉快などというのであれば、まずは終始一貫した態度が望まれます。■
ソースの提示は歓迎です。特に、聞いた事がない、納得できない説であればソースがあるのなら知りたいですね。
そのことと、質問と関係ない話題は書き込むのは控えて頂きたいというのは別の話です。
質問との関係性が分かる投稿にソースを付けて頂けたら大歓迎です。
No.27
- 回答日時:
No.26 の補足です
何度も指摘していますが、言語は話者の認識の表現です。
そして、意味とは表現と話者の認識の関係です。この認識を媒介として対象に繋がっています。
あなたは、この対象→認識→表現という過程的な構造が全く理解できずに、認識をすっ飛ばし対象と表現を直結してしか理解できないということです。
しかし、No.21 のお礼では、
>何について語りたいのかという話者の認識が異なっている。
ご回答ありがとうございます。ここは同感です。
などと応答していますよね??
これは一体どういうことなのですか??
察するに、無自覚、感覚的には理解できる場合があるが論理的な理解が出来ていないということです。
それはこの過程を理解する論理を持っていないためです。
この点は、
言語はどんな矛盾を含んでいるか 【1】 言語の二重性
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9939 …
言語はどんな矛盾を含んでいるか : 【2】 認識の矛盾と表現の矛盾との相互規定
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9940 …
言語はどんな矛盾を含んでいるか : 【3】 対象の捉え方における矛盾
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9941 …
言語はどんな矛盾を含んでいるか : 【4】 概念の持つ矛盾
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9941 …
言語はどんな矛盾を含んでいるか : 【5】 概念の持つ矛盾
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9941 …
言語はどんな矛盾を含んでいるか : 【6】言語表現の持つ矛盾
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9941 …
言語はどんな矛盾を含んでいるか 【7】 言語表現の発展とレーニンの記号論の限界
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9942 …
言語はどんな矛盾を含んでいるか : 【8】 言語は社会的な規範を必要とする
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9942 …
言語はどんな矛盾を含んでいるか : 【9】 言語の改革をめぐって
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9943 …
言語はどんな矛盾を含んでいるか 【10】 文字言語と音声言語
https://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=2748&id=9943 …
を眼光紙背に徹し読み込み、拳々服膺して、しっかり理解できるようにしましょう。■
No.26
- 回答日時:
No.24 のお礼に応えて
>>「種としての象」と「象の個体」は異なるとあなたは言いましたが。
はい。
但し、対象自体が異なるのではなく話者による対象の捉え方、つまり認識が異なるということです。この点の理解があなたには完全に欠けているということを何回も指摘していますが!
>>動物園である象の鼻を見て、個別の象の鼻という対象の認識をもって②「象の鼻が長い」というのは正しいが、③「象の鼻は長い」というのは不適切。
家で子供に象がどのような動物か説明しながら、象という特殊な種の部位である鼻の認識をもって③「象の鼻は長い」というのは正しいが、②「象の鼻が長い」というのは不適切。
というのがあなたの立場であるように思えます。
いいえ。
何度も指摘していますがこれらの文は日本語の文法に即した正しい表現です。どこで、当方が不適切などと言っていますか?
何度も指摘しているように、あなたが話者の認識を捉えられずに、その相違を理解できないために貴方が勝手に不適切などと誤解しているに過ぎません。
当方の記述が不明瞭なのではなく、あなたの理解能力が無いために不明瞭であるに過ぎないということです!
■
>但し、対象自体が異なるのではなく話者による対象の捉え方、つまり認識が異なるということです。この点の理解があなたには完全に欠けているということを何回も指摘していますが!
動物園である象を見ながら「象は鼻が長い」と言うとき、個別の象という対象を認識している。
家で子供に象がどのような動物か説明しながら「象は鼻が長い」と言うとき、象という特殊な種を認識している。
対象から違うと何回も指摘しました。
>いいえ。
何度も指摘していますがこれらの文は日本語の文法に即した正しい表現です。どこで、当方が不適切などと言っていますか?
であれば、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
の記述が不十分です。あなたが書いた「個別の象の部位」や「特殊(種の)な鼻」という記述を踏まえればそのように解釈されます。
No.25
- 回答日時:
>>「象は鼻が長い」「象の鼻が長い」「象の鼻は長い」の違いについて質問しておりますので、関係ない話は他でやって下さい。
この文の意味を正く理解するために重要なポイント故に詳しく説明しているのですが?
この点が理解できないために、「象は鼻が長い」「象の鼻が長い」「象の鼻は長い」の違いについて正しい理解ができないのだということを自覚して下さい。
そうでないと理解が深まらず、前に進めないということです。
■
>この文の意味を正く理解するために重要なポイント故に詳しく説明しているのですが?
その理解をされたあなたの考えを明確に提示して頂けると良いと思います。そして、それを提示する際に、その理解との関連性をご説明願います。
「お前は理解できてないー!」とだけ言われても正直不快なだけです。あなたのその素晴らしい理解を、実際の回答に繋がっている形で示して頂ければ、そのような主張に説得力が出ると思います。
No.24
- 回答日時:
No.22 のお礼に応えて
>>あなたが認める正しい用法
何度言っても理解できないようですが、どこで用法を問題にしているのですか?
「象は鼻が長い」「象の鼻が長い」「象の鼻は長い」は全て正しい文です。
どこか誤っていると考えているのですか?
>>もともと、差異があると主張したのはあなた
本質問は「~の差異には何か差異があるでしょうか?」なので、「差異」を認識し、それを認めて質問しているのではないのですか?
>>誤解していると喚き散らかすよりも、であれば正しくは何であるのかを明確に提示しましょう。
以前から正しくは何であるのかを明確に提示していますが、貴方に理解能力が無いために話が進展しないと指摘していますが自覚できませんか?
こちらが意を汲んで整理して回答すると逆切れされて極めて不愉快です。
もう一度(三度か?)、正しい理解を下記しますのでキチンと理解して下さい。
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
これらの「は」は特殊性の認識を表す副助詞です。「の」は所属・所有の認識を表す格助詞です。
「長い」というのは静的な属性表現を表す形容詞で、「長い」の後には「だ」「です」などの肯定判断の認識の表現が省略されています。
不明な点は明晰な日本語で質問して下さい。■
ようやく回答して頂いてありがとうございます。
が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
動物園である象を見ながら、個別の象という対象の認識をもって①「象は鼻が長い」と言うのは正しいとあなたは認めました。しかし、
>①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
は「象という特殊な種」と言っており齟齬があります。「種としての象」と「象の個体」は異なるとあなたは言いましたが。
>②「象の鼻が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
>③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
の説明からすると、
動物園である象の鼻を見て、個別の象の鼻という対象の認識をもって②「象の鼻が長い」というのは正しいが、③「象の鼻は長い」というのは不適切。
家で子供に象がどのような動物か説明しながら、象という特殊な種の部位である鼻の認識をもって③「象の鼻は長い」というのは正しいが、②「象の鼻が長い」というのは不適切。
というのがあなたの立場であるように思えます。あなたが書いた「個別の象の部位」や「特殊(種の)な鼻」という記述を踏まえればそのように解釈されます。上記理解があなたの理解であるか回答下さい。
また、そうでないのであれば、あなたの記述が不明瞭ですので、正確な文章で提示お願いします。
No.23
- 回答日時:
#21です。
>チューリップの花がきれい。
が不適切な表現な表現とは思えませんし、これが問題ないのに、
象の鼻が長い
はだめだというのは理解できません。
:
素晴らしい!(笑)
さすが八丁堀ですな、おっしゃるとおりです。
実は、「象の鼻」について述べるシチュエーションにはなっていないのは、いわゆる総記の場合です。
「長い(の)」について特定するシチュエーションの場合。
しかし、「チューリップの花がきれい」は、「きれい」の主格としてチューリップの花を特定しようとする認識が働いているわけではない。
これは、中立叙述というやつで「が」のもうひとつの機能。
これは、表現の背景(見ている光景)全体について述べている文です。
チューリップの花について述べているわけでも、「きれい」について述べているわけでもない。
この場合は、おっしゃるように不適切な表現にはならない。
ただ、「象の鼻が長い」を中立叙述として使うシチュエーションは極めて稀だろう、という意味で《【一般的に】不適切な表現》と申し上げた次第。
ちゃんと説明してなくて申し訳ありません。
長いものは象の鼻以外にもいくらでもあるし、きれいなものもチューリップの花以外にもいくらでもあるように感じますが、記述の意図は分かりました。
ただ、総記であるか、中立叙述であるかは、単独の文として不自然であるかとは関係ないように思えるのですが。中立叙述の場合には、そのようなものが他にもあるかもしれないと解釈されるにしても、それらをすべて列挙しなければならないということではありませんし。
No.22
- 回答日時:
No.13 のお礼に応えて
>>あなたが認める正しい用法は
No.17 で回答の通り正しい用法などを問題にしているのではありません。
何が問題であるか自体があなたには理解できていないということですが!/
No.14 のお礼に応えて
>>であれば、正しいものを明確に書いて提示して下さい。
なので、
何に対し正しい、誤りと云われているのですか?
何が問題であるか自体があなたには理解できていないということですが!
>>間違っていると言うのであれば、正しいものを明確に書いて提示して下さい。
なので、あなたの言語に対する理解が誤っており、言語とは話者の認識の表現であり、話者の認識の相異を取り上げるのが正しい理解だということです。/
No.15 のお礼に応えて
>>正しいものを明確に書いて提示して下さい。
話者による対象の捉え方(認識)が異なる為に表現が異なり、意味が異なるということです。
あなたは、この認識が捉えられないために、常に何らかの対象、状況と直結してしか思考できないという欠陥を晒しているということです。
と何度も問題点を指摘していますが?
この点が理解できないと、いくら文の意味の相異を説明しても貴方に理解能力が無く話が進まないということです。/
No.16 のお礼に応えて
>>あなたが認める正しい用法
No.17 で、
これらはすべて日本語の文法に即した正しい文です。
先ず、そのことを理解しましょう。
と指摘の通り「日本語の文法に即した正しい文」なのに、なぜ「あなたが認める正しい用法」などというピント外れな応答が出てくるのですか。
上記に指摘の通り、
いくら文の意味の相異を説明しても貴方に理解能力が無く話が進まないということです。/
>>正しい理解に基づいて解釈した結果を具体的に提示しましょう。
上記の通り何度も具体的に提示していますが、あなたに理解能力が全く無く話が進まないということです。/
No.17 のお礼に応えて
>>①「象は鼻が長い」と②「象の鼻が長い」で差異があると主張したのはあなたですが。
なるほど。その主張は撤回されるのですね。了解です。
あなたは差異が無いと主張しているのですか?
差異があるから二つの文を並べているのではないですか?
まず、この点が質問の原点ですが?
一体、何を「了解です。」なのですか?
旦那の単なる、独り相撲ですね!
もう一度、これ迄の当方の回答をキチンと理解し、あなたが何を問題にし、何が疑問なのかを整理し、明晰な日本語で明確に提示して下さい!
■
「象は鼻が長い」「象の鼻が長い」「象の鼻は長い」の違いについて質問しておりますので、関係ない話は他でやって下さい。それらが質問に関係するのであれば、回答を明示した上で、その関係性を示して下さい。
そして、質問に関わる部分の回答をして下さい。
あなたが認める正しい用法は以下の4ケースだということでよろしいでしょうか?誤解していると喚き散らかすよりも、であれば正しくは何であるのかを明確に提示しましょう。
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の認識。
①「象は鼻が長い」は個別の象という対象の認識。
②「象の鼻が長い」は個別の象の部位の認識。
③「象の鼻は長い」は象という特殊な種の部位の認識。
もともと、差異があると主張したのはあなたなのですから、言葉尻が気に食わないなら、あなたの気に入る言い回しに訂正すればいいだけ。自分ではっきり書かないでおいて、こちらが意を汲んで整理して上げると逆切れされて不愉快です。
No.21
- 回答日時:
#20です。
>「長い(もの)」について、(それは)「象の鼻だ」と言っている文。
と逆になっているのでしょうか?
:
「長い(もの)」についての話題が浮上しているシチュエーションでなければ、「象の鼻が長い」は一般的に不適切な表現になるからです。
「象の鼻」について述べるシチュエーションにはなっていない、ということ。
>また、①②③とも表わしている状況に違いはなく、注目している点だけが異なるとお考えでしょうか?
:
ですね。
何について語りたいのかという話者の認識が異なっている。
>ですね。
>何について語りたいのかという話者の認識が異なっている。
ご回答ありがとうございます。ここは同感です。
>「長い(もの)」についての話題が浮上しているシチュエーションでなければ、「象の鼻が長い」は一般的に不適切な表現になるからです。
>「象の鼻」について述べるシチュエーションにはなっていない、ということ。
これは理解しかねます。
花がきれい。
は単独でも問題ないですよね?
チューリップの花がきれい。
はどうなんですか?
私には
チューリップの花がきれい。
が不適切な表現な表現とは思えませんし、これが問題ないのに、
象の鼻が長い
はだめだというのは理解できません。
No.20
- 回答日時:
①「象は鼻が長い」
「象」について、(それは)「鼻が長い」と言っている文。
②「象の鼻が長い」
「長い(もの)」について、(それは)「象の鼻だ」と言っている文。
③「象の鼻は長い」
「象の鼻」について、(それは)「長い」と言っている文。
①③は分かりました。
ただ、②だけどうして
「象の鼻」について「長い」と言っている文。
ではなく、
「長い(もの)」について、(それは)「象の鼻だ」と言っている文。
と逆になっているのでしょうか?
また、①②③とも表わしている状況に違いはなく、注目している点だけが異なるとお考えでしょうか?
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象という特殊な種を指して
①「象は鼻が長い」
個別の象という対象を指して
①「象は鼻が長い」
と、異なる状況に利用できると、あなたは認めました。
したがって、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の認識。
②「象の鼻が長い」は個別の象という対象の認識。
という差異があるとの主張は成り立ちません。
個別の象という対象を指して①「象は鼻が長い」と言うとき、個別の象という対象の認識がありますので、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の認識。
①「象は鼻が長い」は個別の象という対象の認識。
②「象の鼻が長い」は個別の象という対象の認識。
が可能だとなり、差がなくなります。
(②「象の鼻が長い」は象という特殊な種の認識。
が可能であるかあなたは明言されていないので、この点は不明ですが。この点に関してはご回答頂ければ。)
動物園である象を見ながら、個別の象という対象の認識をもって「象は鼻が長い」。
家で子供に象がどのような動物か説明しながら、象という特殊な種の認識をもって「象は鼻が長い」。
この2つは状況も認識も異なります。そのどちらにも「象は鼻が長い」と言えるとあなたは認めました。
そのことは理解した上で投稿して下さい。
三浦の『日本語の文法』には、
今日は遅刻した。
月は東に日は西に。
などを例に出し、この種の「は」は特殊判断のときに使われる、と述べています。さらに続いて、
象の鼻が長い。
は
キリンの首が長い。
というような観念的な前提が存在するわけである、と述べています。このような前提の妥当性は疑問がありますが。
三浦の「は」の特殊性はこのような特殊判断として理解すべきであって、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
のような「象という特殊な種」ではないでしょう。
三浦の『日本語はどういう言語か』には
一台のテレビを指して、
これは最新型です。
と言うのも特殊性を扱った「は」だと書かれています。「これ」は個別のテレビを指していますので、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の部位である鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊(種の)な鼻」の属性の認識の表現。
のような「象という特殊な種」に限定されるという解釈が誤りである事をはっきりしてしています。
長くなってしまったので要約します。
「が」は個別で、④「は」は特殊だという主張の論理的欠陥が明確になりました。
<ツチノコ説>
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の(部位である)鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊な(種の)鼻」の属性の認識の表現。
④「このテレビは最新型です。」は「このテレビ」というテレビの特殊性の側面に対する属性認識の表現。
<致命的誤謬>
②「が」と④「は」で同じ説明をしてしまってます。
②「象の鼻が長い」は個別の象の(部位である)鼻の属性の認識の表現。
④「このテレビは最新型です。」は「このテレビ」というテレビの特殊性の側面に対する属性認識の表現。
・個別性
「あの象」
「このテレビ」
「このテレビ」の認識があるのだから、個別性を認識しています。個別性の認識なしに「このテレビ」の認識など不可能。
・特殊性
「鼻が長い」
「新製品」
「鼻が長い」のは象の特徴。実際に、三浦はキリンは「首が長い」ことを対比しています。「新製品」は特殊なのに、「鼻が長い」は特殊じゃないとか子供の言い訳レベル。
これに反論するには②と④のどちらかにしか当て嵌まらない何らかの差異を示すしかありません。ところが、返されたものは、どれもどちらにも該当する内容だから論理的に無意味。
以下の記述を見れば明らかなように、「は」の特殊性とは「特殊な種」であり、「が」の個別性とは「個別の物」であるというのが主張でした。
<ツチノコ説>
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の(部位である)鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊な(種の)鼻」の属性の認識の表現。
④「このテレビは最新型です。」は「このテレビ」というテレビの特殊性の側面に対する属性認識の表現。
しかし、④において、う「個別の物」としてのテレビの属性でしかない「最新型」を特殊性として認めた時点で、ツチノコ説は完全に破綻したのです。「最新型」は「特殊な種」ではありませんから。
そこが三浦とツチノコ説の差異であり、ツチノコ説の明白な誤謬でもあります。
経緯を正確に書くと、当初のツチノコ説は、
①「象は鼻が長い」は象という特殊な種の一部である個別の鼻の属性の認識の表現です
②「象の鼻が長い」は個別の象の(部位である)鼻の属性の認識の表現。
③「象の鼻は長い」は犬や馬の鼻ではなく「象の鼻」という「特殊な(種の)鼻」の属性の認識の表現。
と主張しており、「は」の特殊性は「特殊な種」の認識に対応していて、「が」の個別性は「個別の物」の認識に対応していました。
ところが、三浦の『日本語はどういう言語か』に
これは最新型です。
が例として載っていることを指摘された結果、
④「このテレビは最新型です。」は「このテレビ」というテレビの特殊性の側面に対する属性認識の表現。
と方針変更に追い込まれました。しかし、その結果、②「が」と④「は」で同じ説明をしてしまうという既述の致命的誤謬が生じたのです。