1. けっきょく 絶対者としての神――これが ブラフマンとしてすでにゴータマ氏の以前に説かれていた――に抵抗し(なぜならそれをめぐる宗教から 人道に反する身分制を現実社会に派生させていた) そして教義としても対抗するものを説いた。
2. ただしけっきょくは 主宰神ブラフマンおよびその宇宙霊が人間にも宿るとするところのアートマンを全否定したかたち すなわち徹底的な無神論 であった。アン‐アートマン(無我)説=涅槃論=空観=縁起説・・・。
3. ところが 後世になってそこまでの天与の霊感がゴータマくんにさづけられていたのなら それは 宇宙霊にひとしいと捉えられこれは ただし名称を変えて 仏性(如来蔵)と呼ばれた。
4. アン‐アートマン(無我)説による仏性は アートマンなる宇宙霊とおなじ概念であろうと考えられました。
5. 古代ギリシャでは 同じく《宇宙の霊魂 プシュケー・トゥー・コスムー》と呼ぶ神学があり ラテン世界では 《アニマ・ムンディ 世界霊魂》と呼びました。
6. 近代人は この《神ないし無い神 つまりはそのいづれにしてもの聖霊》を 括弧に入れて経験合理性において経験科学を問うかたちを築きましたが この基本的な態度としての《括弧に入れる》という前提は往々にして忘れ去られたり あるいはぎゃくに無理矢理別のかたちで出し続けたりしつつ来ました。
7. 科学万能主義になるか それとも 一般に《観念の神》としてただただ想念の内に生き続ける(つまりは 生きていない)かする形式となりました。
8. 科学は 霊魂といった絶対の領域に対してただ触れるのを禁欲しているに過ぎないという批判つまりは考え直しが持たれていますし あるいは わざわざ〔すでに観念としてあるのみなのだからもともと生きていないのに〕神は死んだと宣言して 観念の神による洗脳(言わば自己洗脳)から脱却しなさいというかたちも現われました。
9. ゴータマさんの生きた証しとしては 一方でむしろ仏性説として この宇宙霊が普遍的に人には宿るという通念としてでも受け継がれて来ていましょうし 他方ではむろん現代でも無神論を標榜する人びとも少なくなく それはじんるいの歴史上大雑把にはこのブッダの説いた神学の系譜〔と同じ〕であると考えられます。
10. ブッダ葬送にふさわしい内容とするべく 添削をお願いいたします。――カーストに抵抗するヒューマニズムになお触れていないかも。
No.1
- 回答日時:
科学万能主義に依る、日常生活の弊害と神に忠誠を誓うことばかりで非科学的な思想を持つ人の思想的弊害を鑑みれば、
節度のある、神への忠誠と
科学万能主義に依る、物質至上主義を掲げる思想の日常生活に於ける他者への態度への弊害を鑑みれば、科学万能主義に於ける、節度ある日常生活態度は必要だと思えます。
ご回答をありがとうございます。
アリストテレスの中庸説よろしく:
★ 節度のある
☆ 態度なら よろこばしいかと思われます。ね。
☆ ゴータマ・シッダールタ氏に たまには敬意を表さねばならない。
No.2
- 回答日時:
恐らく、お釈迦様は、外部に神なる非思考が存在するのではなく、(天啓ではなく)
内なる世界、自己の宇宙世界に神が存在するという解釈ではなかったのかしら・・・。(啓蒙思想)
でも アン‐アートマン(無‐霊我)を唱えたんですよね。
アートマンは 宇宙の主宰神ブラフマンの神性とつながる霊我です。
そうして 初転法輪のときこそ顕著だったとしても 《犀の角のようにただ独り歩め》って語ってたんですよ。:
▲ (スッタニパータ) ~~~
35 あらゆる生きものに対して暴力を加えることなく、あらゆる生きもののいずれをも悩ますことなく、また子を欲するなかれ。況や朋友をや。犀の角のようにただ独り歩め。
36 交わりをしたならば愛情が生じる。愛情にしたがってこの苦しみが起こる。愛情から禍いの生じることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。
37 朋友・親友に憐れみをかけ、心がほだされると、おのが利を失う。親しみにはこの恐れのあることを観察して、犀の角のようにただ独り歩め。
・・・
~~~
☆ 《自力――自灯明――》の傾向がつよかった。(つまり 《天啓》ではないかも知れないのは そのとおりなのですが)。
No.3
- 回答日時:
#No.2
お釈迦様のような聡明な方であれば、非思考で神が外界に存在するかどうかは疑問に持たれたと思うの。
結局、お釈迦様ですら、外界に宇宙に神が存在する=天啓
なのか、
内部に自己宇宙に神が存在するのみ=啓蒙
なのか、はっきりとは分からなかったと思うの。
ちょっと違うと思うんですよね。
☆☆ (№2お礼欄) ~~~
でも アン‐アートマン(無‐霊我)を唱えたんですよね。
アートマンは 宇宙の主宰神ブラフマンの神性とつながる霊我です。
~~~
☆ 完全な無神論でした。
無神論と言う意味での《普遍神》者だと けっきょく言えるかと思いますが 字面の思想としては 《無い神》派でしょう。
《自力聖道門》でしょう。:
▲ スッタニパータ ~~~
650 生まれによって(バラモン)となるのではない。生まれによって(バラモンならざる者)となるのでもない。行為によって(バラモン)なのである。行為によって(バラモンならざる者)なのである。
651 行為によって農夫となるのである。行為によって職人となるのである。行為によって商人となるのである。行為によって傭人となるのである。
652 行為によって盗賊ともなり、行為によって武士ともなるのである。行為によって司祭者ともなり、行為によって王ともなる。
653 賢者はこのようにこの行為を、あるがままに見る。かれらは縁起を見る者であり、行為(業)とその報いとを熟知している。
654 世の中は行為によって成り立ち、人々は行為によって成り立つ。生きとし生ける者は業(行為)に束縛されている。--進み行く車が轄に結ばれているように。
655 熱心な修行と清らかな行いと感官の制御と自制と、これによって<バラモン>となる。
これが最上のバラモンの境地である。
~~~~
No.4
- 回答日時:
お釈迦様は生まれが王族ですから。
その辺は私のような庶民生まれとは異なり、バラモンを最高位に置かれたのは、それはカースト制の影響では❓私のような庶民の生まれだと、Jesusに親近感を覚えますけれど。
かといって、神の御子では遠い方。
仏教は悟りを要求するが。(ある意味、自力本願が必要ですけれど。)
キリスト教は悟りを求めず、(聖書通りに生きることが最も良い。神ですから、非思考の庭ですよね❓)
困惑したのが、PCは全て、写真・画像なので、キリスト教は肖像画が主
仏教は偶像物が主なので、旅行とか行かれる方は偶像物を目撃する機会が多いのでしょうけれど。家でほぼ過ごされる方はテレビ・PC・スマホが多いので、仏像を購入するならまだしも、私の家には仏像がありますけれど、先ず、拝む機会が稀ですけれど。
キリスト教を厳密にいうなれば、偶像崇拝は禁止で、肖像画のみの信仰なので。
画面を視る機会の多い人はキリスト教的、
実際、旅行などで、歩かれる方々は、仏教的、かな❓
★ お釈迦様は生まれが王族ですから。その辺は私のような庶民生まれとは異なり、バラモンを最高位に置かれたのは、それはカースト制の影響では❓
☆ 身分制は バラモンが敷いたものです。
そこにおける下層カーストの辛さについて バラモンは 輪廻転生説で人びとの苦しみをやわらげようとしました。《生まれ〔によって バラモンやシュードラに決まる〕》と。
ゴータマは これに抵抗しました。
▲ スッタニパータ ~~~~~~~~
650 生まれによって(バラモン)となるのではない。
生まれによって(バラモンならざる者)となるのでもない。
行為によって(バラモン)なのである。
行為によって(バラモンならざる者)なのである。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ 善因善果(楽果)・悪因悪果(苦果)というふうに《意志行為によってその報いを受ける》のだと。或る意味で 自由の確保でした。
★ 仏教は悟りを要求するが。(ある意味、自力本願が必要ですけれど。)
☆ 親鸞は 《自然法爾》です。《はからひ無きを自然と言ふ》。
つまり 非思考の庭(信仰)にかんしては 絶対他力です。
そして 思考の緑野や感性の原野については 人間の知性を発揮し努力を怠りません。経験事象では 自力を果たします。(自力一辺倒ではなく)。
★ キリスト教は悟りを求めず、(聖書通りに生きることが最も良い。神ですから、非思考の庭ですよね❓)
☆ 《さとり》は・知性の問題は 思考の緑野での研鑽によります。そこに神性のヒラメキが助けてくれることがあります。
★ 写真・画像 肖像画 / 画面を視る
★ 偶像物・仏像 / 旅行などで、歩かれる
☆ すべて ご自由に。
★ 偶像崇拝は禁止
☆ 《文字はころし 霊は生かす》。つまり オシへを神として頂くなら 文字なる仮りのもの(偶像)が 神となってしまっている。それは アウトだという意味です。
No.5
- 回答日時:
キリスト教では文字・数字は禁忌なのでは❓
逆に、仏教では、文字・偶像・記号など、書物と物体を重んじる❓
▲ 文字はころし 霊は生かす。
☆ もともとは モーセの律法について その文字通りの順守では――とうてい 守り切れないから―― 苦悩がついてまわるのみだという意味です。
倫理規範にたよるというよりは 《信じる》が 鍵であると。
ただ イエスのあとでは 要するにいわゆる原理主義(ファンダメンタルリズム)への注意が おもなものです。
だって 聖書の一字一句を神〔の言葉〕としてまもらなければいけないと説くのですから。無理です。
文字・数字そのものが禁忌だというわけではないです。
No.7
- 回答日時:
シュードラって、カースト制でいう奴隷のことではなかったのですか。
------
シュードラ(शूद्र、Śūdra、首陀羅)とはインドのヒンドゥー教における第4位のヴァルナであり、隷属民を表す。 カーストの最下位に位置するが、さらにその下に不可触民がいる。
▲ ヰキぺ:カースト ~~~
紀元前13世紀頃に、バラモン教の枠組みがつくられ、その後、
バラモン(ブラフミン・神職)、
クシャトリヤ(王族・戦士)、
ヴァイシャ(市民・職人)、
シュードラ(大衆)
の4つの身分に大きく分けられるヴァルナ(ヴァルナ・ジャーティ制なる身分制度)として定着した。
・ アウト・カースト:「不可触民(アンタッチャブル)」
~~~~
No.8
- 回答日時:
文字が小さくて見えづらいので、何か、「質問状を立てる」リクエストがあれば、応じますけれど。
如何ですか。
いま次に考えているのは 構造主義批判です。
《無主体》説は かなり人びとのあいだに無気力のような影響を及ぼしているのではないかと思うのですが どう思いますか?
もしその場合には レヴィ‐ストロースの前提とするソシュールの仮説を批判するかたちを採りたいと思っています。
【Q:ソシュール≒丸山圭三郎の《言語記号の恣意性》説はウソである】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9137845.html
かなりややこしい話になります。何か興味を引くものがあったら 問い求めに取り上げてください。
オノマトペの問題にちょっとかかわっています。
No.9
- 回答日時:
精神病理学的に「神」とはどういう位置づけなのか❓
精神分析 これは フロイトもユングも書物としてはやりましたが 精神病理学等々は やっていません。心理学すら まともに読んでいないですね そう言えば。
ううーん。
考えられることは 無化するかアイドル化するか。どちらも観念の世界において でしょうか。
いや 分かりません。
でも いまの知見では 経験事象と非経験の場との区別 思考(および感性)と非思考との区分において捉えることが 肝心なのだと思っています。
この前提を外せば その病理学も病理に入っているのではないかと見ます。
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