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私は仏像&お寺が好きで暇があればたいがい一人で見仏に行っています。しかし周りに共感して一緒に回ってくれる人がいません。一人は結構さびしいです…仏友が欲しいと切実に思っています。 どなたか見仏が好きで仏友もいるよって方、どうやって仏友を作ったのか教えてください…。

A 回答 (5件)

こんにちは。


 仏像の好きな方は沢山いらっしゃいますが、ほとんどが個人的に楽しんでいらっしゃるので、なかなか複数の人数で集まるということが起りにくいようです。と言うよりも、ひとりで仏像を見て回る、というのが日本人の大部分の仏像ファンのあり方なのだろうと感じています。
 そういった仏像ファンの多くは、仏像と対面している時の時間をものすごく大切にされますし、自身にとって素晴らしい時間だから心行くまで楽しみ、同時に仏像の前で自分に向き合っていろいろ思うのでしょう。それが面白く価値ある瞬間だから、多くの方は一人で仏像めぐりをすることを好むのかもしれません。
 仏友、というのは、私自身は、「仏像と対面している時の時間や、仏像と対面して自身を見つめなおしてゆく時間を、分け隔てなく共有出来る存在」なのだろうと思います。仏像の趣味が同じ、とか、一緒に仏像を見に行く、だけの相手は、仏友というよりは単なる同行者に近く、仏像との瞬間を共に共有し後々まで語り合ってゆけるかどうかは疑問です。
 私は「仏友」に近い概念は、たぶん「戦友」という言葉にあるのだろうと常々思っていますが、仏像巡りを真剣にやればやるほど、それだけ共感や結びつきを強く持てる相手でないと一緒に熱中し共に感動しあうことが出来ないことをこれまでの経験からなんとなく理解しております。
 親友であれば、色々なことを自由に自在に話して楽しんで一緒に笑うことも出来ますが、それは主観的に終始するし、馴れ合いにもつながります。戦友は、共に必死になって事にあたりますから、それ以上の結びつきがあり、主観よりも客観的な考え方をもってシビアになれる面があり、時には仏像見学の後で議論したり喧嘩したり罵り合ったりも出来ます。そういう友人は、ある意味では親友よりも信用出来ます。
 私は、自身が仏像の研究者であり、仏像ホームページの代表も兼ねているせいか、仏像巡りというのは楽しさよりも、苦しさやしんどさの部分のほうが大きいなあ、といつも感じています。そういう場合でも一緒になって突き進んで、私がへたばったら「この野郎、立て、そんなことで仏像に出会えると思ってるのか!」と怒鳴りつつ、強引に腕を引っ張って立たせてくれる相手がいてくれたら、ものすごく心強いです。生死を共にする、といえば大げさですが、少なくとも気持の上ではそれに近いものを共有し一緒に寺を目指す戦友のような存在こそが、最高の「仏友」になってくれると思うのです。
 そういう「仏友」を得ようと思った時、私はまず自分で行動することが肝心だと思い、色んな方法をとりましたが、寺や博物館で仏像を熱心に見ている仏像ファンらしき人に声をかける、ということだけは絶対にやりませんでした。彼らは彼らの仏像との時間に浸っており、その大切な時間を邪魔してはいけないと感じていたからです。仏像ファンの誰もが前向きに出て話せる場でなければ、声をかけても話題が生まれにくいと思っていたのです。ですからネットのメーリングリストやチャットへの参加、同好会への参加、仏像見学ツアーへの参加、ホームページなどの掲示板での交流、などの方を積極的にやりました。同時に仏像の文章や論文などを投稿したり発表したりしている人に手紙やメールを送ったり、博物館の講座や講演会の後に行われる交流勉強会などで同席した人と話したりして、一人、また一人と「戦友」を増やしていきました。そういう方法のほうが、仏像巡りの相手を見つける早道だと思っていたからです。
 その何人かが私たちの仏像ホームページのメンバーに加わってくれ、現在に至っています。そうした仏友(実際には戦友に近い)たちと行動していて実感する言葉が「一蓮托生」です。好きとか楽しいとか、そういう次元よりももっと上の何かがあり、「こいつらとなら苦労も生死も共に出来そうだ」なんて真面目に思ったりしてしまいますが、そう感じられること自体がとても幸せなのだということに、最近気づいたので、いまでは感謝しながら彼らに接しています。
 仏友、というのは本当に難しく、苦労なしには得られないレベルの友人なのだな、と思いますし、それだからこそ自分で色々アタックしたり方法や機会をフルに使って自身にとっての最高の仏友を根気よく探しつづけるべきだと思います。楽な方法では、決してよい友には巡りあえないと思います。まずはチャレンジ精神をもって自分の足で動いて探しに出かけてみてください。
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私も、仏像は日本が世界に誇れる文化だと確信しております。

学生時代は、今は大学などで教えている研究者になった人たちの見学に、同行させてもらっていました。誰かと一緒に見て、細かい部分についてなど話し合ったりすると、自分の気づかない部分も見えてきてとてもよい経験をしました。有名なお寺にはすばらしい仏像があり、京都・奈良方面に行った際にはもちろんはずせませんが、有名寺院は人が多くて声を掛けにくいように思います。また、研究者もちょっと仏友にはしずらいでしょうね。
本当に仏像好きな人は、
・観光には不向きな季節の特別公開(たとえば12月に、 東大寺法華堂の執金剛神の特別公開があります)に 行く。
・京都、和束の禅定寺とか、大阪の獅子窟寺など、交 通の便が良くないところに行く。
・真夏や真冬に、京都・奈良で仏像を見ている人はマ ニアな人が多いです。
そんな場所で出会った人に、話しかけてみたらどうでしょうか。もちろん友達になるのはたやすいことだとは思いませんが、良い出会いがあるのではと思います。有名どころでも、熱心に見てる人には邪魔にならぬよう声を掛けてみるのも良いでしょう。
折にふれ、また見たいと思う像が脳裏に焼きついているのですが、まだしばらくは時間が作れそうもなく、うらやましい限りです。
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 こんにちは。


 私も、お寺巡りは大好きです。12歳からだから年季は入ってます。
 私は、ひとりで見たい派ですが、誰かと、というお気持ちもわかります。
 地域の公民館やカルチャースクール、で、「お寺巡り」や「仏画」「仏教美術」などがあれば、参加してみたら如何でしょう。
 同好の士ばかりですから、よりどりみどりでしょう。
 ちなみに、どの仏様がお好きですか?
 私は、岡寺の金銅菩薩半跏像と、木喰仏です。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。岡寺は明日香村のでしょうか?如意輪観世音菩薩半跏思惟像のことでしょうか?あれは素晴らしいですよね!
 アドバイス参考にさせて頂きますね! 私はベタですがやっぱり蔵王権現ですね@

お礼日時:2005/05/08 23:15

ブツマニア20年です。


体力があった頃は仲間10人前後と、各地霊場荒し(笑。別に暴れた訳では…)をしまくった口です。

我々の場合はもともと別のやましい煩悩(仏マンガです)を通じて出逢った遠方の友人同士だったので余り参考にならないかもしれませんが、その中でも実際に金と時間をかけてブツに会いに行こうという者は少なかったですし、のちに現場で出会った者もいますのでまあ経験としてお聞き下さい。
          1.まずはサイトから
「仏像」「仏教美術」「寺社」「愛好」などで検索すると、色々なサイトさんが見つかります。(URLは一例)
「京都」「奈良」や「旅行」というジャンルもアナです。
まずはそこでBBSなどに顔を出してみてはいかがでしょう。オフ仏会など行う話に出会えれば儲けもんです。

          2.浄土で会いましょう
お寺やライブ(博物館や展覧会)でブツに見入っている人だからといって仏友になってくれるとは限りません。
無闇に声をかけても宗教の勧誘とまちがわれるのがオチです。いや、相手の方が宗教ドップリさんかもしれません。
見仏人を見分けるコツは、
「仏を一人でナメるように見ている」「スター(本尊とか観音とか)よりマニアなサポートメンバー(明王、天部とか)を重点的に見ている」「お参りの後で仏欲(グッズ)に走っている。しかも御札やお守り(宗教さんはこっちがメイン)より、ブロマイドや写真集。ヘンな湯飲みとかを買うかどうかで必ず悩む」。
確信がもてたら相手がマニアな一仏の前に立ち止まるのを待ち、仏を見たまま「これいいですよね」などと軽くアタリをかます。返事をしなかったら引くべし。
茶店や喫茶でパンフや買ったグッズを熱心に見ている人も狙い目。
さりげなく近くの席に陣取り「あ!そのパンフどこにありました?」などとツッコんでみましょう。

           3.さいごに
何にでも言えることですが、「お友達」と「同好の士」は違います。
同じ仏好きでも、行動パターン(見る時間や体力、飲食や宿泊の好みなど)が違うと一緒に居ることさえ苦痛な場合もありえます。
みうらじゅんさんといとうせいこうさんも、元から気の合うお友達だったのがああいう経緯で仏友になっただけである、という点をお忘れなく。

参考URL:http://www2.big.or.jp/~mar/hotokemae/
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。友達と同好の士が違うという意見、納得です。長期戦になりそうですが、アドバイスを参考にさせて頂き、限りなく友達に近い同好の士を探したいと思います。それにしてもみうらさんといとうさんの関係はほんと羨ましいです…!

お礼日時:2005/04/26 21:15

まあ!!


私もです。
大学では「仏師の系譜」を専攻していました。

私は基本的にひとりで自分のペースで見るのが好きなのですが、以前、やはりひとりでボケーと眺めていたら、同様の趣味のかたに声をかけられました。

で、お茶して好きな仏像やお勧めのお寺の話で盛り上がりました。(今考えるとナンか妙ですが)

当時は、ともに独身だったので、一緒にお寺めぐりの旅をしたこともありました。
今は、双方結婚しているので、なかなかそういう機会にはめぐまれませんが、それぞれが旅をしたときには、絵葉書や手紙でその印象やお勧め度を伝え合っています。

自治体のサークルやカルチャーセンターなどで、仏像やお寺を対象としたものもあるので、参加されてみてはいかがですか。
私は、ひとりのころはよくユースホステルに泊まったので、たまたま同宿になった人と一緒に回ることもありました。
そのうちで気があった人とは、今でも(20年たちますが)友人づきあいを続けていますよ。

きっと同じ思いを抱いている人がいると思います。
ただちょっときっかけがつかめないだけ。
お寺で出会ったら、声をかけてみるのもいいと思いますよ。

どこかで、お会いしてひとしきり話したあとに、このサイトのことを言ってみて。
おばさんだったら私です。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。お寺で自分と同じようにカメラ持って仏像を穴が開くくらい見てる人がいたら勇気を出して声をかけてみたいと思います。

お礼日時:2005/04/20 23:16

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