TPPの今後

Question

TPPは最初ベトナムあたりが言い出したように思います。そこに日本が参加して、なぜかアメリカが俺も入れろと言い出したのに、急に離脱し、日本が先頭に立って仕切っていたのかと思います。最近、イギリスや中国まで入ろうとしてるようで、これって日本の経済には追い風ですかね？

sandaba · Accepted Answer

政治的には安倍さんの大きな遺産だと思います。

アメリカはちょっとしくじりました。それは巷にあふれるトランプ馬鹿論じゃなくて、彼は外国との賃金競争にさらされる労働者を支持基盤にしてたから外国との競争が激化する自由貿易協定に後ろ向きになるのは致し方ないのですが。

TPPは単なる関税免除じゃなく、加盟国間でビジネス上のルールも揃えていこうという協定です。しかもルール決定には既存の加盟国に大きな力があるから、創設メンバーにならなかった時点でアメリカにとっては旨味が半減してしまったのです。

逆に言えば日本にしてみればアメリカのルール押し付けられずに済んでもっけの幸いという面もあります。アメリカが抜けた後に安倍さんが何とかまとめようと腐心したのはそういう理由もあると思います。

今になってアメリカは自分が中心になりたいからIPEFとか提唱しているようですがよく知りません。

中国については、台湾が入りたいと言ったから邪魔するために言ってみただけですので。実際に入れる見込みはゼロだし、中国自身もよほどのノータリンでなければそのことは理解しているでしょう。

春閑 · Answer

お礼について〈アメリカも今になって抜けたのは失敗だったとか思ってるんでしょうかね。〉

民主党オバマ政権は非常に積極的でしたが、トランプの登場で大統領選でTPP参加の是非が争点となり、工業系労働者を中心に超保守層が先鋭化し、民主党は敗北しました。

民主党系の中には今からでも加盟したいと思っている人々は少なくないと思われますが、選挙でこの問題を取り上げるのは不利が明らかなので、当分は共和党民主党のどちらが政権を取ってもTPP参加はないでしょう。

春閑 · Answer

TPPの拡大は日本のというよりも加盟国全体の利益に繋がります。
TPP話に米国も乗り気になってから、日本も無視できなくなって国内の反対派を押し切りましたが、トランプ大統領誕生で、肝心の最大市場国米国が離脱。
TPPは空中分解かと思われましたが、当時首相だった故安倍晋三が嫌気が差した各国を回って説得し、成立の運びとなりました。

米国抜きでどうかと思われましたが意外に順調に推移し、それを観て英国、中国、台湾、韓国、さらにはウクライナまで加盟申請し、英国はすでに先月加盟が承認されました。

さて、問題は中国ですね。中国が加盟するにはかなりハードルが高いですね。国営企業は原則廃止しなければなりませんし、国内法もかなり変えて国内市場を自由化したり知的財産権の保障体制も整備しなければなりません。あの怪しげなスパイ法なども問題視されるかもしれません。

中国寄りの加盟国は多少のことは目をつぶろうという姿勢をすでに見せていますが、さてどうなりますでしょうか。

tanzou2 · Answer

TPPは最初ベトナムあたりが言い出したように思います。
　　↑
チリ、ニュージーランド、シンガポールによって
署名された環太平洋戦略的経済連携協定
（TPSEPまたはP4）の拡大として始まった。
そうです。

そこに日本が参加して、なぜかアメリカが俺も入れろと言い出したのに、
急に離脱し、日本が先頭に立って仕切っていたのかと思います。
　↑
日本は渋っていたのですが
米国の強引な誘いに、イヤイヤ乗りましたが、
その米国が離脱してしまいました。
それで仕方なく、日本が音頭を取る
羽目になったのです。

最近、イギリスや中国まで入ろうとしてるようで、
これって日本の経済には追い風ですかね？
　　↑
経済的には、プラスですが、
ＴＰＰは、本来、中国包囲網の意味が
あったのです。
しかし。
米国がトランプ政権の時離脱してしまった
ので、その意味が薄くなりました。

そこへ中国が参加を希望してきました。

まるで笑い話です。

TPPの今後

政治的には安倍さんの大きな遺産だと思います。

お礼について〈アメリカも今になって抜けたのは失敗だったとか思ってるんでしょうかね。

TPPの拡大は日本のというよりも加盟国全体の利益に繋がります。

TPPは最初ベトナムあたりが言い出したように思います。

似たような質問が見つかりました

関連するカテゴリからQ&Aを探す

デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング

マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング