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過去の回答もいくつか見ましたが、以下の点、ご教示頂ければ幸いです(法律面から)。

あるサイトで掲載されている写真(19世紀初頭の外国の科学者)について
1.死亡後50年経過過ぎれば、肖像権は消滅するのでしょうか?
2.この写真を含めて、解説文章(科学者のプロフィール等)がある場合に、写真も含めての著作権があるのでしょうか(文章部分は当然ですが・・・)?
3.1に関連してその写真の肖像権が消滅していれば、パンフあるいはWeb上でのその写真の利用は可能でしょうか?
4.そのサイトにリンクを張る場合、リンク元から許可を取れば問題ないでしょうか?

宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

1.


肖像権というのは、法律によって明らかに定められた権利ではなく、憲法や民法に基づく判決の集積により確立しつつある権利です。したがって保護期間も定められていません。
肖像権には2種あると考えられます。
(1)人格権としての肖像権:みだりに個人の容貌を撮影されたり、撮影された写真を利用されたりしない。
(2)財産権としての肖像権(パブリシティ権):著名人などが肖像の利用に関する財産的利益を確保する権利

(1)については、その科学者の人格・プライバシーを侵害するような利用でなければ大丈夫だと思います。
(2)についても19世紀初頭の外国の科学者の肖像が何らかの経済的利益を持つとは思えませんので、お尋ねの写真について肖像権の主張がされるとは思えません。

2.
解説文章については、書いた人の著作権があると考えられます。写真については、撮った人の著作権があると考えられますが、そのような写真であればもう保護期間が消滅しているでしょう(といっても確認された方がよいでしょう)。

3.
写真を撮った人の著作権が消滅していれば、利用は可能でしょう。(法律的な問題ではありませんが、一応サイト作成者にお断りした方がよいでしょう)

4.
通常のリンクについては、著作権等の及ぶ範囲ではありませんので、一般のマナーにしたがって行えばよいと思います。リンク先が明らかに違法サイトとかいう場合は、問題になることもありますが。
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この回答へのお礼

north073さん、詳細な回答ありがとうございます。
大変参考になりました。

お礼日時:2001/09/14 17:44

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