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検収月末締め翌月末120日手形

この決済条件だと、
1月に物を売った場合、回収できるのが、
2月末から120日後。
すると6月末の回収ですから、
お金を手にするまで半年かかるわけですよね。

このように決済条件が長くなった経緯はどういう理由からでしょうか。

本来であれば、
全ての会社が
検収月末締め翌月末現金とすれば、
全ての会社が公平にお金をやり取りができ便利だと思うのですが、

なぜお互い現金化するまで長い期間の決済条件をするようになったのでしょうか。


質問2
あと追加質問ですが、
手形は120日手形は、120日後の指定された日、一日を過ぎた場合は、無効となるのでしょうか。
もしそうであれば、手形は不便のように感じられますが・・・

有識者の方、ぜひともお答え下さる様よろしくお願い致します。

A 回答 (5件)

メーカーを経営するとわかりやすいですね。

部品を買い、それを組み立てて、テストして、梱包して、在庫にして、売りに出す。お客様に買ってもらって即現金ならいいけど、これまた末締め翌月末払い。すぐに2~3ヶ月経ってしまいます。その間だって社員に給料払ったり家賃払ったり、水道光熱費だって払わなくてはなりません。カタログも作らにゃいかんしホームページに載せても、即売れるとも限らない。

はじめっから手元に大金があって、2~3ヶ月は売上なくても貯金だけで給料や家賃が払える会社ならいいのですが、世の中そんなに甘くはありません。必ずや「運転資金」なるものが必要なのです。そのために手形という便利なツケのシステムができたわけです。
その代わり手形が決済できないと、「不渡り2回→倒産」という諸刃の剣です。

業界によってはもっと長い手形もあるらしいですよ。建設なら半年、漁船は1年近い(遠洋漁業なら1年近く帰って来ないから)手形もあるらしいです。
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皆さんが回答されているとおりです。



では、そのシステムが始まって広まった(一般的になった)理由を少し書きます。

手形が当たり前になったのは、戦後です。
もちろん、戦前からもありましたし、さらにさかのぼれば日本の商売は半年単位での支払いが普通でした。

が、戦後、誰も彼もが手形に走りました。
それは、戦争で負け、どの会社にも現金が無く、資産も焼けて消えていたため、会社を運営させるためのお金は、どこにも無かったわけです。

無いお金で商売をはじめるには、「ツケ」です。
銀行が間に入り、会社間でのツケによる商売というシステムが、手形です。
日本の復興支援という意味から、手形の意義は大きかったと思います。
現在のビジネスでは、よい部分もあるはずですが、マイナスも出ていて何ともいえません。
いつでもなんでもキャッシュで支払えるくらいに成れるのは目標です。
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♯1さまのおっしゃるように、手形決済は資金繰りの関係というのがありますし、あと売り手買い手の力関係もあります。


今では金利は0に限りなく近いですが、高度経済成長期には10パーセント近い金利で銀行から借りなければいけない時期もありました。
基本的には買い手が強いので、実際の金利相当額より少ない上乗せ(たとえば現金決済よりも年利5パーセント相当を上乗せ)して、実質は低金利で売り手が買い手に対し融資するという形で販売促進をするという商売上のテクニックがありました。
(逆に品不足の場合はプレミアムを乗せることもあったそうです)
で、現在もその名残が残っているということです。

現在は現金決済をすることによってその分安値で仕入れるという方法も一般化しましたし、また京都の呉服業界は一時期、お産手形(300日手形)というのもありましたが、業界の中で決済を短縮化しようという動きもあります。


質問2ですが、手形は3営業日以内に呈示すればよいことになっています。
また、普通は期限の前に銀行に取り立て依頼をしますので、大抵は手形の期日(もしくは翌営業日)に決済されます。
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手形取引は以下のような取引をスムースに行う為に発達した経緯があります。


・A社からB社に原材料を販売
・B社が原材料を加工して製品を製造
・B社が製品を販売して現金を入手
この時、B社は製品を販売して現金を入手するまで、原材料代金をA社に支払う事ができません。その為、A社はB社が製造し販売する期間、支払いを猶予してあげる必要があるのです。その為、決済条件が比較的長い時間に設定されています。
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買い主に資金的余裕がないからこそ、長い期間の手形で決済するのです。

120日以内になんとか支払のキャッシュを捻出すればよいわけですから。
(逆に、売り主にとっては、資金的な余裕がなくて、通常の支払では買うことができないような企業にも、なんとか買ってもらえるというメリットがあるわけです。)
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