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建設業でISOを取得している事業者の方に教えてもらいたい
のですが、
当社では品質目標を把握するために
個人の目標を設定し半年事に部長が面談し
達成状況を判断し評価するという項目があります
工事をする会社なので
「道具をうまく使えるようになる」など数値で評価
できないような内容ばかりになります
そして外部監査を受けると必ず審査員から
なるべく数値で客観的にわかるような判断方法を求められます。
製造業ならば不良品の発生率などで可能だと思いますが
建設のような「慣れ」や「経験」が中心となる業種の方は
この部分をどのようにクリアされているのでしょうか

A 回答 (3件)

一般的な助言なので貴社の参考になるかはわかりませんが・・・



「道具をうまく使える・・・」など属人的な要素の強い会社なんですね。
手順として

1)それぞれの作業別に作業者をランク付けする
2)ランク付けされた作業者に社内評価をする(CADマスター1級、組み立てマスター2級など)
3)仕事の難易度をランク付けし、「この仕事は2級以上のものに担当させる」なと手順書に明記し、それが守られているかを記録として残す(納期の関係上、一定の技量に達しないものにまかせざるをえないケースも生じると思われる)
4)評価された各作業者の技量を定期的に評価する

といったところでしょうか。

この回答への補足

作業者のランク仮にA・B・Cと工種によってつけた場合
Cだった作業者がBになった理由は部長の判断でかまわないのでしょうか?
いつも客観的に理解できる資料をもとに行うよう指導されます。
免許や資格・講習などが特にない作業については
独自に基準を設けて試験など行ったほうがよいのでしょうか?
今まではどちらかというと
「3年経てばこれぐらいはできる」という感じで判断していました

補足日時:2005/05/23 17:54
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます
理想的な方法はやはりこのようなことになるんでしょうね
めんどくさがらず実行することが大事なような気がしました

お礼日時:2005/05/24 12:44

建設業でISOを取得している事業者の方、ではありませんが、一応の知識はあるものとして回答します。



まず、ISO9001では、そのような要求事項はない、ということを確認しておいてください。
ISO9000では、品質目標を「品質(3.1.1)に関して,追求し,目指すもの。」と定義しています。
また、ISO9001 5.4.1では「品質目標は,その達成度が判定可能で,品質方針との整合性がとれていること。」と要求しています。

しかしこれらには、「数値で客観的に分かること」などとは、ひとことも出てきていません。ただ「判定可能」とあるだけです。

審査員の発言は、規定要求事項であるISO9001(もしくは、関連する規格、例えばISO9000など)に基づくときだけ正しいものであり、規定要求事項にないことは、審査員の「主観に基づく個人的な発言」にすぎません。

従う必要も義務もありません(アドバイスとして聞くのは選択の問題です)。しかも、そういった発言は、審査の場でなされてはいけない性質のもので、行き過ぎがあれば、審査機関の上層部に対して、そのような申告をすべきものです。

審査員はけっして「先生」ではありません。
---

という前提をお話して、どうすればいいか、というヒントを書きます。

ISO9001 5.4.1が「品質目標は,その達成度が判定可能で,品質方針との整合性がとれていること。」と要求していますから、まず「達成度」とその「判定」ということを考慮すべきです。

よって、たとえば「道具をうまく使えるようになる」といった場合には「うまく」ということがどういうことなのか、どうなったら「うまく」なったといえるのか、ということを明らかにする必要があります。
また、組織の要員のうち、どの人物が「うまく」ならなければいけないのか、また「うまく」は「へた」の反対概念(シロクロ的)ではなく、段階があるでしょうから、その段階をどう設定するか、ということも、明らかにしておくべきでしょう。
また、「うまく」なったことを誰がどのように認識するかということも検討の対象になります。

ところで、説明のための例として「道具を・・・」ということを利用しましたが、実はこれを「品質目標」というためには、「道具をうまく使える」=「品質に関して追究すべきもの」といえることが必要です。
つまり「道具をうまく使える」ことは、結果として得られる「品質」を導くための「手段」であり、「手段」を目的と考えるというのも、この質問文だけだと不明な点があります。

いいかえれば「道具がうまく使える」ということが「品質がよくなったことの指標」に使えるかどうか、ということでもあります。(道具がうまく使えれば必ず品質がよくなる、ということであれば、使えるでしょうが)

また、ISO9001 5.4.1の後半にある「品質方針との整合性がとれていること。」に着目すると、「道具をうまく使う」ということが品質方針とどう整合するか、も検討すべきでしょう(整合しない、とはいっていません)。

ちょっと難しいのですが、ISO9000における品質目標に関する指針を引用しておきますので、よくお読みになってお考えください。

2.5 品質方針及び品質目標
 品質方針及び品質目標は,組織の方向付けをするための焦点を与えるために設定される。両者とも望ましい成果を決定し,組織がこれらの成果を達成するためにその資源を適用することを支援する。品質方針は,品質目標を設定し,そのレビューを行うための枠組みを提供する。品質目標は,品質方針及び継続的改善についてのコミットメントと整合性がとれている必要があり,また,品質目標が達成されたか否かを,判定できることが必要である。品質目標の達成は,製品品質,運用の有効性,財務実績に良い影響を与え,その結果として,利害関係者の満足及び信頼感にも良い影響を与えることができる。

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最後に。
まよったら必ずISO9001を読んで下さい。どうしても分からないことがあれば、ここで質問してヒントを得ることはできますが、「正解」は個別の問題なので得られるとは思いません。
ISO9001だけでわからなければ、ISO9000などを参考にしましょう。
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審査員は一応指導として「定量評価が望ましい」と言いますが、絶対そうしないと審査を通らない訳ではありません。


評価の内容や結果は、ISOでの位置づけでは極論すれば「枝葉」と考えてもよいのではないでしょうか?
むしろ「幹」の部分は、そうした目標管理の仕組みを制度に沿ってきっちり運用することにあります。

「定量目標」にこだわるあまり、達成感のない作り物の目標設定をしないように留意しましょう。
ちなみに、「定性目標」でも、その達成状況を文書化して客観的に評価できるようにすることで、段階評価による評点で数値化することも可能です。
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この回答へのお礼

毎回のように審査員から「客観的根拠」を指摘されるので
返答に困っていましたが文書の中にうまく表現されていれば問題はないようですね
自分の根拠に自信を持つことが一番なのかもしれませんね

お礼日時:2005/05/24 12:37

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