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「歴史教科書をどうつくるか(永原慶二著)」という本を読んだのですが、その中で日米安全保障条約締結以来日本には右傾化が見られ、家永教科書裁判事件も起こったみたいなことが書かれています(私の勘違いでなければ)。今起こっている教科書の記述や検定の問題にも(日本政府にも)安保条約は影響を与えているのでしょうか?どうも表現・思想の自由という理由だけで作る会の教科書を合格させているとは思えないのです。あるとすればどのくらいの影響ですか?無いとすれば少しでも日本を「美化」しようと(私がそう考えているわけではないが、向こうの言葉を借りれば)している意図とは何なのでしょう?また、当初の検定制度の理念(政府の一元的価値観を押し付けない)から逸脱しているようにも思える(思われている)現状は何が原因なのでしょう(検定制度は結局国が決めた基準に則って合格か不合格かをきめるのだから国定制と同じではないかと思ったので)?この本を読んでいない方でもかまわないので教えてください。

A 回答 (5件)

こんにちわ、ちょっと一言、


質問を単純にして、答えも単純に、
世界標準の目でみたならば、敗戦後、反動でだいぶ左に傾いていました。団塊の世代は生まれたときから左なので、真ん中に戻す事が右傾化に見えるという事でしょうね。50年~60年立って世代が代わり今、少しづつ中道により戻しているところです。教科書検定はその中の一つの動きでしょう。いろいろなところでより戻しの動きが出ていますよね。その数十年間の慣性の法則が働いてますから、その変化、揺さぶりに対して近隣反日本勢力や自国を本当の意味で愛せない人達があわてている状態かと思います。
安部さんはタカ派とか言われてますがとんでもありません、やさしい中道です。欧米から見たら。日米安保と右傾化はあまり関連ないはずです。右傾化ではなく
世界の常識国の仲間いりを目指してるんですね。
非常識大国がやっと、少しずつ、まともになりつつある過程です。国連も戦勝国連合だったわけですが、敗戦国もたくさん仲間入りしてあたらしい時代の幕開け、という事でしょう。
人も国家もイノベーションし続けるという事ですね。生き残る秘訣です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。なるほど、右傾化というより左から戻りつつあるということですね。今まではそういう認識を持たずに読んだ文章の言葉を鵜呑みにしてきてしまった感があります。気をつけないと。

お礼日時:2005/06/09 20:51

随分、左傾向の本のようで。


 基本的には、日教組の影響で教科書はむしろ左翼化していたものが、共産主義の崩壊に伴って正常化を模索している最中だと考えます。
 「家永」氏もかなり偏った共産主義者だという話ですし。「日米安全保障条約」は戦後まもなく締結しているわけですから、敗戦直後から冷静になってきただけでしょう。「検定制度」自体は世論に合わせて標準的な動きをしているような気がしますが、そこはよく知りません。あまり批判が多いようなことは(父母と教師の発言は大きいでしょう)避けている様子があります。検定の委員って民間人からの採用ではなかったかしら。
>また、当初の検定制度の理念
>(政府の一元的価値観を押し付けない)
>から逸脱しているようにも思える
>(思われている)現状は何が原因なのでしょう
 私からみれば、逆で日教組とかの共産主義者の影響を受けすぎて、今も左に逸脱している気がしますが、まあ、立っている場所が左なら大抵のものが右に見えますし、その逆もあるでしょう。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。確かにあの本は左寄りのものでした。検定制度に関する質問は私自身が中国の方から受けたもので、答えに窮したので知恵を借りようと思ったのです。

お礼日時:2005/06/09 20:57

大ざっぱに言うと


右翼は左傾化といい、左翼は右傾化という。
それだけの話だと思います。

細かく言うと、職場や学校、役所の中に右と左の対立がありました。
文部科学省は右、日教組は左というように。

安保の騒動があったように、これまでは、庶民は左に比重がかかっていました。

現在は、庶民は左の欺瞞性に気付き始めている過程だと思います。
そのターニングポイントは、やはり金小日による日本人拉致の告白です。
これまでは、日本は中国や北朝鮮、韓国の過去の問題を出されれば、強く言えないと言う風潮がありました。
しかし中国の他国領土侵犯や北朝鮮拉致告白で、左翼体制の気味の悪さを体質的に感じ取ってしまったと思います。

日本人は積極的に右傾化しているとは思いませんが、これまでの左翼の人たちの発言に大きな疑問を感じていると言う状況だと思います。

左翼は、中国や北朝鮮から金を貰って、彼らのために活動していると右翼は思っています。
右翼は満洲国の隠し財産を持ち帰って活動資金にしていると左翼は思っています。
どっちもどっちですが、国民にとってどちらが最終的に応援すべきか?
その点で揺れ動いている状況だと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。本の中であまりにも右傾化という言葉が出てきたので気になって質問してみました。

お礼日時:2005/06/09 20:44

 あまり、何を言わんとしているのか分かりかねますが、分かる部分についてのみ答えたいと思います。


 第一に、国定教科書と検定制度とは全く違うものでしょう。国定教科書は、国が作成した1種類または数種類の教科書ですが、検定制度においては、教科書を出版したい出版社が皆自由に参入し、政府の検定を受け、一定レベル以上(事実関係の誤りが無いかや、小・中・高の教育過程に関して国が示す学習指導要綱にのっとているか)であるかをみられるものです。重要なのは、はっきりとした証拠に基づいた事実であり、歴史認識(事件や出来事に対してどう考えるかや感じるのが正しいか)ではありません。社会主義でない、自由主義の日本にあっては、ものの感じ方・考え方は100人いれば100通りあっていいのです。
 検定制度は、政府が考え方を押し付けようとしているのではなく、政府が教育レベルの維持を図ろうとしているだけで、それは、検定を通った教科書の採択は各地の教育委員会が独自に決定していることからも分かります。
 
 二番目に『新しい歴史教科書を作る会』の教科書は過去の歴史を美化しようとしているのではありません。歴史にはその時代時代の考え方や価値観があり、そういう視点で歴史を見ないと歴史は分からないと言っているのです。現在の日本を支える考え方は、『平和主義・基本的人権・平等主義』ですが、わずか50年前の世界は、平和がなによりもいいという時代ではなく(武力で他国を侵略することがよしとされた帝国主義の時代でした)人は、今と違って生まれながらに平等でもなく、基本的人権という考え方すらありませんでした。
 今と違った時代に、今と違った価値観で生きた人達を現在の価値観で裁くというのは、例えばマンモスや日本川うそやトキを絶滅させた人達を現在の希少動物保護法違反で裁くようなもので大変危険なことです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。ゴチャゴチャした質問で非常にわかりにくくなっていることをお詫びします。つまり私が知りたいのは今の日本は安保条約後、右傾化しているのかいないのか。もししているのならその影響は教科書検定にあるのかということです。

お礼日時:2005/06/06 21:43

不明瞭であることを真実だと断定して書けということの方がよほど問題だと思いますが?



国定制ならば何種類も歴史教科書はいりませんよ。日本国が将来必要とする人材を育成するための教育に使用する教科書として許容される振れに収まっているから多少右でも左でも成立していると考えます。

現代風にいうサヨク的自虐史観は1945年8月以降からと考えれば1965年頃からの安保の影響による右傾化というより中道に戻りつつあるというはどうでしょうか。

他人に自分の先祖を全否定されて黙っているほど日本人も愚かではないということもあるかもしれませんね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。確かに質問の仕方に問題がありました。すみません。その仮定の真偽や信憑性の有無も含めた質問のつもりだったので。なるほど、右傾化ではなく中道という見方もできるのですね。多少の愛国心は形の違いこそあれ、あって当然ですものね。

お礼日時:2005/06/06 20:36

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