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今まで日本は無宗教国だと思っていましたが、つい最近日本のしきたりや文化、日本人の思想のありかたまで深く宗教がベースとなっていると聞きました。 そこで、ぜひ私の疑問となっている神道について広く教えていただきたいと思います。
はじめに、神道は宗教なのか? もしそうならなぜか、理由を教えてほしいです。 そして、日本での神道の役割はなんですか? 

A 回答 (11件中1~10件)

こんにちは。



日本は無宗教国ではありません。宗教の自由が保障されているだけです。よく言われるのは日本「人」が無宗教だ、ということですね。
神道はそもそも日本の土着宗教です。縄文時代や、それより以前から今の日本土地に生きていた人々が生活する中で、自然と育まれていった考え方です。ですから、「宗教」か、といわれれば、概念としては間違っていると言って構わないでしょう。ですが、江戸時代に『諸社禰宜神主法度』が出されていることや、明治時代に国教を一度神道だと政府が定めた、という事実を考えると、宗教と分類して構わないと思います。

先述したとおり、神道はそういう自然に対する思念です。ですから、日本における神道の役割はやはり心の支えということになるのではないでしょうか。
神道は身近にあるあらゆるものに神様は宿っており、それに感謝する、ということが基盤にあります。
また、自然の脅威に対して「災害を起こしたりしないで下さい」「天災を起こさないで下さい」、というものから、「作物のために雨を降らせてください」「天気のいい日を続けてください」など、ありとあらゆるお願いをすることもあります。
さらには「織物が美しく仕上がりますように」「上手く土器・陶器焼けますように」「安産でありますように」、など、生活に関わるものも全て祈願できます。あくまで「お願い」ですよ。それを聞き届けるかは神々のみぞ知る、って感じです。
元々人が神に「お願い」をするのではなく、神に人が「感謝」を表すことが主体なので。

皇室は天津神の子孫(神道における最高位の神である天照大御神=太陽を司る女神などが属する、天上の神々たち)であり、民衆は国津神(元々土地にいた神々)の加護を受けているといわれています。(古事記・日本書紀による)日本の別名は大和ですよね。それはつまるところ「広く和む」ということであり、伊勢神宮などは創価学会以外の全ての宗教が参拝に来るそうです。クリスチャンの方などもいるようですよ。
神道における祭儀などは、今は宮内庁が保存している場合が多いです。天皇陛下達はそういった祭儀を行い、日本が平和であるようにとお願いするわけです。天津神はとても大きな光の力を持っているとされ、永遠を象ります。ですから、その子孫である皇室が祈ることで、その力が国に祝福を齎すとされてきたわけです。

奈良時代に仏教が入ってはきましたが、神道の影響は色濃く残っています。それこそしきたりなどですね。それは人々の生活の中に根付くものであり、仏教が入ってきたとしても消えるものではなかったのでしょう。鎌倉時代には神仏習合が既に行われていましたし、神道だから、などとは深く考えなくてもいいと思います。
ただ、周囲に対する感謝の念を忘れずに、ということです。

ただ、やはり宗教のことですので、自分で考え、解釈するのが一番だと思います。
ですから、私の意見も、貴方が解釈するための一つの手がかりであると受け取っていただければ幸いです。
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神道は宗教ではありません。


戦後GHQの馬鹿(失礼)が、宗教宣言しただけです。

神道には固有の決まった教えなどはありません。
日本人の、そして先祖代々受け継いできた人としてあるべきいき方や人生観、そして神々を尊ぶことが主となっています。
貴方も神、私も神です。
神といっても、神道では強弱や卑尊がありますので注意が必要です。
悪い神様にだまされたら、終わりです。
神道には”惟神(かんながら)”という言葉があり、これは神が行った事に習う、神が自然に立てた道に従うという意味です。
つまり、物事に抗わず、それを良い方向に導く、といってもいいでしょう。
これは、柔道や合気道に多く通じることです。(合気道は神道からきました)

日本での神道の役割は・・・
そうですね・・・
うーん、現在の神社神道ではなんともいえないのですが、昔の神道では神と人を繋ぐ架け橋として神社があり、宮司がいました。
ある特定のときだけ、尊い神様に来ていただき、身を清めそして活力をいただいていたのですね。
晴れ着という言葉がありますが、晴れとはこの神様が来るときのような特別な時といういみです。
だから、晴れ着は特別めでたいときに着るわけですね。

乱文失礼しました!
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日本は無宗教国ではありません。

信教の自由が保障されていますが、政教分離されていて、国教が無い(たぶん?)だけです。
無宗教国は中国、旧ソ連などの共産国です。これらの国では宗教は禁止されています。
逆にインドネシアでは無宗教=共産党は禁止されていて、嘘でも仏教徒ですと言っておかないと逮捕されかねません。
日本人の常識とは違い、海外(特にに欧米以外の国)では無宗教=共産主義者と思われがちなので注意が必要と思います。

神道はキリスト教やイスラム教のように体系化された宗教でないためにあいまいになっていることが多いと思います。これは、アメリカのネイティブアメリカンとか、オーストラリアのアボリジニーとか、アフリカの各部族の宗教とかと同じようにその民族の習慣と一体になっていて文化や「しきたり」などを総合的に集めたものが宗教となっているのだと思います。

逆に、キリスト教やイスラム教などは聖書やコーランなどの統一された経典があり、戒律や教義が明確になっています。しきたりや文化と宗教をある程度分離できているのは仏教とキリスト教だけかもしれません。

ネイティブアメリカンの信仰と文化を宗教というのなら、神道も宗教と言えると思います。実際アメリカ人とかは、ハワイとかグアムの宗教と同じように、神道を日本という部族の宗教と思っているのではないでしょうか。

歴史的に言えば、明治維新の時に神道を国家宗教にして国をまとめようとしたということです。徳川幕府の時代にはそれぞれの藩を「国」と言っていたので、日本は1つの国というほど、まとまってなかったのだと思います。
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そうですね★


無宗教だと思っていても仏教主体の国ですよね。
しかし宗教無茶苦茶都合のいいように混合しています!
人が死ねばお経を読むし、クリスマスが来れば仏教の人も盛大にパーティーを開き、盆休みはクリスチャンの人も休暇を取ります。
まぁ宗教なんて無用の産物ですし、宗教の考え方の違いで戦争なんて起こしている愚かな国もあります。
アルカイダなんて究極のアホです。
アラーの神とか何とかそんなもん居ませんし。
神とテロ何の関係があるのかも分からないし、「聖戦」とぬかしてますが、ただ殺戮をくりかえしているだけ。
神を崇めている割に神なんて姿形なんて見たことも無いし世の中を救済してくれる気配も無い。
修行の末に霊が見えるって人は大抵鬱病だと思います。
霊なんていちいち見えてたら過去にしんだ原始人の霊や恐竜の霊で溢れていると思います★
エホバは輸血をしないといいますが、輸血をすれば助かる命勿体無いです。
死んで次にカメムシとして生を受けてしまったら輸血をしておけば良かったと後悔するかもしれません。
後仏教からクリスチャンになる人もよくわかりません。
生来日本に生まれたらたいがい仏教ですけれど、クリスチャンになったら先祖の墓参りはどうするのでしょうか??
宗教なんて無いほうが平和だと思うのは私だけでしょうか。
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日本では仏教が入ってくるまではあくまでも原始的な自然崇拝をしていたのだと思います。


山、森、大木、川、海、巨石、等々何にでも宿る神様がいるとしてそれが八百万の神々だと思うのです。
そういう自然崇拝を宗教と考えれば神道は宗教だと思います。

後に仏教が入ってきた際に教義があり体系化されていた訳ですが、仏教も唯一絶対神の教えでは無いためにそれまでぼんやりととらえていた八百万の神々と仏教の教えが矛盾することなくリンクしてしまい神仏習合としての神道として概念化されていったのではないでしょうか。

あくまでも神道は自然崇拝が根本だと思います。
太陽や月、星を敬い、山や海や川に感謝すると共に自然災害を恐れて手を合わせ、さらには亡くなった人の魂にも恐れをなしてお祭りするという最も原始的な自然崇拝なのだと思います。

年の始めの初詣、子供が生まれればお宮参り、七五三のお参り、合格祈願のお参り、縁結びのお参り、厄除けのお参りや新車購入時の安全祈願のお参り等々、、、日本人は無宗教だと云いながら度々神社にお参りしています。
我々日本人は特に意識していないだけで本当は八百万の神々という概念が良く合っているのではないでしょうか。

唯一絶対神でなくても教義が無くても宗教と言えるのではないでしょうか。
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神道は宗教です。

よく知るところでは、皇室が神道の家系です。
あくまで私の記憶を辿っての話なので、どなたか詳しく補足して欲しいのですが。
日本は本来神道系だったはずです。どちらかといえば、山の神海の神など自然の神を祭るという意味で。
これを聖徳太子が仏教を広めました。
狙いは仏教を利用して国を一つにまとめる目的があってのことです。厳密にいえば、仏教は本来宗教ではありません。あえていえば実体験をもとに訓示をまとめたものです。
ですので、一般の日本国民は仏教という道徳を身に着けた神道系ともいえます。
ここで神道系というのは、ちゃんとした神道は武道派の武家と皇室か宮司関係しかないと思われます。
歴史の中で織田信長などが神道でしたが、庶民には仏教を勧められました。政治的に庶民が仏教であるほうが治めやすかったからです。
だからといって庶民が神道をやめたわけではなく、感覚として身分不相応だったから遠慮しただけで、畏敬の念だけは変わらずあるので、小さな神棚が家にあったりします。
それゆえ神道系の仏教徒というわけです。
長くなりすぎましたが、神道の役割とはなにか。
私的な持論ですが、四季があるから。他の国に比べて季節や天気変わったり、地震もありますから、神頼みしかなかったのでしょう。
中途半端な答えで申し訳ないです。
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神道は宗教学的には宗教ではありません。


教義がありませんから。
道ばたにあるお地蔵さんなどと同じ扱いです。

しかし教義が無くても、無言の教義のようなものは確かに存在しています。
初詣や、七五三や、神前の結婚式、地鎮祭など、日本中で同じようなスタイルでお参りしますから。

神道は、死者を祀る宗教です。
祀られる対象は、武人、権力者、政治家など皆がその人のパワーをもらいたいと思うような人ですね。
アンチヒーローも祀られます。
大国主命、菅原道真、平清盛、豊臣秀吉など
A級戦犯もアンチヒーローとも言えますので、神道的にはOKなのでしょう。

元々円形の古墳の手前にお参りする祭壇があり、それが方形の形状として組み合わさった物が、前方後円墳と言われています。
それを別の場所につくったのが神社です。
神社に本殿(円墳)があり、その手前に拝殿(方墳)があります。

神社のルーツは朝鮮半島です。ですから神道のルーツも朝鮮半島です。
神社の8~9割が新羅系で、残りが百済系ですから、神道のルーツは新羅と考えていいと思います。
そのルーツをたどると、朝鮮半島北部、そのさらにルーツがロシア沿海州、さらにルーツがロシアのウラルアルタイ地方と言われています。
陰陽五行説も、太極拳(北斗信仰)などもルーツはウラルアルタイ地方です。
いわゆる神聖思想のルーツです。

神道的神聖思想とは、清めることだと思います。
お正月前に、大掃除をして清めて新年を迎えること。
そんなものです。

政治的に利用されたことは、こうした思想とは直接関係ありません。
たまたま幕府を倒した長州に、カルト的神道思想を持った教師がいて、殉教的死をむかえたので、過剰にその思想がはびこっただけです。下級藩士が藩主を差し置いて政権を握るために天皇を持ち出しだことと、相まって奇妙な宗教国家になってしまったのは、ハプニングのようなものでしょう。
もしも薩摩だけで幕府を倒していたら、明治政府の神道色は薄かったと思いますが、侵略色は逆に強かったかも知れません。

最後に、神道的思想が日本に入ってくる前から、聖なる物への崇拝をすることは行われていました。
そうしたものと、外来のものが合わさって日本のベースとなる思想となったのでしょう。
もちろん後に入ってきた仏教などとも刺激や影響も多生あったと思います。
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神道は宗教です。



あくまで私の考えですが
日本本来の宗教ですよ。
戦争によってだいぶ有り方がかわりました。
神道で一番えらいのは天皇でした。なんて言ったって「神有人」ですから
何百年も日本を統治してきたのが天皇で統治してきた理由が神であるからなんです。
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まぁ、いろいろの考え方がありますね。



以下は、私個人の考えであり、誤っているかもしれません。

神道は宗教です。
なぜなら、信じる人も信じない人もいる教えだからです。
宗教の定義にもあてはまりますけど。
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%BD%A1 …

役割はまぁ、様々な行事として根付いている程度ですかね。

行事を深い意味でとらえている人もいるし、あまり気にしていない人もいます。ただ親になるとその行事が人の成長や、喜び、悲しみ、生活に密着したものであると気づくと思います。人が死んで神になる道・・・なのかもしれません。

中国で関羽が、商売の神として今なお崇められているのと共通点があるかもしれません。

参考URL:http://www.jinja.or.jp/faq/list.html
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神道は宗教です。


権力者が国民を支配するために必要です。
ヨーロッパの国がアジアや南米の国を植民地にするために、まず送ったのは軍隊ではなく、宗教家です。植民地しようとする土地の人間を改宗させ、支配しやすくするためです。十字軍の遠征もキリスト教がイスラム社会を支配するためだったのでは。

日本に最初に来たヨーロッパ人は軍隊や冒険家ではなく、宗教家のフランシスコザビエルです。
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