アセテート製録音テープの経年劣化

以前にオーディオのカテゴリで質問させて頂きましたが、化学でもう一度質問致します。

第二次大戦中にドイツで製造された、テープレコーダー用のアセテート製録音テープがあります、
映画フィルムの様に、鉄板製の保管ケースに入っています。

このうち数本は、ケースを開けると、強い酢酸臭がします、アセテートはパルプと酢酸が原料なので、材質の劣化が始まって、酢酸が分離、気化しているのでは?
と思います、

作られてから六十年以上経っているので、仕方がないのかも知れませんが、これ以上の劣化を防ぎたいと思います、

アセテート製テープの保管法はどうすれば良いのでしょうか?　冷凍保存しか無いのでしょうか?

No.1 ベストアンサー 回答者： c80s3xxx 回答日時： 2005/07/26 21:40

セルローストリアセテートはフィルムベースとして非常に大量に用いられました．磁気テープだけでなく，写真や映画の記録ベースとしても膨大な資料が残されていますが，同じ問題を抱えています．

写真や映画のフィルムは，基本的に低温，低湿度の場所で保管するようです．温度は２0度くらいが多いと聞いた記憶がありますが，貴重なものについては10度とかもあるとか．湿度もやはり低い方がいいようです．また金属缶に密閉して保管するのはあまりよくないとも聞きます．保管環境がある程度の低湿度に保てるなら，缶の蓋はとってしまうもののようです．
いずれにしても，記録されている内容については他のメディアにコピーをするしかありません．劣化はどうやって速度を落とそうとしても確実に進むので，現物の保存はどこかであきらめ (ものとしては保存するものの，将来の再生をあきらめるというのも含む)，内容だけでも残せるようにする，というのが映像のほうでは進められています．

この回答へのお礼

回答有り難うございます
低温保管をやってみます、他にアセテート製録音盤などもあるので、ホームセンターで安価な冷蔵庫をさがしてきます。

お礼日時：2005/07/30 17:32