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私は今大学で地震工学を学んでいます。試験勉強のためノートを見直していたところ、ちょっとした疑問を思いました。ノートには「日本が使用する震度階は気象庁の定めた8震度階。諸外国は改正メルカリ震度階を使用している」とありました。なぜ日本は世界の基準に合わせようとせず、独自に定めた震度階を使用しているのでしょうか?改正メルカリ震度階には何か欠点があるのでしょうか?

A 回答 (2件)

#1さんが既に答えを出していますが、



日本は地震や公害振動の研究に関しては先進国です。
日本の震度階はかなり古くから使っています。
現在は機械による計測になっていますが、これはかなり最近のもので(#1さんが紹介している本にその方法が詳しく出ています)、阪神淡路大震災などの時点では、気象庁担当官の感覚により震度階を定めていました。

この決め方は「ふすまが揺れる」などの日本住宅における日常的なものの揺れから判断する方法でしたので、建築物自体が異なる海外との比較が難しいといったことがありました。

また海外にあわせて統一してしまうと今までと数値が異なり、このような重要かつ緊急を要する情報の場合、受け手である一般人に混乱を来してしまうという問題があります。
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>日本は世界の基準に合わせようとせず


日本は世界でも有数の地震国ですから、独自の尺度を持つことは悪いことではないと思います。

実は、統一しようと検討されたこともあります。
その結果、
・合わせようにも生活様式(建物の構造その他)が異なりすぎていて、統一することが難しい。
・気象庁震度階級は速報として発表しますが、改正メルカリ震度階は詳細な調査を経て決定されるので、震度を速報する目的には使用しづらい。
などの理由で、採用されなかったようです。

少々古い本ですが、気象庁監修の「震度を知る 基礎知識とその活用」ぎょうせい(1996年)に詳しく説明されています。

>諸外国は改正メルカリ震度階
改正メルカリは西欧およびアメリカ。東欧はまた別のMSK震度階というものを採用しています。
他の国の基準に合わせることはどこの国でも難しくて、ユネスコの勧告も出てはいますが、統一されていないのが実情のようです。
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