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6=1+2+3、28=1+2+3+4+5+6+7などです。
「世にも美しい数学入門」のなかで藤原正彦先生が、「いま証明しろっていわれたら十分もあればできるけど」とおっしゃっていますが、凡人の私にはとっかかりすら見つけられません。
証明が載っている本、あるいは証明のとっかかり、どなたか教えて下さい。

A 回答 (4件)

連続した自然数の和といっても、1から始まる必要はないんですよねw



この問題のポイント
(1)
2のベキ(2^n)でない数は「2つ以上の連続する自然数」(必ずしも1から始まる必要はない)の和で書けること
(2)
2のベキ(2^n)で書ける数は完全数ではない。

(1)の証明

2のベキ(2^n)でない数は
(2^a)*(2b+1)
(ただしaは0以上の整数、bは1以上の整数)
と書くことが出来ます。

2^(a+1)>2b+1のとき
s=2^a-bからt=2^a+bまでの連続する自然数の和が
s+(s+1)+・・・+t=(t+s)(t-s+1)/2
={(2^a+b)+(2^a-b)}{(2^a+b)-(2^a-b)+1}/2=(2^a)*(2b+1)
と書けます。

2^(a+1)<2b+1のとき
s=b-2^a+1からt=2^a+bまでの連続する自然数の和が
s+(s+1)+・・・+t=(t+s)(t-s+1)/2
={(b+2^a)+(b-2^a+1)}{(b+2^a)-(b-2^a+1)+1}/2=(2^a)*(2b+1)
と書けます。

2^(a+1)は偶数、2b+1は奇数ですから2^(a+1)=2b+1とはなりえないことに注意してください。

したがって、2のベキ(2^n)でない数は連続する自然数の和で書けることがわかりました。

(2)
2のベキ(2^n)の約数の和は
1+2+・・・+2^n=2^(n+1)-1となるので、2^nは完全数ではありません。

したがって、(1)、(2)より「完全数が連続した自然数の和で表されること」が示されました。
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この回答へのお礼

 ありがとうございました。
(1+…+t)-{1+…+(s-1)}=(2^a)*(2b+1)
として
(t+s)(t-s+1)=(2^(a+1))*(2b+1)
からs,tを定める、と理解しました。

それにしても、「連続した自然数の和で表される数のうちに完全数がある」という考え方は全く思いつきませんでした。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/09/09 23:16

「偶数の完全数」に限れば, #2 で実質的に終わってます.


#2 によると偶数の完全数が 2^(p-1)(2^p-1) (ここで 2^p-1 は素数) の形でしかありえないことが Euler により証明されているということなので, n = 2^p-1 とおくと 1 + 2 + ... + n = n(n+1)/2 = 2^(p-1)(2^p-1) だから.
で疑問に思ったのは, 「じゃあ奇数の完全数はどうなの」ってところですが... ん~, どうやって証明するんだ?
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この回答へのお礼

(#4を理解した後で書いています。)

偶数の場合は「なるほど」と納得しました。
奇数の場合ですが、#4を理解したあとで、
2n+1=n+(n+1)
を思いつきました。

おかげですっきりしました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/09 23:25

まず完全数の定義ですが


「真の約数の和が自分自身になる数」
となります。

証明のとっかかりは
2p-1 が素数のとき、 2p-1(2p-1) は完全数である
p以降の数字はすべて階乗(フォントが無いので表示できない)
となります。

ここまではユークリッドの数論これで不十分なものはオイラーが証明しています。

証明を書いてしまうと面白くないので書きません。
オイラー公式に関しては
「オイラーの贈物」(筑摩書房)という本がありますのでこれをお勧めします。

この回答への補足

#2の補足に書いたことが質問の内容です。
「偶数の完全数が2^(n-1)*(2^n-1)の形に限ること」の証明ではありません。よろしくお願いします。

補足日時:2005/09/07 06:59
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
(補足に「#2」と書いてしまいましたが、「#1」の間違いです。ごめんなさい。)

お礼日時:2005/09/07 07:10

完全数の定義って「連続した自然数~」でしたっけ?


私は「自らの約数の和が自分自身になる」だと思っていました。

下のURLをご覧ください。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%8C%E5%85%A8% …

この回答への補足

質問が舌足らずでごめんなさい。
 完全数の定義は、確かに「自分以外の約数の和が自分自身になる。」なのです。(6=1+2+3,28=1+2+4+7+14など)。その完全数の性質に「連続した自然数の和になる」というおもしろいものがある、ということです。
(28=1+2+…+7,8128=1+2+…+127など)
 このおもしろい性質の証明が知りたい、というのが私の質問です。よろしくお願いします。

補足日時:2005/09/07 06:52
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2005/09/07 07:09

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