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めがねにマルチコート(多層膜コーティング)されていると、反射光が一般に薄い緑に色づいて見えるのはなぜですか。

A 回答 (3件)

反射防止コートの蒸着層には、フッ化マグネシウムという物質が使われています。

この物質は屈折率が低いという特徴があり、反射防止には適しているらしいです。

緑色は、このフッ化マグネシウム膜による光の干渉効果で見える様です、正面近くの反射では緑色の反射が見え、浅い角度で反射させると補色の紫色が見えます。

どうも干渉反射が緑と紫に見えるのは、フッ化マグネシウムの特色みたいで、あまり厚みに関係なくそう見えるのは不思議です。この点は私も誰かに聞いてみたいのですが・・・
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
緑の波長との関係等がわかりましたら、お願い致します。

お礼日時:2005/09/07 23:39

#2です。


多層膜の反射による干渉効果の場合、通常は膜の表面と底から反射される二つの光の位相が、膜厚でずれるため、ある波長は増幅、ある波長は打ち消しあって特定の波長が強くなった結果、色が見えます。

一般には緑が目に強く見えるらしいですが、大体波長は500nm位です。この波長が目に入りにくいように設計されているようです。うろ覚えで申し訳ありませんが、確か打ち消したい波長の1/4の倍数が膜の厚みだったと思います。

マルチコートはそれぞれのコートがいろいろな波長の光に対応して、幅広く反射を防止する様に設計されているという事です。

参考URLはうまく書かれていると思いますが、これを見ると緑だけでなく、設計によって色が変わる事がわかります。

ちょっとうまく説明できずに申し訳ありません。
この辺が私の限界です。もっと詳しく知りたければ、科学のカテに質問してください。

参考URL:http://binoculars.at.infoseek.co.jp/seinou6.htm
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この回答へのお礼

2回にわたり、回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/09 02:07

マルチコートは本来、Anti Reflection(反射防止)の蒸着コーティングを


何層にも(6層だったと思います。)重ね合わせてレンズ表面で光が
反射してしまいテカッて見えることを防止します。
俗にARコートと呼ばれるものはこれが単層だったりすることが
あるのですが、日本製のものは多層、つまりマルチが多いです。
マルチコートを施したレンズの表面に光を当てると
緑色に反射したように見えます。
マルチコートが緑色なのは、一番反射(映り込み)が少ないからでは
ないでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
緑と波長等の関係について、何かわかりましたらお願い致します。

お礼日時:2005/09/07 23:44

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