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前に「ドル買い」に関する質問をした者です。
回答を締め切ってから、新たな疑問が涌いてしまいました。

「ドル買い」が進むとドル高になる、という説明があったのですが、
これはつまり、ドルを買い占めると世の中に流通するドルの量が減り、
ドルが希少になって値上がりし、ドル高になるということで理解して
いました。

しかし、よく考えると、「円売り=ドル買い」をするということは、
世の中に流通している円のいくらかをドルに換えてしまうということだから、
世の中から減るのは円であり、ドルは逆に世の中に増えてしまうという結果
になるのではないでしょうか。

輸入業者がアメリカに対して、輸入代金をドル建てで支払った場合、
アメリカには今まで流通していた以上のドルが流通することにならない
のでしょうか。もしそうなると、ドルが巷に溢れることになって、
希少性は薄くなり、ドルの価値も下がってドル安になるのではないで
しょうか。

何か大きな勘違いをしていると思うのですが、どこがおかしいのか見当
がつきません。再度、お助けください。

A 回答 (2件)

こんにちは。


がんばって答えてみます。

まず、貨幣の値段の決まり方についてお話したいと思います。
ドル・円の『値段』=為替レートの決まり方は、もう少し具体的にいいますとそれぞれの貨幣の需要量と供給量の関係で決まってきます。簡単に言えば、
ある『価格』において需要過多、(供給過多)というのでは必ず、今の価格よりも少し高い価格を払ってもよいという人がいるわけですから、価格が動きます。需要と供給が一致するところで価格が決まるのです。
つまりある価格の下では供給と比べて需要が多すぎる場合はその貨幣は『希少』なわけですから、価格が上昇します。(円であれば円高)また、その逆で需要が
供給に比べて少ない場合はその貨幣は『希少価値』がないので値段が下がります。円安になります。

わかっていただけたでしょうか。

>しかし、よく考えると、「円売り=ドル買い」をするということは、
>世の中に流通している円のいくらかをドルに換えてしまうということだから、
>世の中から減るのは円であり、ドルは逆に世の中に増えてしまうという結果
>になるのではないでしょうか

とおっしゃっていますが、ドルや円の供給量について、われわれの需要次第で変わりうるように思い違いをなさっているようですが、それぞれの貨幣の供給量は各国のセントラル銀行(日銀・フェデラルリザーブバンク)が決めています。
つまり、ある一定期間は供給量は固定されているわけです。
もちろん、政策のひとつとして、需要が多いので供給量を増やすという意味で、
間接的にわれわれの需要行動が供給を影響することもあります。

つまり、円売りドル買いが行われても、円が消えてなくなるわけでも、ドルが自動的にふえるわけではありません。供給量は一定です。ただ、人々の需要行動がドルに好意的になっているということです。売られた円は消えるわけでもなく、市場で取引が行える(円売りができる)ということはその円を買っている人がいるわけですよね。また、ドル買いができるということはそのドルを売っている人もいるわけですよね。
つまり、円売り、ドル買いが進んでいても、
ドルを売る人がまったくいないわけでも円を買わない人がまったくいないわけでもありません。それではそれらの貨幣の市場は存在しません。そのような状態が起こらないように、価格=為替レートが動いているわけですから。
つまり、市場で取引が行われているということは、それぞれの貨幣を売ってもいいという人と買ってもいいという人が同時に存在してなければなりません。

すなわち、ある一定期間を見ると、供給量は一定です。それに大して需要量は変動しうるのですが、供給量と需要量の相対的な量で『希少性』がきまり、価格が決まるわけです。価格を自動的に決定するという意味で、市場には『見えざる手』が存在するというわけです。
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この回答へのお礼

自分がドルを買うということは、同時に、誰かに対して円を売っている
ということになるから、流通する円やドルの量が増えたり減ったりする
わけではないのですね。納得しました。
貨幣も一つの商品と考えてよいのであれば、各国のセントラル銀行は、
その商品を市場に供給している会社のようなものですよね?
商品に市場が存在するように、貨幣にもそれを取引する市場が存在し、
やはり需要と供給の関係で値段が決まる、と。普通の商品に限らず、貨
幣も市場で取引されて値段が決まるものなんですね。その市場で決まっ
てくる貨幣の値段が、為替レートということになるのですね。
漠然としていた「為替レート」というものの意味が、はっきりして来ま
した。もっと勉強します。ありがとうございました。

お礼日時:2001/11/06 23:40

「ドル買い」が進むとドル高になる、という説明があったのですが、 これはつまり、ドルを買い占めると世の中に流通するドルの量が減り、 ドルが希少になって値上がりし、ドル高になるということで理解して いました。

( ←正しい)

しかし、よく考えると、「円売り=ドル買い」をするということは、
(×世の中に流通している)『資産として一時的なりデッドとなっている』円のいくらかを『現在流通している』ドルに換えてしまうということだから、
世の中から減るのは(×円)ドルであり、(×ドル)円は逆に世の中に増えてしまうという結果
になる・・・

輸入業者がアメリカに対して、輸入代金をドル建てで支払った場合、(←このお金こそが流通している資金です。)
アメリカには今まで流通していた以上のドルが流通することにならない …なりません。

厳密に言うと、流通量ではなく、『お金そのものの信頼性』と言うべきものだとどこかのテレビで言っておりました。ドル売りが続けばドルの信用がないということで価格が相対的に下がる…信用がなければ流通量が少なくとも価格は低いままなんです。
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この回答へのお礼

私にはちょっと難しい話なのですが、その貨幣が信頼されているからこそ
みんなが手に入れようとして、その結果、流通量が減り、価格が高くなる、
というシナリオが一般的に考えられている「価格が高くなる仕組み」なの
ですよね?
でも、逆もまた真であるわけではなく、流通量が少ないからといって、必
ずしもその貨幣が信頼されているわけではないから、価格が高くなるとは
言えない、ということですね。
勉強になります。ありがとうございました。

お礼日時:2001/11/06 23:46

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