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なぜものを売る場合、たくさん作ったほうが価格が安くなるのですか?
こんな根本的な質問をして申し訳ありません。

A 回答 (9件)

まずは単純なイメージとして、販売価格1,000円で利益率10%で100個の商品を作った場合と、販売価格100円で利益率1%で1,000個作った場合、最終的な利益はどちらも同じですが、大量に作った方が販売価格は安く販売できるという事を考えてみてください。


同一品質の商品であれば、価格が安い方をお客さんは選びますので、企業は大量生産で価格を下げて販売しようとします。
上記の前提を踏まえて、細かくは他の方々が書かれていますのでそちらを参考にしてください。
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なぜものを売る場合、たくさん作ったほうが価格が安くなるのですか?


これは、難しいテーマです。しかし、正確に申しますと、たくさん作ったほうが価格が安くなる場合があるのですか?だと思うのです。
高度成長期の日本や現在のアメリカや中国のように、非常に需要が堅調で、大量販売が可能な市場がありますと、一刻も早く、大量に生産し、大量に販売すれば、堅調な需要があらゆるマーケットに存在します。そうしますと、大量生産できる設備を作り、出来るだけ不良品を作らないようにして、しかも、操業度を上げるように、生産効率を上げれば、確実にマーケットで売ることが可能です。しかし、工場にも、生産能力が限定的ですから、生産能力以上の生産をしようとすると、残業代を払うなど、1個当たりの生産コストが、通常より上がってしまいます。しかし、成長経済では、堅調な需要がありますので、このコスト増加も十分吸収できる場合が多いです。従って、ある程度までは、原価は落とせるが、ある点を境に、安くするのが不可能になり、残業代等により、1個当たりのコストは、増加に転ずる。しかし、それでも、ある程度までは、利益を確保できる為、その点まで、生産を続ける。
しかしながら、現在の日本経済では、大量生産が裏目に出るケースが多いです。どのマーケットでも、需要が変わりやすく、大量生産すると、不良在庫を抱えるリスクが多いからです。つまり、作ったのは良いんですけど、売れない。売れないと、大量の在庫品を倉庫に保管しなければならない。倉庫を管理するのも金がかかる。しかも、手持ち在庫がすぐに売れるという保証がない。そうすると、たくさん作ったという段階では、コストが低いのですが、作ってからコストがどんどん掛かる事になってしまいます。そこで、現在、経営で何が言われているかというと、多品種のものを少量生産して利益を確保しようという動きです。トヨタ自動車グループが長年取り組んできたテーマです。手持ち在庫を極力持たず、大量生産せず、少量の商品をすばやく生産することが、継続的にやっていくと、不良品の生産は許されませんし、すぐに製品供給しなければなりませんので、生産効率も上がるように努力しますと、コストも下がるように努力しなければなりません。これが、カイゼンといわれる物です。今の製造業の主流は、こちらです。トヨタやキャノンなど、利益を相当出している会社は、大体このような生産方式でやっています。
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ご質問の趣旨を取り違えてたら申し訳ありません。



No5で回答させていただいたときは、
生産量と価格設定の関係をなるべく単純にご説明した方がいいと思い、
あえて固定費や、直接商品に転嫁しにくい変動費などについては触れなかったのですが、

実際には、生産にかかるコストには、生産者が毎月固定的(定額という意味ではないです)にかかる費用(固定費)と生産量に応じてかかる費用(変動費)があります。

固定費の代表的なものは、生産施設の建設費や賃貸料、設備や研究などに投資した分についての耐用年数から割り出した毎月のそれにかかっているとみなされるコスト、固定給従業員の給料など。変動費は、エネルギー関連費、仕入れ原材料費、出来高給従業員の給料などが挙げられます。

それぞれの金額の大小は業種や、設備投資の必要性の程度などによりかなり違ってきますので、どれが一番大きいのかは一概には言えないかもしれません。

上記に挙げた項目は、貸借対照表などの決算帳簿に載せる項目とは一致しておりません。あくまで生産して販売する商品にかかるコストについて考えるときに頭に入れておいたほうがいいというものです。

ただし、現実問題で難しいと思うのは、短期経営戦略を立てるときには、このような情報・知識・数字をすべて網羅して考えた方が必ずしも良い結果を生むとは限らないということです。毎回のビジネスチャンスにどの要素が必要で影響が大きいかを把握しておらずに、簿記学などの知識が100点でも失敗することがあるのです。
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1つ大事なことが抜けています。


研究・設計・開発・設備投資には多額のお金が掛かります。
取扱説明書の作成だってそうです。

これを売れた台数で割ると多く作るほうが1台当りが安くなるに決まっています。

まあ、多く作ると買い叩かれると言う話も多いですが。
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価格とは何かと言うことを整理してみます。



ややこしくなるといけないので、物を作って売る人と
物を買う人、この2者だけで考えます。

物の価格は、製造原価に利益を上乗せして決めます。

価格が安くなるというのは、「製造原価」を抑えるか、
「利益」を低く設定するかという選択肢がまず見えてきますよね。

「利益」を低くするというのは、ほかの生産者との競争のためやむなく低くする場合が現実にはありますが、これはご質問とは関係ない話です。大量生産による利益の低設定は、作った分だけ売れる商品であると見込まれる場合にそうする場合があります。(薄利多売のことだと思って頂いてよいです)

「製造原価」と大量生産との関係はどうでしょう。
大量生産により原価が抑えられるのは単純に見ても
二つあります。
一つは原材料の仕入れ価格です。大量生産のため原材料を大量に一括仕入れすると安く仕入れできる可能性が高いのです。
もうひとつは、生産効率(生産性)です。
一つの商品を作るのには、ある決まったラインに乗せるのですが、それを長時間続けることにより、ライン切り替えの無駄の排除やラインの一時停止の必要性の低下、生産する人員の作業の慣れによるスピードアップ。これらにより生産性があがることが期待されます。

こうしたことが複合して、たくさん作った方が安い場合が多いのです。

生産ラインの流れ容量に対して中途半端に生産量を増やすとかえって効率が悪くなる場合もありますので、すべてにおいてYESとはいえません。
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めちゃめちゃ極端な例を考えれば分かるのでは?



100人しか住んでいない国でA社が200台の車を作りました。
車を置いておくには駐車場代がかかり、A社は早く売りさばきたいと思っています。(置いていても金がかかるだけ)

国のみんなは車を買いましたが、2台も必要ないので、100台あまりました。A社は売れないので、値段を半額にしました。
すると、それなら買ってもいいか!と言う人が現れて、50台売れました。

それでも売れ残ったので、更に値段を半額にしました。
すると、そんなに安いのならと、全部売れました。

ものをたくさん作りすぎると、値段が下がります。

※単純に書きましたが、初めから車に興味ない人もこの世にはいます。
でも100円だったら買うでしょ?
興味のある人は高くても買う。興味の無い人は安いなら買おうか。
ものを作りすぎると、興味の無い人にまで買ってもらう必要が出てくるから安くなるわけ。
作らなければ、興味のある人だけに高く売れますので。
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生産のためにかかるお金は、ざっくりと固定費と変動費に大別できます。


固定費は工場の土地代や製造するための機械の保守料金など。
変動費は材料代など。

変動費は生産量に比例してあがりますが、固定費はあがりません。
したがって沢山作るほど、製品一つあたりにかかった固定費+変動費は下がります。
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おなじ設計図で100個作れば設計料は100分の1になります。



製造設備も同様です。

原料も大量仕入で安く買えます。

一個当たりに付ける利益も少なくてすみます。
(一ヶ月で1個売れる商品は1個で給料分の利益が必要ですが100個なら100分の1です。)
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ものの種類にもよります。



一般的には、量産した方が生産システムを機械化・合理化
しやすいので、安く作れるようになります。

しかし熟練工の手作業が必要な工芸品などは、
大量生産しても安くはなりません。
それだけ多くの人数の熟練工が必要になるだけだからです。
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