大腸菌のフリーズストックを作って保存しているのですが、先日、ハプニングにより冷凍庫の電源が一時的に落ち、大変危機的な状況に陥りました。
すぐに冷凍庫の方は回復したのですが、フリーズストックの方を確認したところ、表面が多少溶けていました。参考書やイラストレイテッド等を見ると、フリーズストックは少しでも溶けてしまうと、使い物にならないとのこと。
果たして、少々溶けた程度でも駄目なものでしょうか?また、何故一度溶けてしまうとフリーズストックとしての効果がなくなってしまうのでしょう?
ご存じの方、是非ご教授お願いします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
凍結融解時のダメージを複数回受けることになり、viabilityが下がるから本にそう書いているだけで、
大腸菌でしたら全く起きなくなるわけではありません。
(融けた状態で長く置かれればまた別ですが)
ダメージはおそらく細胞の膨張収縮による膜構造か細胞骨格が壊れることや、生存に必要な酵素の失活だと思います。
気になるのでしたら
(プレートにストリーク)→液体培養→ストックし直し
をやっておいてもいいと思います。
特に元の(トランスフォームされていない)大腸菌のストックについてはやっておいたほうがいいのかもしれません。
でも、自分で作った株については、
プラスミドの状態でちゃんと保存されていて、
大腸菌の親株のストックがあれば
起きなかった時にトランスフォームし直せば十分だと思います。
それとは別の話で
すぐに(数時間くらいで)ディープフリーザーが復活したのでしたら
ふたを開けていなければ温度は保たれていて、融けなかったはずです。
対応に問題があったのではないでしょうか。
それとも-20度の冷凍庫でストックしているのでしょうか。
プレートに播き直して、大腸菌の状態を確認した後、ストックを作り直しをやろうと思います。自分で作った株はプラスミドの状態で残っているので、問題ありませんが、元の大腸菌が心配です。
誰かが抗体をそのフリーザーに入れていたとかで、大慌てで取り出していました。おそらく、その時におけ締めを繰り返したためではないかと考えています。
私のストックは、フリーザーの奥の方へ入れておいたためか、他の人のストックほど溶けてはいませんでした。ご丁寧にありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
追加です。
>それぞれの株について数本余分に作っているので
その場合には複数のディープフリーザーや液体窒素で保存することをお勧めします。
>大慌てで取り出していました
全てのサンプルを退避できる場所がないのに開けるのは
他人のサンプルがどうなっても構わないという非常に問題のある行動です。
その場で蹴りを入れて止めるか、
後で厳重に注意することをお勧めします。
またトラブルがあった時には、まずは開放厳禁の張り紙をして、誰かをそばに置いておくことをお勧めします。
更なるアドバイスありがとうございます。
今度は、別々のフリーザーに分けて保存したいと思います。例の問題児は、フリーザーが戻った後でみんなでたっぷりお仕置きしておきました。以降、何があっても文句は言わないよう、誓約書も書かせました。(冗談ですけどね、本人はとてつもなくビビってました(笑))
今後、トラブルが起きたときのための対策を講じることにします。
No.3
- 回答日時:
大腸菌のグリセロールストックを融解した後再凍結したものから起こした事がありますが、全滅はしておらず、生えてくる菌が少なくなった程度で済みました。
凍結融解を繰り返していくほど生菌の数が減っていくようです。ストックが無事か確認するためには、一度起こしてみるしかないと思います。生えてきたものがいたら、そこから新しくストックを作る事をお勧めします。生えてくる菌が少しでもいてくれれば、新しくストックを作ろうと思います。常に、このような非常事態に備えて、それぞれの株について数本余分に作っているので、どれかが大丈夫であると思います。
早速、ストックの生存を確認します。
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
>参考書やイラストレイテッド等を見ると、フリーズストックは少しでも溶けてしまうと、使い物にならないとのこと。
そんなことはありません。
表面が少し解けた程度なら、それなりの部分は生き残っていると思います。
ただし、解けるとき・凍るとき・ある特定の温度を通過するときなどに、大腸菌は大きなダメージを受けます。
ですから、解けたものを再凍結すると、かなりのダメージを受けているのは確かでしょう。
そして、何度も凍結融解を繰り返せば、ほぼ死滅してしまうでしょう。ですが、一度、部分的に解けたくらいでは、それほど悲観的になる必要はありません。
一方で、全滅しているわけではありませんが、それなりのダメージは受けているでしょうから、ストックを作り直しておいたほうがいいかも知れませんが。
やはり凍結融解を繰り返すのは、よくありませんよね。再度、大腸菌を播き直して、状態を確認した後、必要であればストックを作り直すことにします。
アドバイス、ありがとうございました。
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