プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

よろしくお願いします。

仏教(上座部)を勉強しています。
その中で中村元先生の、易しく書かれた入門書を読むのですが
どうしても”この世界が仮構築された話”になると、
頭をもたげてしまいます><

おぼろげに、理解できそうで、できない。
そこの部分がどうしてもスモークがかかってしまいクリアにならない
感じです。

頭の悪い私に、どなたか、小学生に教えるつもりで(^^;)
教えていただけると、助かります。

A 回答 (2件)

中村元先生は「アーガマ」をも世に出された方で大変尊敬しております。


「世界が仮構築された話」ですが、No.1の方の説明でほぼ理解できますが、質問者様はどうして仮構築というのかがピンと来ないのではないですか?

私見ですがこう思います。
まず、仏教ではご存知のとおり「輪廻転生」と「因果応報」の大きな二つの柱があります。

「輪廻転生」とはこの世的な何かに執着がある限り、何度も何度も生まれ変わってくるというもので、その時に働くのが「因果応報」の法則です。
人は自分の行いによりその「報い」又は「果報」を必ず受けるというものです。

悪事を働いたが一生何とか隠しおおせたと思っても、次の人生で必ずその悪事によって苦しませた他者と同じ程度の苦しい報いを受けるというものです。

何のために「因果応報」の法則があるかといえば、自分が何をして、他者がそれによってどういう影響を受けたかを身をもって知るためです。

そして、そのことにより自分がどういう人間でどういう悪い因縁を持っているかを理解し、反省し「因縁解脱」出来るよう修行に励むというものです。

この考えからも分かるとおり、人は「霊的存在」でこの世に生まれる時だけ肉体をまといます。
「肉体」はこの世の修行に参加するための必需品でこれがないと、物質に対して力を行使することが出来なくなってしまいます。
「肉体の良し悪し」、「両親」、「環境」も全て前世からの因果応報によって決められます。
というより、自分の克服すべき欠点、取り組まなければならない課題に挑戦するのに、最も相応しいものを選ぶのです。例え、それがどんなに辛い苦しいものでも・・・

その辛さ、苦しさは本人が克服出来る力量内のもので、とても歯が立たないような選択はそもそも行いません。
霊の状態のときには克服することが、どれだけ自分にとって「将来の幸福」と「えもいわれぬ楽しさ」と「生きがいと実り」をもたらすものかをしっかり把握できるので、望んで果敢に挑戦するのです。
でも生まれてしまうと、肉体の中に封じ込められてしまうので、霊的な能力の殆んどを失ってしまい、自分が何のために生まれたのか、どうしてこんなに苦しいのか、人生の目的が一体何なのかが分からなくなってしまうのです。

この世は影で全て霊的世界の反映でしかありません。
おおもとは全て霊的世界に存在します。
どんな「考え」も「アイデア」も「思想」も「学術的発見」もすべてまず、霊界において発生し、しかるべき手段により選ばれた、ふさわしいしかるべき「この世の人」に、インスピレーションによって受け渡されます。
受け取った人はインスピレーション自体に気づいていることもあれば、何となく心に閃いたと思っていることもあります。

この世にはあの世からのインスピレーションが常に電波のようにありとあらゆるレベルで流れています。
仏陀レベルのインスピレーションもあれば、観音レベル、一般の僧レベル、凡人レベル、未熟な一人よがりレベル、他者を食いものにしたい邪なレベル、・・・・

そのインスピレーションが同レベルの人に引き寄せられ、その人自身の個性を付加され再び、放出されます。
そしてそれを又同レベルの人が引き寄せ・・・・・・

こうやって人は互いに影響され、影響しています。

人がどれだけ霊的世界から影響を受けているか説明したかったんですが、伝わりましたか?

だから、霊界(死後の世界)が本当の世界で、この世が
「仮構築の世界」なんです。

私の理解している世界観が参考になれば幸いでございます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
よく、わかりました^^
とても、わかりやすく教えていただきありがとうございます。
今のスピリチュアル世界で言ってることが2500年前に、すでに
とかれていたとは。。
改めて、驚きと感動です。
「原因と結果の法則」を知ってはいたのですがそれを実感として
理解できるようになったのは、仏教を知り勉強を始めた頃です。
今では、こうしてここでお礼を打っていること、今自宅にいること
「ここで」今、息をしていること、細部が「結果」として見ることができます。
本当にありがとうございました。
それから、
>>質問者様はどうして仮構築というのかがピンと来ないのではないですか?
ズバリです。私の心の中の言葉を表現していただき何だかすっきりしました^^

お礼日時:2005/11/02 21:56

昔、離れ島に江戸から遠島(島送り)するというのがあったでしょう。

ある期間を過ぎればまた江戸に戻れるということですね。この島が仮の世界ということですね。本当は江戸の住人だが、わけあって島である期間を過ごす。というのが仏教で言うあの世(江戸)、この世(島)の考えなんです。島つまり仮の世界に住んでいるから寿命がありまた生老病死があるということなんです。中村元先生はこの世を仮の世界といってるんです。仮でないとつらいよね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
そうですね、こうして言われてみると「んー」になるんです。。
例えば「塵ひとつにしても、仮構築されたもの」というくだりが
ありますが、前後を読み返してもなんとなくすっきりしないんです(><)
瞑想をしていると確かに「自分って何?」と今更ながら
自分も知らない自分に気がつきます。「私ってこんななの?」って。
そのときに、「仮構築」とその感覚がリンクしました。
んー。やっぱり仏教って奥が深いデスし、難しいです^^;
ありがとうございました。

お礼日時:2005/10/31 21:41

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